ninja

2013年12月3日火曜日

今の法律は汚いものを綺麗だと断ずるべき、という話。

http://diamond.jp/articles/-/45039
マリファナも売春も世界的には合法化の流れに

売春の合法化については個人的には賛成だったりする。
これだと取り締まりが簡単になる。
管理もしやすくなるし、犯罪も減る。
その点でカジノも案外ありと思ってますが。

ただ議員によってはあまりいい顔をしないだろうし
フェミニスト団体等は反対もするでしょうけどね。
韓国あたりだと昔と同じ過ちを、とか言いそうですけど。

もっとも、このケースって女性が売春をするわけではないことに注意。
男の売春があるのを忘れがちになる。
いや、薔薇族とかじゃなくて、女性が男を買うって方向性ね。


ギャンブルにしても、合法化してきちんとした線引きが出来れば犯罪性は薄れるんです。
まーノミ屋もいますけどねw

合法化された方が他の分野が介入しやすいので
イノベーションの余地が出てくるので
業界の活性化がしやすくなりますし。

麻雀も賭け事と思われつつも
ネト麻が出来たり自動卓ができたりするし。
競馬もネット投票から課金型のデータ分析ツールなんかもある。
競馬の予想会社もあるし、麻雀は雀荘が日本各地にある。
合法化されることでお金が生まれる可能性だってあるわけです。


なんというか
売春を男尊女卑だ、という人もいるんだけど
感情論なんだよね。
賭け事の例を見れば分かるけど
競馬や競輪等々も新たなマネーソースが出来ているわけで。
違法とされているモノに価値観を見いだして
そこからお金の元をつくる。

児童ポルノ法がらみで二次元、いわゆる非実在についてもそうで
賛成派の話ってやはり感情論。
ポルノ産業の経済規模とかそれらが与える社会的影響を歪曲して見ている。

エンタメの効用って
空想だからこそなんでもできる。
それこそ犯罪じみたことでも、自分では出来ないことを行える
ということ。
その効用を理解した上でロジカルに論じるべきではあるんですが。

場合によっては二次元、非実在も含めて、エンタメの定義を法的に定義する必要は考えられますけどね。

気持ち悪いとか理解できないという感情的な理由で切り捨てるのはどうなんだろう。
マーケットの価値、市場的、経済的な価値があるものを安易に捨てるようでは
この先厳しいと思うのだけど。
不況でただでさえイノベーション(技術革新)が遅れている。
むろん技術革新が出来ない分野もあるのも事実だけどね。
だからこそ新たに出てきた分野を大事にする必要がある。


冒頭にのせた売春の合法化にもいえるけれど
法で保護、認可することで巨大なマーケットを生み出せるモノってかなりの数ある。
これは新たに出てきたマーケットではないけれど
既存のマーケットを拡大するために必要な措置を行う事。
法律でそういうところに手を入れていくべきじゃなかろうか。
それこそ汚いと思われたものを綺麗なものだ、と法で定めること。
倫理観よりも経済的な価値を重要視すること、保護すること。
それが結果として国を大きくする方法になってくるのだろうから。

2013年12月2日月曜日

戦勝国が必ずしも優れているわけにあらず

「君は間違っている!日本が日出づる国であるのは戦争に強かったからではない。」私はこれを聞いて、涙があふれ出るのを押さえきれませんでした。高木一臣

http://blog.livedoor.jp/abechan_matome/archives/35093973.html

ツイッターでも書いたのだけど改めて。

いわれてみるとその通り。

戦争に強かったから優秀な国というわけでもない。

そうだったら当然アメリカが一番優秀な国となる。

文化とか今まで成したことが評価されるべきであって

戦争に勝った負けたは全く別物。

そこにこだわることの方が変な話。

 

確かに一つの見方だとは思うけれどね。

 

実際ローマ、それこそカトリックをはじめとしたキリスト系では日本ってランクが高かったりするんです。

日本って世界で一番長い歴史を持つ国でもあるし。

※勘違いされてる方もいますが、幕府があっても天皇家は残ってますし血筋が薄くなることはあっても絶えたこともなかったりする。

中国って4000年っていってるけど、何回も変わってる。中華人民共和国はまだ60年過ぎたぐらいじゃなかろうか。

ちなみにバチカン市国がヨーロッパでは一番古い。というかおそらく世界で2番目。

あれは元々カール大帝の頃だったか、ローマ教皇に領地を寄進したことから始まっている。

イギリスも古そうだけど、何度か変わっている。

古そうに見えるフランスとイタリア、ドイツはもっと新しい。

フランク王国が分裂してから国の形ができるまでだいぶかかる。

フランスが一番古く、ナポレオンが出てきた頃ですらドイツは神聖ローマ帝国だった。

イタリアはガリバルディによって(彼が指導者って訳ではないですが)統一が成されるまで分裂していましたしね。

ラテン系のスペインとポルトガルはレコンキスタの後。

 

閑話休題。

確かにこの話にあるように、東洋と西洋の文化を昇華したって意味では日本ってすごい。

中国と戦い、ロシアと戦いってことを考えても。

まーロシアとの戦争ってもっと楽に勝てたはずなんですけどね。森鴎外のせいで(陸軍医師、白米ばかり食べさせた結果、脚気で倒れる兵士を量産したw)w

もっと誇るべきでしょうけどね。

 

また気がついたのが

17条憲法の話とか、文部省がロシアの悪口を言うなという通達を出したりとか。

今の日本じゃ考えられませんな。

憲法を変える際、この辺も入れるべきのような気もします。

礼儀が廃れているいまだからこそ、こういったことを明文化すべきなのかもしれない。

9条よりも、こっちの方が必要な気がする。

だって和を以て尊しとせよ、って外交にも当てはめれば、戦争をするなとも受け取れる訳です。

無論現状に合わないところもあるでしょうが、再度こういった憲法を見直して取り入れるだけでも変わる気がしないでもない。

 

