ninja

2013年9月19日木曜日

矢島金太郎、半沢直樹、この先のサラリーマン像は。

テレビドラマの半沢直樹(原作オレたちバブル入行組)が人気のようですが。

すんげぇ個人的にはどうよ、と。

10年前はサラリーマン金太郎だったんですよ。
もう少し前だと島耕作シリーズですが。

銀行内部や外部の人との圧力や逆境と闘うって内容ではあるのですが
これ、サラ金の方が凄かった気はする。

暴力団と戦い(場外馬券の話)、内部の問題とも闘って
国(未来都市計画)と、外資(マネーウォーズ編)、メディア(マネーウォーズ編)と闘っている。
ついでに紛争の最前線(アラビア編)にもいたことがある。

たしかに国税が出てくるけど、国税に喧嘩ってわけじゃない。

サラ金と比べたらなんかおとなしくなったな、って印象がある。
サラ金が異質と言えば、そうなのかもしれないけど。

サラ金放映時は、金太郎みたいになりたい、ああいう風に本当はやりたい
という声があった。
半沢でも同じくそういう声が上がる。

もちろん金太郎と同じ事をしろ、といってもとうてい無理だ。
ただ半沢直樹とおなじようになってみたい、というのはどうか。
サラ金と比べててはいけない、とは分かってるけれど。

会社の中に閉じこもってしまう感じがある。

バンカーがそういう仕事だと言われればそうなんだけど。
ただ
会社の中が全て、では困る。
会社があって付き合いのある企業があって、国や自治体がある。
それ以外の関連するところがある。
その視野が抜けてきてしまう気がする。

ただ十年後リーマンのドラマをやったときに、
○○課ってレベルになってしまう気がしないでもないのだが。
それこそ会社のことではなく、その事業部、部署の存続の話にスポットが当たるような
そんな予感はしている。

しかしサラ金やってたのが2000年、まさか同じ枠でドラマをやるとは皮肉。




オレたちバブル入行組
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