ninja

2013年8月29日木曜日

低賃金によって会社は滅ぼされる

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2013/08/post-3022.php
低賃金の幻想が経済をダメにする

ニューズウィークから。


これは笑えない。

この低賃金のまま株式配当に利益を充てるというのは
日本でもある話だったりする。

日本の場合そういった話題を出しにくい環境故に、
おおっぴらに賃金の話がしにくい。

困るのが
この手の会社の人の多くが
会社の中で見ていること。

金は流れるものという見方をしない。
利益は還元されて、流した分だけ戻ってくる。
そういうものなのを分かっていない経営者が見受けられる。


もう一つ言うと
リーマンショック後
日本だとバブル崩壊後うまくいった会社、社長(ITは除く)は
保守、要は新しい物には手を出さずで来ていることが多い。


一時期百貨店にいたけれど、改装スパンが長くなっているのもそのためだろう。

比較的短いスパンで改装(売り場移動ではなくリハウスとかそういう方向の)を行っていれば客数が落ちない。
百貨店って汚いところは軒並み敬遠される。
これはスーパーやコンビニといった客商売ではごくごく普通のお話。
お客さんが入りやすく一品でも買ってもらうためにどうするか。
コンビニやスーパーではそのスタンスが異なる(品物と出来るサービスが変わるため)ため一概には言えないけれど。

それを資金難として先延ばしにしているのは問題といえる。
小売業からすれば投資であり、必要な出費だからだ。

同じ事で
今はこれで利益が出ているから、で賃上げも先延ばしにする。
賃上げを渋った結果はどこに出るか。
そのへんは最近のSNS上での炎上例で分かるのではなかろうか。
そういう人材しか来ない。
ダメージを負うのは本社だ。

SNSの件も含めて今は流れは変わった。
IT化が進み、技術の進歩速度も速くなり
情報速度も変わった。
景気自体も円高から円安へ変わっている。
仕事への考え方も終身雇用からワークシフトという考え方になってきている。

もはや保守的ではなく、改革、革新的である事を求められる。

そもそも守る、ということは攻めることの3倍以上の労力を必要とする。
他の媒体、業界が攻めている以上保守はいつか攻め落とされる。
それこそ今の出版業のように。
実際出版社はコストダウンや人件費削減、リストラがかなり進んでいる。
それでも変えようとしない。

小売業系はマニュアル化している以上難しいのは分かるけれど。
ヒトモノカネと情報がそろってこその会社。
根っこの部分は人である以上
それをおろそかにするのは会社を滅ぼす元となりうる。

2013年8月27日火曜日

世論調査は本当に正しいか? 本当は怖い統計学

ふと朝日新聞の

集団的自衛権の憲法解釈、「変更」反対59% 世論調査http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY201308250232.html

を見たときに統計のことを考えてしまった。


統計学の本が出ています。
例えば統計学が最強の学問である とか


統計学が最強の学問である
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著者:西内啓
価格:1,680円(税込、送料込)
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この本がおかしい、と言うつもりはないのだけど。
ただ危ういと感じているのが
統計が正しい、という風潮が出てきてるのと
それを後押ししてるような感じになっていることだったりする。

前述の通り統計学について否定はしないけれど
データの取り方の過程での
問題はあるってことです。

さっきの朝日新聞を含めて
新聞の世論調査、問題があって
質問内容、質問対象者の年齢層、人数等々書かれていない。
(無料版には記載無し。課金ページには書かれているかもしれないが、それであれば無料でも提示すべき)