戦争に勝った負けたでアメリカ様とかいうのとか、自国を卑下するのはどうなんだろう。

それだと本当に大事なものを見失う気がするのだが。

だから今の日本ができてしまったのかな、とも。

2013年11月30日土曜日

政策と税金のあるべき姿

特定秘密保護法案が衆院で可決。
おそらく参院でも可決されるでしょうが。

僕自身はこの法案自体には賛成。
機密防衛としては必要。
実際にロシアでも事件が起こってる。
ただ、乱用の危険性がある現状の法案は可決すべきではないとはいえる。
要はすべて秘密にされてしまう可能性や、どうでもいい秘密や公開すべき秘密を調べると罰せられるという戦前かよってお話になる。
それはまずい。
最終的には戦前に逆戻りになる。

消費税にしてもそうなのだけど
なんというか国益の意識がないと言うよりも
政府は国を支配しているから好きにやっていい、という感じがしてしまう。


政策は国の経済や文化などの流れをコントロールするもの。
ドミネーション、支配や威圧するものではない。
セキュリティーとしての法案は必要、ただそれがドミネーションに利用されるのはまずい。
消費税をはじめとした税制や政策は
産業や所得の拡大、抑制、コントロールに使う。
そこを勘違いしている気がする。
思い通りに、官の都合のよいようにするのが政策、税金ではない。
あくまで民間の活動の潤滑、だったり抑制。

政とは何か
今の政府にはそれが抜けているように思えてならない。

価値観を疑うこと

http://blogos.com/outline/71619/
ハーバードって、まともだよね。

ブログスの茂木さんのブログからなのだけど、
『標準化』って大学以外にも及んでいるだけに笑えない。

今回の大学の場合。
これはちきりんさんも話していたけれど
日本人に英語って必要か、というお話。

日本在住の人が海外に行くことはあっても、海外で仕事をする可能性は高くない。
日本で生活することを考えると英語は不要。
もう一つ言えば、海外に出向の場合日本法人が多くあるため
日本語だけでなんとかなってしまう。
最低限の英語は必要とは言え、TOEICが必要なレベルではなかったりする。

また出向先はアジアが主で、
英語よりも中国語フランス語、スペイン語が必要なケースが多い。

英語にしてもそうなのだけど。
イギリスは別にしても
アメリカの場合近年アングロサクソン系よりもラテン系人口が増えている。
あと、フランス系。
これ、簡単な理由でカナダと南米から移住者が増えているためで
英語よりもスペイン語やポルトガル語、フランス語の方がよく使うというエリアも多い。


なんというか
英語が万能みたいに思われているが
本当にそうなのかって点にも目を向けるべき。

英語が話せることが標準
英語が出来る事が標準、と思ってはないか。
それが当たり前だと思ってないか。
単純に言語利用で言えば中国語が一番多い。
もしかしたら中国が標準になる未来が来るかもしれないし。
ラテン系の言葉が標準になる可能性だってある。

ちょっと離れたけれど。

学生とか人間を計るのに対して定形ってあるのか、というお話。
有名どころで言えばエジソンなんかそう。
彼は今の日本社会では生きていけないでしょうね。

もっとも日本の大学が官僚を作るやり方になっているのを思慮すれば
致し方ないとは言える。
センター試験って典型的な事務処理速度の試験。
どれだけ正確に処理が出来るか。
そういう試験だから。

それこそ官僚を大量生産する、というか
日本のルールに則った人間を作る製造工場みたいなところではある。

ただ天才とか何か新しいモノを生み出す人ってそういったものから外れている人達。
そういったものから離れて俯瞰しているからこそ見えると言うべきか。

当然ながら
そういう人材って普通の見方をしていない。
そもそもその普通というのとか常識というものから逸脱している。
茂木さんの言う例外に当たる人達だ。
そういう例外に当たる人達を排除するのが今の日本。
アメリカではその例外の存在を認めている。
これは文化的な差異もあるでしょうけどね。
だからジョブズのような人間が日本から生まれないのかもしれないですけど。

みんな同じ、当たり前とか
そういう認識をやめること。
当然とか当たり前を疑う事。
日本が変わる第一歩ってそこのような気がする。

そういう常識、当たり前ってローカルな認識だったりする。
日本だって先進国とはいえ
他国から比べたらローカル。
日本での常識が田舎の常識だって考えたら
案外それが怪しいと思えるのかもしれないんですけどね。

動画と広告と今後のメディア

ミスチルを始めとしたアーティストがyoutubeにてチャンネルを持ったり
コンサートの数がずいぶんと増えた。

昔であればCDが売れて何とかなったのだけど
今はCDが売れないせいでコンサートやイベントで収益を取るようになってる。

これはアニメーションなんかでもそう。
アニメーションなんかだと売り上げの半分は物販。
DVDの売り上げ等で何とかする場合が多い。

またイベントの場合、販促と言うことで声優さんに人件費がかからないか
かなり安く使える場合が多い。
これが声優に限らずモデル、俳優などにもいえる。

こういったイベントを使って安くDVDを作ったりして売り上げを上げるというのは良くある。
雑誌のグラビアでも似た傾向はあるし。


音楽、というよりも映像も含めて
youtube、ustream利用というのは今後も増えてくるでしょうね。

業界側からすれば
CD頭の物販よりも在庫リスクが小さい。
youtubeやニコニコ動画だと再生数に応じて収益が入る。
ここが重要で、ミスチルならミスチルの過去の音源が変わらず収益源となる。

過去の音源から利益を出すとすればカラオケからの著作権料ぐらい。
それを考えると新たな収益ベースとなり得る。
アップしている音源が多ければ多いほど、収益は良いし
サイトが増えれば回転率はあがる。

おそらく映画でこれをやるとすれば
キャプチャごとに区切るやり方になる。

もっともyoutubeではCDに取って代わる収益源とはなり得ないでしょうけど。
ただ曲の数が多ければ多いほど収益源としては成り立つ。
おそらくサザンあたりは十分収益になるのではなかろうか。


動画を使わないテキストやイラストなんかだとこういうやり方は出来ないですけど。
ただテキストに関しては有料メルマガって手も一つ。
もっとも有料メルマガは今有効なエッジかな、という印象はしています。

イラストや漫画に関しては課金は案外有効だと思いますが。
電子書籍を考えた場合、イラストを使う分野に関しては
電子書籍の方が収益は見込めると思ってます。
テキストに関しては、電子書籍難しいかもなぁ
というのが印象。
端末によっては凄く読みにくいので
そこをクリアできない限り難しい。
仮に出来たとしても
書店で読むのと違って立ち読みが出来ない。


ただ長期的な目で考えた場合
広告つけて無料で楽しんでもらう方がいいのかな
とは思ってます。
右クリ禁止等つけてになりますが。
※最近まで知らなかったけれど、トレンドアフィリエイトという手法となりつつあるんですねw


やり方次第では音楽や文筆でも食える時代にはなってきた。
ただ同時にSEOやwebの知識が不可欠になったともいえる。
もっともそういった収入が確立しつつあるというのは
ネットがメディアの一つとして認められてきたともいえる。

ニコ動然りだけど。
今後コンテンツのアクセス数に対して課金がされる方式をとるところが増えるだろう。
テキストコンテンツだとまとめサイトなんかも。

個人が情報発信できる時代になってきたけれど
こういったモノを受けて本格的になってきた。
アフィリで儲けようとする人だけでなく
普通の人も利益を出せるようになるシステムが出来てきたといえる。

昔だったら同人誌作ってる人に声を変えたりしてたけど
今はネットがメイン。
音楽も文筆もそう。
そのうちネットやってないとデビューできないって事にもなりそうな気が。

2013年10月4日金曜日

政治に興味をなくした理由 ー震災、TPR、消費税からー

最近非常に困ったことに
政治ネタを書く気力が全く起きない。

政治ネタに飽きた、というよりも
なぜ政治がダメな方を選ぶのか理解できない、と言った方が正しい。

たとえばの話、
TPPで農業が破壊される、ということにしても言える。
何度も書いているような気がするけれど
30項目中の1項目。

メディアがTPP反対となる理由って
記者クラブ廃止や再販制度が消えるといった
自分たちに都合の悪い項目があるためでもある。

日本にとってプラスの項目もある。
すべて加味した上で反対か賛成すべきだとは思うけれど。



余談で
アメリカの成長戦略だという人もいるのだけど
それは全く否定しない。
ただアメリカにそこまでの力が残っているのかについては疑問。
デトロイトの破綻のように
地方自治体の破綻が起こっているし
技術的な部分では日本に相当負けている。
2013.10.4時点でアメリカの債務問題の話が出ている。
これは2年前の8月にもあったけれど
自主的にデフォルトする可能性が全く否定できない。
それぐらいアメリカの状態はよろしくない。
TPPがすんなり通ったとしても
それで折り返すかどうかは疑問。

ただビジネス的なもの、ソフトウェア的には日本はまだまだ。
それを踏まえて、ソフトウェア的な部分を奪い取る目的で
TPP参加というのは有り。


閑話休題。

どうでもいいやと感じるようになったのは
田原総一朗氏がニコ動の番組にて
『沖縄をテーマにするとスポンサーが付かないからテレビでやらなくなった』
という発言があった。
メディアに偏りがあるのは当たり前だと思うけれど
金にならないからやらないというのはどうなのか。

これはおそらくフクシマの問題にも伸びてくると田原さんが話していたけれど
その通りだろう。

来年ぐらいにフクシマ問題を触れるメディアは激減するだろうし
震災から未だ収拾が付いていないのを放置する状況になる。

最近でいえば
メディアが汚染水の話等々しているけれど
なぜそんなことを今更、と。
これらの話は震災直後に想定できたはずだし
今後どういうシナリオになるのかも震災直後に出ている。
初動を失敗してIAEAの査察すら無視して
いろいろやっていることすら知らない人すらいる。

今更そんな話題を出すなよ、
そのニュースを聞いて憤るのも遅すぎる。

なんでって。
震災直後に汚染水問題から何から何まで出ていた
もう起こることが確定されていたものが起こったに過ぎない。

震災問題に呆れたというか
それに突っ込む人も阿呆と言うよりご苦労様としか言えない。


消費税にしても
ケインズを読んでいるんでしょうか、という話。
ケインズとシュンペーター読むだけで
今やってる政府の施策の多くが間違っていることは分かるでしょうに。
経済学の基本を無視して税制を行っているし
それを指摘している人はかなりいる。

もっというと
古事記にて仁徳天皇が
『みんな大変だから、豊かになるまで税金をなくそう』という政策が行われたとの記載がある。
むろん経済学も何もなかったとき
しかも今と違って税収が米や特産物だった時代。
これ、そうとう勇気が要る政策だったはず。

結果的に3年ほどで豊かになって
競って税を納めるようになったとの話がある。


極端な話
仁徳天皇の崩御が427年なので
古墳時代、
もっとわかりやすく言えば
東ローマ崩壊と同じ時期なので
その頃の政治家に劣るのが今の日本政府と言える。


現実的には全部税金なくすは難しいので
消費税、所得税、相続税といった個人にかかる税金をなくす。
ただし公人レベルの私人に対しては適応を見送る。
要は金持ってる奴は払え。
会社はそのままだけど、法人税を安くする。
それぐらいのことは出来る気はする。

それせずに悪法で対応している。


津田大介さんが震災がこんな結末をたどった理由として
最終的に行き着くのは
マスコミの責任、というのは正しい。
少なくともオンブズマンとしてのマスコミとして機能していない。
むしろお互いがすり寄ってしまっている

結果として今の状況を作り上げてしまった。
それを考えたとき
マスコミを殺さない限り国はまともに走らないし
死に続ける。

こんな状況で政治に興味を持てって方が無理だろうに。

次の選挙、投票率はどうなることやら。

2013年9月19日木曜日

矢島金太郎、半沢直樹、この先のサラリーマン像は。

テレビドラマの半沢直樹(原作オレたちバブル入行組)が人気のようですが。

すんげぇ個人的にはどうよ、と。

10年前はサラリーマン金太郎だったんですよ。
もう少し前だと島耕作シリーズですが。

銀行内部や外部の人との圧力や逆境と闘うって内容ではあるのですが
これ、サラ金の方が凄かった気はする。

暴力団と戦い(場外馬券の話)、内部の問題とも闘って
国(未来都市計画)と、外資(マネーウォーズ編)、メディア(マネーウォーズ編)と闘っている。
ついでに紛争の最前線(アラビア編)にもいたことがある。