極端な言い方をすれば
質問の内容が
質問者の意図する答えが出やすい質問になっている可能性がある。

人数が書かれていなければ
朝日新聞社内から100人アンケートを採って掲載だって出来る。

今回の場合であれば
年齢層を限定するだけでも似たような回答が得られそうだ。

本来であれば無作為に選ばれた対象から、というものから
意図して選ばれた人から意図した答えを引き出す物になってしまっている可能性が出てくる。


データが見えない、データの集め方によっては
それこそプロパガンダになる。

むろんこれは報道で行ってはならない事ではあるけれど
実はこれが平然と行われていたのが日本。

統計上という権威付けで盲目的にさせるために。

本当に統計が正しいのか
それは適正に行われたのか。

もちろん全て間違っているとは言わない。

ただ
統計の名の下に行われているプロパガンダがあるということを意識するだけで
ニュースの見方はだいぶ変わるはず。

景品表示法違反の話が示す出版の現場

http://news.nicovideo.jp/watch/nw741398


いわゆる秋田書店での景品表示法違反の話。

これは版元にいた人からすれば、うちもって人が多いかもしれないです。

実際僕のいた会社では読者プレゼント等は送っていませんでした。
もっとも全てではないですけどね。
ちゃんと送っているものもあります。
読者全員プレゼント、とあるものに関しては。

あの当時この問題が起こったらと思うと
内心笑えません。

確かにはがきを出してくる数というのは本当に少ないです。
アダルトだったので特にそうなのかもしれないですけど
30通ぐらい。
単純な当たりやすさという点では
アダルトは当たりやすい部類かもしれません。

そのへんはおいておいて。

一人で何冊か担当するような版元が多い関係もあって
そういった仕事まで出来ないというのも事実。

どういった話が出てきてしまったことを考えると
雑誌のプレゼントの話は難しくなるのではないでしょうか。

2013年8月23日金曜日

日本の借金幻想

国の借金が1000兆超えました、と朝日新聞が報道。
この報道自体マスコミとしてどうなの、と言うお話なのだけど。

これはツイッターでも言ったのだけど
もともと日本政府の借金なので、日本国での借金ではない。
日本国の借金となった場合、対外債務、外国にどれだけお金を借りているかというお話。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130818/dms1308180726004-n1.htm

借金を返す方法としては
こういう方法もあるわけで。

もう一つ言うと
日銀って日本政府の子会社扱いなんですな(これ自体は知ってるけど、東証に上場してるのは知らなかった)。

だから、日銀が持ってる国債に対しては
金利を払う必要がないというお話。

また借金と言っても国債の種類、借金の種類によって異なる。
当然だけど国内の借金である事を考えると
デフレ期である今からインフレに入れば借金額は小さくなる。

そういった物を加味して考えると
報道内容から考えてもどうなの、と言うお話。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21480488







2013年8月10日土曜日

エクセルが数学嫌いと情弱を救う

ツイッターでは話してるのだけど
最近エクセルで競馬の予想ソフト(シート?)を作ってます。
厳密に言えば、予想支援ソフト、と言った方が正確でしょうけど。

もともとオッズ派なのでオッズ差、オッズの順位変化を調べるのに
オッズの並べ替えしてオッズ差計算をしなくちゃならないため
非常に面倒。
エクセルで管理した方が楽、ということで作ったんですけど。

ということでエクセルの本を買って読んでるんですが。
関数や表示形式の話を読んで感心してする。

というのも
中学・高校数学をここまでわかりやすく利用してるソフトウエアも珍しい。

四則演算は当然としても
IF関数等々はそのまま背理法や数学的帰納法
方程式なんかに重なる。

これらの数式をうまく使うとおそらく指数関数とか三角比も求められる。


面白いのが、数字を扱うだけではなく文字列
それこそ言葉の有無を論理式に入れることが出来る。


この関数の使い方って
数学を実践的に使う頭の使い方と全く同じ。


もっというと
小説を書いたり、本一冊作るときにチャート作る場合があるけれど
これも思考の流れ的に言えば
この論理式とか関数と一緒。


高校で数学を教える際
エクセルを片手に教えた方がいい気がする。

数学って物自体が抽象的だからこそ
実践的、現実的な使い方をするもので例を出した方がいい。

その結果として
数学が唱えていることがら
それこそ数学の本質というのをきちんと学生に伝えられる気がするのだが。

知識格差とか情報格差って
こういった思考を鍛えるというスタンスから入った方が速かったりする。

スマホを持ってる、ツイッターやってるFBやってる
というのが情報強者、なのではなく
実際には情報に対して論理のずれ、欠損情報を見つけたり
分析等々が出来る事。
論理的に説明・反論できること。
そういった力を持っていることが本当の意味での情報強者。