たしかに国税が出てくるけど、国税に喧嘩ってわけじゃない。

サラ金と比べたらなんかおとなしくなったな、って印象がある。
サラ金が異質と言えば、そうなのかもしれないけど。

サラ金放映時は、金太郎みたいになりたい、ああいう風に本当はやりたい
という声があった。
半沢でも同じくそういう声が上がる。

もちろん金太郎と同じ事をしろ、といってもとうてい無理だ。
ただ半沢直樹とおなじようになってみたい、というのはどうか。
サラ金と比べててはいけない、とは分かってるけれど。

会社の中に閉じこもってしまう感じがある。

バンカーがそういう仕事だと言われればそうなんだけど。
ただ
会社の中が全て、では困る。
会社があって付き合いのある企業があって、国や自治体がある。
それ以外の関連するところがある。
その視野が抜けてきてしまう気がする。

ただ十年後リーマンのドラマをやったときに、
○○課ってレベルになってしまう気がしないでもないのだが。
それこそ会社のことではなく、その事業部、部署の存続の話にスポットが当たるような
そんな予感はしている。

しかしサラ金やってたのが2000年、まさか同じ枠でドラマをやるとは皮肉。




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2013年9月12日木曜日

ゲームと侮るなかれ。ゲームが育てる仕事脳

http://careerconnection.jp/biz/tyosahan/content_920.html
大手通販会社が「マージャン大会」で採用選考をした理由

これ関連で株式会社LIGの紳さんの記事を。
http://liginc.co.jp/omoshiro/sutema/48415
僕と一緒に始めませんか?世界一のカードゲーム「マジック:ザ・ギャザリング」

基本的なお話は紳さんの記事に譲ります。

なーんで麻雀大会の話、というか仕事とカードゲームが関係あるの、となりそうなんですが。

このゲーム、たまにぶっ壊れたカード(要は強すぎて、みんな使うようなカード)が出てきてしまい
使用禁止が出たり、エラッタが出ることもあるんですが。
※最近はカード単体、ユーティリティー性の高さで禁止になる。昔はローコストだったり効果がおかしすぎるため禁止や1枚制限(後述のエターナル、ヴィンテージ環境のみ)措置を食らった。

ここでは一応スタンダード(発売2年以内+最新の基本セットのカードでデッキ構築する)について。
率直にモダン、エターナル(発売後ほぼ全てのカードが使える、後述しますがスタンダードしか知らない人にはもはや別なゲーム)は説明が困難すぎますw


基本的なところから。
各カードセットによってかなり特色があります。
カードセット自体にパワーカードが多い場合、逆にしょぼいカードが多い場合などがあります。
また、5色あるうち強い弱いがある場合等々あります。

また全体的なカードコストの重さ、質なんかで
その環境でのゲームのスピードが変化します。

実際むちゃくちゃ早い時期もあれば、ゆったりしてた時期もあるんです。
まずはここ。


で、
カードの性能や状況、組み合わせによってデッキがでて来るんですが
大体ネットに流れるため、そういうデッキがあるという情報が知れ渡ります。

そうなるとデッキタイプがどんなものがある、組み合わせや相性の情報も出てくるわけです。

大きな大会になるとその傾向が大きく出ます。
勝つにはその傾向を読み切らなければならないんです。
どのデッキで出れば勝てるのか。
仮に同じデッキと対戦したときの対策は。
等々。
場合によっては全部に対応できるデッキにしたりとか。
作ってみたら意外と強かった、
競合もないと大会に出して大暴れしたデッキが実際あります。

デッキによっても違うんですが
小技、例えばカードを使うタイミングや特定カードにおける小技があったりします。
それをうまく使うにはそれなりに練習、パターン判断出来る事が必要になります。

キャリコネの話ではないですが
練習の積み重ねになってきます。

当然ながら持ってるカードの質ってある程度いくと変わらなくなります。
あとはプレイングとかデッキ対策などになってきます。


ココまで書くと分かるかもしれないですけど。
やってる事って実はマーケティングとそれに対する提案等々なんですね。
使う情報が違うだけで、実は一緒のことをしている。

大会の話をするならば
大会の成績のほとんどはスタート時にほぼ決まっていたりします。
メタと対策、練習量なんかでほぼ勝つかどうか分かる、ということです。
さっきの競合がないデッキはブルーオーシャンだし
対策はレッドオーシャンの話にも繋がりますしね。


ゲームがうまい、それこそゲームによってその傾向って違うんですけど
対人ゲー、無電源ゲーに関してはマーケティングや戦術戦略眼しっかりしてる人は多いです。

モノポリーを研修に使う企業もあるぐらいですしね。

ゲームって遊びと捉えられがちですけど
ちゃんと仕事の役に立つんですよ。

ちなみに、
MTGのプロプレイヤーでデイトレやってるからは結構多かったりしますし。
金融なんかでもゲームは役に立つんです。

廃人になるのは困りますけど
ゲームを通して仕事のスキルアップを図るのも
一つかもしれないですね。

2013年9月3日火曜日

SNS炎上の逝く果て 損害賠償と就業拒否

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1308/26/news039.html
「まさか名前まで特定されるとは」 相次ぐTwitter非常識投稿 内輪にネタ提供したつもりが……

これ、実際に損害賠償をめぐる訴訟にも発展しているようです。
ほとんどがフランチャイズ系のお店なので
訴訟化はほぼ確定ですし
ココまで大きく報道されると損害賠償は高く付く。

はじめこの話を聞いたときに
『バックヤードで涼んでいることがまずい』のかと思ってたんですが。

写真を見て納得。
こら問題だ。

ただツイッターも含めてSNSの怖さ、というよりも
使い方の問題なような気がします。

2ちゃん知ってるネット年代だと
ネットから相手の個人情報が探し出せることも知っている。
だから下手に個人が特定されそうな情報もそうだけど
ああいうネタも出さないんです。

やろうと思えばいくらでも見つけられるので。

ただこれはオープンなSNSで起こってしまった。
クローズな環境であれば起こらなかったんでしょうけどね。
もっともこれはこれで、クローズだったとしても結局は同じような事態には発展したでしょうけど。


今後どうなるのか、と言う点でいくと
彼らが就職が出来るかどうか
になってきます。

実名が流れてしまっている以上、大手は事件の加害者の情報全部抑えてきます。
当然です、今回損害を全く回収できない可能性の方が高い。
それを考えたら、同じ事を起こさないためにも
対象者をブラックリストに入れることもあり得ます。

損害賠償で人生終わった的なコメントもありますが
本当の意味で人生が終わったのは
今後数年職に就けないかもしれない、という点についてでしょうね。

ものすごく高い代償を払うことになった
といえます。

2013年8月29日木曜日

低賃金によって会社は滅ぼされる

http://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2013/08/post-3022.php
低賃金の幻想が経済をダメにする

ニューズウィークから。


これは笑えない。

この低賃金のまま株式配当に利益を充てるというのは
日本でもある話だったりする。

日本の場合そういった話題を出しにくい環境故に、
おおっぴらに賃金の話がしにくい。

困るのが
この手の会社の人の多くが
会社の中で見ていること。

金は流れるものという見方をしない。
利益は還元されて、流した分だけ戻ってくる。
そういうものなのを分かっていない経営者が見受けられる。


もう一つ言うと
リーマンショック後
日本だとバブル崩壊後うまくいった会社、社長(ITは除く)は
保守、要は新しい物には手を出さずで来ていることが多い。


一時期百貨店にいたけれど、改装スパンが長くなっているのもそのためだろう。

比較的短いスパンで改装(売り場移動ではなくリハウスとかそういう方向の)を行っていれば客数が落ちない。
百貨店って汚いところは軒並み敬遠される。
これはスーパーやコンビニといった客商売ではごくごく普通のお話。
お客さんが入りやすく一品でも買ってもらうためにどうするか。
コンビニやスーパーではそのスタンスが異なる(品物と出来るサービスが変わるため)ため一概には言えないけれど。

それを資金難として先延ばしにしているのは問題といえる。
小売業からすれば投資であり、必要な出費だからだ。

同じ事で
今はこれで利益が出ているから、で賃上げも先延ばしにする。
賃上げを渋った結果はどこに出るか。
そのへんは最近のSNS上での炎上例で分かるのではなかろうか。
そういう人材しか来ない。
ダメージを負うのは本社だ。

SNSの件も含めて今は流れは変わった。
IT化が進み、技術の進歩速度も速くなり
情報速度も変わった。
景気自体も円高から円安へ変わっている。
仕事への考え方も終身雇用からワークシフトという考え方になってきている。

もはや保守的ではなく、改革、革新的である事を求められる。

そもそも守る、ということは攻めることの3倍以上の労力を必要とする。
他の媒体、業界が攻めている以上保守はいつか攻め落とされる。
それこそ今の出版業のように。
実際出版社はコストダウンや人件費削減、リストラがかなり進んでいる。
それでも変えようとしない。

小売業系はマニュアル化している以上難しいのは分かるけれど。
ヒトモノカネと情報がそろってこその会社。
根っこの部分は人である以上
それをおろそかにするのは会社を滅ぼす元となりうる。

2013年8月27日火曜日

世論調査は本当に正しいか? 本当は怖い統計学

ふと朝日新聞の

集団的自衛権の憲法解釈、「変更」反対59% 世論調査http://www.asahi.com/politics/update/0825/TKY201308250232.html

を見たときに統計のことを考えてしまった。


統計学の本が出ています。
例えば統計学が最強の学問である とか


統計学が最強の学問である
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著者:西内啓
価格:1,680円(税込、送料込)
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この本がおかしい、と言うつもりはないのだけど。
ただ危ういと感じているのが
統計が正しい、という風潮が出てきてるのと
それを後押ししてるような感じになっていることだったりする。

前述の通り統計学について否定はしないけれど
データの取り方の過程での
問題はあるってことです。

さっきの朝日新聞を含めて
新聞の世論調査、問題があって
質問内容、質問対象者の年齢層、人数等々書かれていない。
(無料版には記載無し。課金ページには書かれているかもしれないが、それであれば無料でも提示すべき)

極端な言い方をすれば
質問の内容が
質問者の意図する答えが出やすい質問になっている可能性がある。

人数が書かれていなければ
朝日新聞社内から100人アンケートを採って掲載だって出来る。

今回の場合であれば
年齢層を限定するだけでも似たような回答が得られそうだ。

本来であれば無作為に選ばれた対象から、というものから
意図して選ばれた人から意図した答えを引き出す物になってしまっている可能性が出てくる。


データが見えない、データの集め方によっては
それこそプロパガンダになる。

むろんこれは報道で行ってはならない事ではあるけれど
実はこれが平然と行われていたのが日本。

統計上という権威付けで盲目的にさせるために。

本当に統計が正しいのか
それは適正に行われたのか。

もちろん全て間違っているとは言わない。

ただ
統計の名の下に行われているプロパガンダがあるということを意識するだけで
ニュースの見方はだいぶ変わるはず。

景品表示法違反の話が示す出版の現場

http://news.nicovideo.jp/watch/nw741398


いわゆる秋田書店での景品表示法違反の話。

これは版元にいた人からすれば、うちもって人が多いかもしれないです。

実際僕のいた会社では読者プレゼント等は送っていませんでした。
もっとも全てではないですけどね。
ちゃんと送っているものもあります。
読者全員プレゼント、とあるものに関しては。

あの当時この問題が起こったらと思うと
内心笑えません。

確かにはがきを出してくる数というのは本当に少ないです。
アダルトだったので特にそうなのかもしれないですけど
30通ぐらい。
単純な当たりやすさという点では
アダルトは当たりやすい部類かもしれません。

そのへんはおいておいて。

一人で何冊か担当するような版元が多い関係もあって
そういった仕事まで出来ないというのも事実。

どういった話が出てきてしまったことを考えると
雑誌のプレゼントの話は難しくなるのではないでしょうか。

2013年8月23日金曜日

日本の借金幻想

国の借金が1000兆超えました、と朝日新聞が報道。
この報道自体マスコミとしてどうなの、と言うお話なのだけど。

これはツイッターでも言ったのだけど
もともと日本政府の借金なので、日本国での借金ではない。
日本国の借金となった場合、対外債務、外国にどれだけお金を借りているかというお話。

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130818/dms1308180726004-n1.htm