スマホ持ってるだけでは情弱なのである。
何が必要で、何が言いたいのか、そのためには何が足りないのか。
情報の収集はもちろんだけど、真偽判断、整理分析ができてこそのお話。

本当はその考え方を数学を通して学ぶのだけど。

本当の意味での情弱というのは数学嫌いが多いのような気がする。

2013年8月2日金曜日

「高校無償化からの除外は違憲」 広島朝鮮学校が提訴

http://news.nicovideo.jp/watch/nw712242
「高校無償化からの除外は違憲」 広島朝鮮学校が提訴

確かに話にあるよう憲法上、国籍を理由に権利の剥奪はまずい。
法の下の平等、との規定がある以上。
それは正論。
高校無償化からの除外が違憲、というのは正しいように見える。

ただ考えなくちゃならない事がいくつか。

まず一つ目
ここでいう高等学校は教育基本法1条に定められた学校を指す。
いわゆる一条校だが朝鮮学校は各種学校。
よって一条校からは外れる。

似た学校として韓国学校があるが、これは一条校。
高校無償化からの除外は、教育基本法一条規定から考えると適切とは言える。

もう一つ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1
僕自身朝鮮学校の中身をよく知らなかったのでwikiから引っ張ってみた。

ココで大きな問題点。
日本の学校法人なのにもかかわらず
朝鮮総連はまだしも、朝鮮労働党、
実質的に朝鮮政府がからんでるのはどうなのか。

一応は日本の学校である以上日本の学校教育の方針がある。
それと異なる教育を行う可能性がある。
日本の学校が守るべき規定、学校教育法の規定に反する可能性がある。
ちなみに外国人学校でも学校教育法の規定は守ってる。

朝鮮だけ例外、と言うわけにはいかない。

加えて日有害活動(スパイ活動や拉致)に関わっていた人がいる。教育方針は北朝鮮本国が決めているのを重ねて考えると学校教育法に思いっきり違反する可能性。

対日有害活動に関わっている人が校長とか
どう考えても日本にはよろしくない教育反日教育でしょうね。
悪い言い方をすれば
国内で何らかのトラブルを起こしかねない人を育成しているようなものとは言える。


ラスト

http://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/bib00999.php 
朝鮮人学校処置方針 昭和24年10月12日 閣議決定
法律ではないものの、このような決定を下している以上
これが本筋とは言える。

在日の方でも日本の学校に通っている人は居る(むしろ朝鮮学校の方が少数)。

公の学校ではない朝鮮学校への援助はむしろおかしいとは言える。

また二点目にも重なる部分があるけれど
日本が打ち出す教育方針と反日教育は明らかに異なる。
その点を考えても

さて
ココまで見ていくと憲法に対して教育法で対抗するのはおかしいとは言えるが。
では憲法で。

憲法における法の下の平等って
いわゆる身分や立場、出自に対する差別に対して設けられている。
なのでそういったことからの平等は定められているが
社会的な利益等を絡めて考えると、一定の格差を是正する
ボトムアップな性質のもの。

よって
あらゆるすべてが平等と定める物ではない。
今回のお話も公共の学校に行く権利が与えられている以上
人種差別が原因で行われたことではないのである。


教育に関しては義務教育が定められているが
私立に入った場合公立以上にお金がかかる。
これに対して減免を求めることが出来るか。

当然NO。

公立学校と私立、どちらかに行くことを選べるうち
お金のかかる私立に行った。
公立学校に行けるのは皆同じ、ただそれを選ばなかった。
理屈としては一緒。

公立学校か朝鮮学校か。
朝鮮学校と私立を入れ替えれば分かる。

この話はそういうことなのである。