借金を返す方法としては
こういう方法もあるわけで。

もう一つ言うと
日銀って日本政府の子会社扱いなんですな(これ自体は知ってるけど、東証に上場してるのは知らなかった)。

だから、日銀が持ってる国債に対しては
金利を払う必要がないというお話。

また借金と言っても国債の種類、借金の種類によって異なる。
当然だけど国内の借金である事を考えると
デフレ期である今からインフレに入れば借金額は小さくなる。

そういった物を加味して考えると
報道内容から考えてもどうなの、と言うお話。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm21480488







2013年8月10日土曜日

エクセルが数学嫌いと情弱を救う

ツイッターでは話してるのだけど
最近エクセルで競馬の予想ソフト(シート?)を作ってます。
厳密に言えば、予想支援ソフト、と言った方が正確でしょうけど。

もともとオッズ派なのでオッズ差、オッズの順位変化を調べるのに
オッズの並べ替えしてオッズ差計算をしなくちゃならないため
非常に面倒。
エクセルで管理した方が楽、ということで作ったんですけど。

ということでエクセルの本を買って読んでるんですが。
関数や表示形式の話を読んで感心してする。

というのも
中学・高校数学をここまでわかりやすく利用してるソフトウエアも珍しい。

四則演算は当然としても
IF関数等々はそのまま背理法や数学的帰納法
方程式なんかに重なる。

これらの数式をうまく使うとおそらく指数関数とか三角比も求められる。


面白いのが、数字を扱うだけではなく文字列
それこそ言葉の有無を論理式に入れることが出来る。


この関数の使い方って
数学を実践的に使う頭の使い方と全く同じ。


もっというと
小説を書いたり、本一冊作るときにチャート作る場合があるけれど
これも思考の流れ的に言えば
この論理式とか関数と一緒。


高校で数学を教える際
エクセルを片手に教えた方がいい気がする。

数学って物自体が抽象的だからこそ
実践的、現実的な使い方をするもので例を出した方がいい。

その結果として
数学が唱えていることがら
それこそ数学の本質というのをきちんと学生に伝えられる気がするのだが。

知識格差とか情報格差って
こういった思考を鍛えるというスタンスから入った方が速かったりする。

スマホを持ってる、ツイッターやってるFBやってる
というのが情報強者、なのではなく
実際には情報に対して論理のずれ、欠損情報を見つけたり
分析等々が出来る事。
論理的に説明・反論できること。
そういった力を持っていることが本当の意味での情報強者。

スマホ持ってるだけでは情弱なのである。
何が必要で、何が言いたいのか、そのためには何が足りないのか。
情報の収集はもちろんだけど、真偽判断、整理分析ができてこそのお話。

本当はその考え方を数学を通して学ぶのだけど。

本当の意味での情弱というのは数学嫌いが多いのような気がする。

2013年8月2日金曜日

「高校無償化からの除外は違憲」 広島朝鮮学校が提訴

http://news.nicovideo.jp/watch/nw712242
「高校無償化からの除外は違憲」 広島朝鮮学校が提訴

確かに話にあるよう憲法上、国籍を理由に権利の剥奪はまずい。
法の下の平等、との規定がある以上。
それは正論。
高校無償化からの除外が違憲、というのは正しいように見える。

ただ考えなくちゃならない事がいくつか。

まず一つ目
ここでいう高等学校は教育基本法1条に定められた学校を指す。
いわゆる一条校だが朝鮮学校は各種学校。
よって一条校からは外れる。

似た学校として韓国学校があるが、これは一条校。
高校無償化からの除外は、教育基本法一条規定から考えると適切とは言える。

もう一つ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E9%AE%AE%E5%AD%A6%E6%A0%A1
僕自身朝鮮学校の中身をよく知らなかったのでwikiから引っ張ってみた。

ココで大きな問題点。
日本の学校法人なのにもかかわらず
朝鮮総連はまだしも、朝鮮労働党、
実質的に朝鮮政府がからんでるのはどうなのか。

一応は日本の学校である以上日本の学校教育の方針がある。
それと異なる教育を行う可能性がある。
日本の学校が守るべき規定、学校教育法の規定に反する可能性がある。
ちなみに外国人学校でも学校教育法の規定は守ってる。

朝鮮だけ例外、と言うわけにはいかない。

加えて日有害活動(スパイ活動や拉致)に関わっていた人がいる。教育方針は北朝鮮本国が決めているのを重ねて考えると学校教育法に思いっきり違反する可能性。

対日有害活動に関わっている人が校長とか
どう考えても日本にはよろしくない教育反日教育でしょうね。
悪い言い方をすれば
国内で何らかのトラブルを起こしかねない人を育成しているようなものとは言える。


ラスト

http://rnavi.ndl.go.jp/politics/entry/bib00999.php 
朝鮮人学校処置方針 昭和24年10月12日 閣議決定
法律ではないものの、このような決定を下している以上
これが本筋とは言える。

在日の方でも日本の学校に通っている人は居る(むしろ朝鮮学校の方が少数)。

公の学校ではない朝鮮学校への援助はむしろおかしいとは言える。

また二点目にも重なる部分があるけれど
日本が打ち出す教育方針と反日教育は明らかに異なる。
その点を考えても

さて
ココまで見ていくと憲法に対して教育法で対抗するのはおかしいとは言えるが。
では憲法で。

憲法における法の下の平等って
いわゆる身分や立場、出自に対する差別に対して設けられている。
なのでそういったことからの平等は定められているが
社会的な利益等を絡めて考えると、一定の格差を是正する
ボトムアップな性質のもの。

よって
あらゆるすべてが平等と定める物ではない。
今回のお話も公共の学校に行く権利が与えられている以上
人種差別が原因で行われたことではないのである。


教育に関しては義務教育が定められているが
私立に入った場合公立以上にお金がかかる。
これに対して減免を求めることが出来るか。

当然NO。

公立学校と私立、どちらかに行くことを選べるうち
お金のかかる私立に行った。
公立学校に行けるのは皆同じ、ただそれを選ばなかった。
理屈としては一緒。

公立学校か朝鮮学校か。
朝鮮学校と私立を入れ替えれば分かる。

この話はそういうことなのである。


2013年7月28日日曜日

衆議院&参議院選の結論 『今後も生き残れる政党』

7/21 参議院選が終わったわけなのだが
結果としては何ともつまらない、渋い結果となってしまった。

予想はされていたけれど
自民党の圧勝、ねじれの解消となった。

民主は大幅に議席を減らすこととなった。

そんななか、自民以外で議席を増やした政党があったりする。

日本共産党である。
たかだか10議席ではあるけれど
大躍進である。

もっとも共産党が政権を取ることはないとは思うが
野党として考えるとここまで野党らしい党もない。

社民党や民主党と違い政権の座についたことがない。
ただ単純な歴史としてみれば
自民党と同じぐらい長い歴史を持つ政党だ。

社民党は旧社会党系だが、民主と合流したり社民になったりで
実際には別物とは言える。

去年と今年の選挙の率直な感想が
衆院選のときに東浩紀氏が猪瀬東京都知事の選挙事務所で話していた
『今後残っていそうな政党に投票した』
というのに尽きる。

十年後、維新の会は残っているだろうか
生活の党はどうか、緑の風はどうか。
あるとは思えないではないか。

自民公明は残ってるだろうな、とは思うし
共産も細々と(しぶとく)残ってるような印象はある。
社民は消えていそう。



もっとも共産は地方が強いんですけどね。



共産党って地味ではあるけれど
近年問題になった話、ほとんどがしんぶん赤旗経由だったりする(偽メール問題等)。
告発という意味での実績は凄くある。
その点を考えると野党として今後も生き残るべき党。

笑えない話
日本の新聞で読むに値する、評論に値する新聞が
東京新聞と赤旗だけと揶揄されるほどだったりする。
実際この二社、内容がかなりしっかりしている。
朝日、毎日、読売の記事の裏取りに使うのは大体この二社。

その意味では
共産党の躍進は喜ばしいとは言えますが、
野党としての躍進
共産党には
オンブズマンとしてがんばって欲しい。

自民、早速増税どうするかで揉めてる。
TPPにしてもそうなのだけど
それに正しいツッコミを入れて欲しい。

それが今回の参議院選の結果に報いるって事だろうから。

2013年7月22日月曜日

たった一人の作家が市場を作る時代

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%96%B9Project

東方PROJECT(略して東方)をご存じだろうか。
もともと95年に作られた東方霊異伝から始まっているので
もう20年ぐらい、ではなく
実際には2002年頃の東方紅魔郷からカウントした方が正しいと思われる。
それでも10年ぐらい。
その辺は上のURLから。

いわゆる同人作品なのだけど
マーケット規模として考えると、もはや一つの作品群と言えるレベルを超えている。
単独で即売会があるのは普通(ジャンルとして確立されているので)とは言え
ビッグサイト(5000サークル)でイベントをやるのはかなり希(通常は都産貿で行う傾向が強い、サークル数も2~300程度。2ちゃんにて隔離されていることからもうかがえるけれど、一時期の葉鍵よりも多い。そういったイベントもあるだろうが、葉鍵では大規模系はなかった)。

コミックマーケットでも東3・5・6ホールとなっているのでどれほど数があるか見当が付くかとは。
(ビッグサイトのイベントホール、3/4使ってるお話)
マーケット規模として考えても、相当でかい。
先のビッグサイトのイベントでも、参加料だけで2500万、そこでの売買を考えても
億に近い数字が動く。
(おそらくコミケだとこれの数倍になる)
とらのあなといった同人誌やゲームの店舗販売も考えると
どれぐらいになるか。
実は計算が終わってないorz

ニコニコ動画で1/3ぐらいは東方がらみ。
動画の数だけでも万は軽く超える。
そういった物を加えて考えても
マーケット規模ってものすごいことになっていると推測はされる。

そもそも東方ってZUN氏一人で作られている。
(一部作品を除く)
変な話これらの市場を彼一人が作った(もちろんネット、pixivとかニコ動なんかもありますが)
といえる。


もちろんネットが火付け役である事は言うまでもないし
ネット、SNSや動画サイト
同人誌の販売サイト等々があったからこそこのような事が起こったとも言える。

どんどんツールが出回っていく中で
フリーウェアの創作ツールが出てきた+SNSといった発表の場所が増えた。

そういったものも加味しても
良い物が認められやすくなった
それこそ会社でなく個人でもブームを起こせるし
マーケットを作り上げられる時代がやってきた。

そんな時代が来た今
会社とは何だろうか、と考えてしまったりする。



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2013年7月20日土曜日

変化のない日本の犯罪とマスコミ

最近ニュースで話題のLINEでの殺人事件について。

実は全く触れるつもりはなかったりする。
理由がそのままで
日本の犯罪の典型であって
なぜマスコミがそんなに騒いでいるのか
逆に不可解。

なんというか参議院選をぼかすためのネタとして
うまく使ってるのかな、という印象すらするのだが。

ちなみにこの殺人が典型という理由。
日本の殺人事件、毎年2千件程度起こっていますが
そのほとんどが身内、近親者か顔見知りによる犯行で
ほぼ捕まる。
殺人事件検挙率は9割前後。

ごく希に
15年逃げたり、川崎とかドヤ街に潜伏していたりしますが。
大体が捕まる。
この理由も明確で
理由のほとんどが金銭や人間関係。
殺すつもりがなかった。
要は計画的な殺人が少ないのである。
死体の処理をしたとしても目撃者や証拠が簡単に出てきてしまう。

また計画的犯行だとしても、人が居なくなるとすぐに騒ぎになる。
結果的に警察が出てきて発覚してしまう。

家族や周囲が共犯化するのも実は典型。
『殺してしまった事実を隠すため、かばう』傾向がある。
また集団であれば大丈夫、昔で言う「みんなで渡れば怖くない」的なものがある。
家族の場合、虐待やネグレクトといったものと同じで
家族間で隠してしまう傾向。これは家庭の一員を殺してしまった場合。

今回のキーアイテムにさせられている
LINEにしてもどうなのだろうか。
コミュニケーションツールと考えた場合
電話、スカイプ、メール、ツイッターがある。
さて、これらと何が違う。

この事件を大きく取り上げた理由は
おそらくLINEと若者の関係性ではなかろうか。
若者がどうだ、とかネットがなんだと叩くためにでっち上げられた気がしないでもない。

そういう意味では本当にこの国のマスコミはぶれない。

本当に伝えるべきニュースがあるだろうに。

2013年7月5日金曜日

どんな金融政策を投じても、今は雇用と賃金は増えない、という話

アベノミクスを継続させるためには
雇用と賃金を増やして、マネーフローを大きくしないと難しい
という事をこのブログでも書いてはいるけれど
内心難しいだろうな、と思っていたりします。

財界が安易に賃金の上昇に踏み切らないのもそれだろうな、とは。
だからやればいいと分かっていてもやらない。
最近それに気がついたんですけどねorz

勘違いされそうなので始めにいうと
中国の人件費が安い、とか
東南アジアの人件費、の問題じゃないんです。

これひいては多の先進国にも引っかかる案件なので
おそらくどこでも問題になってくるでしょうね。

最近、この問題の深刻さが致命的なところまで来たとおもわされたのが
農協で金融商品を売っているという話。
これに近い話をすれば
アイルランドの漁師がリスクヘッジのために為替をやっているとか
アメリカの製造業が商品販売よりか金融(高額商品のローン)で利益を上げている
というお話。

これが指し示すのは
一次産業や製造業ではもはや生計が立てられないところまで来てしまっているってことです。

製造業や一次産業で食えないってことは
それを販売する産業でも同じ事が言えるって事です。

そもそも販売業って仕入れと販売値の利ざやで利益を上げている。
価格競争のため利ざやぎりぎりだし
物価下落=利益減少、物価上昇しても利益が上がるわけではないため
厳しい。

始めアベノミクスで賃金の問題って案外簡単にクリアできるんじゃないのか
と思っていたのだけど
いろいろ調べていて
それが難しいと分かる。

その辺は知識不足とは言え、テキストに起こしてしまったことは申し訳ない。
※これについては該当記事にこの件を記載いたしますorz

加えていえば
この15年ほどに新しい産業が出来てこなかった
ってことです。

携帯電話やモバイルインターネットは出たかもしれない
ただ大きく構造を変えるような新しい産業とか
商品って出てきてない。

でかいインフラとかね。

それこそ民主党が削減した京とかああいう新技術関連の再投資をすべきだろうし
道路を作るとか、必要なインフラを作るとか。
維持費が増えるけどその分お金が落ちる分フローが大きくなる。

思い切って防衛省が軍需を拡大するとかでもいい。

その点で考えれば日本はまだ日本はマシな方とは言えますが。


シュンペーターが
イノベーションを続けた先は社会主義化する、と話していたけれど
その社会主義化に近い状態が来てしまった。

そのうち話をするけれど
ベーシックインカムが最たる例。


食料でいえば飢餓というリスクが根絶されてしまい
低コスト化が進んだ。
結果的に生産者にバックされるお金も小さくなる。
生産調整してなんとかするって状況に。

また製造業が厳しくなった理由って
製造効率化によって、これも生産調整が出来るようになったって事もある。
技術の進歩がゆっくりになったのもあるけれど。

作るってことの合理化、効率化が進んでしまった。
結果的に人も少なく、簡単に生産が可能になってしまった。
もちろん農業とか自然を相手にするものに関してはまた別だけど
以前に比べたら格段と効率化されているはず。

またそのほかの産業だって
マニュアル化、簡略化されてきてる。

合理化とか効率化って
要はコストダウンの話。
コストダウンが進めば必然的にどうなるかは分かると思う。
要は人員調整、平たくいえばリストラ。

マニュアルがあって、マニュアルがあれば何でも出来るようになったら
人件費を大きくする必要はない。
極端な話、人がやらなくてもいいことはロボット化する。
危険な作業、大変な作業はすべてロボットがやるようになれば
さらに仕事は減る。
人余りになるからだ。


仕事があってもコストの問題で出世できない、賃金的な問題が常につきまとう。
それを考えたら
いわゆるNEETと呼ばれる人が増えるのは当然とは言える。
職業訓練を受けたところで出世は出来ない。
労働をしても賃金は上がらない。
学校にしても然り。
意味があるの、という問いが出てもおかしくはない。
※ちなみにNEET自体はイギリス発祥だけど
 先進国で増えてきている。

率直にタイトル通りではあるけれど
今後金融政策で景気が良くなったとしても
労働構造、産業構造の最適化が進んだために
雇用の良化は起こりえない。
逆に設備投資によって加速する可能性すらある。

新たな産業か、雇用の状況を何とかしない限り
この流れは変わらない。

これに関しては政府は何ら対策が出来ないと思う。

あるとすれば
複数の企業で短時間働くといった
分割契約を認めるとかそういう形しかない気がする。

2013年6月30日日曜日

反省するな!!

反省させると犯罪者になりますを読んでいるのだけど。
これは犯罪に限らず仕事にも言えるお話。

反省文を書けとかって意味あるのか、って思う方も多いだろう。
僕もその一人だ。

謝るって自発的にやるもので
謝れといわれて謝るものではない。
誰かに謝らせるって謝ったふりになる。
だって、やった方は自分が間違っていないと思っているのだから。

そうなったとき、謝らされた側は、謝らせた方に反発することになる。
結果的に悪循環になる。

反省させるとか謝らせることに意味はない。
それは迷惑をかけられた分なんかしろ、という事を求めているに過ぎない。

謝罪会見というのもそうだ。

本当に謝罪するのに謝罪会見って必要なのかって話。
もはやパフォーマンス化しているし。
先ほどの話でいえば
とりあえず形式だけ謝って怒ってるのをなんとか沈めよう、ってパフォーマンス。

直近でいえば、東京電力。
役員全員が住民に土下座していたけれど、結果としてそれで全て済んだのか。
問題はさらに出てきたのを考えると
まったく意味がなかったと言える。

東電に関してもそうだけど
加害者には加害者の論理がある。
第三者や被害者の論理が必ず正しい、というわけではないのだ。

例えば老老介護で介護疲れで相手を殺してしまった。
何が何でも殺人が悪い、というのは論理として正しいか、というお話。
法律上は悪いことではあるでしょうが。
これって環境を考えると
老老介護って状況を作り出したこととか、周りにそれをフォローできる人は居なかったのかとか
いろいろある。
情状酌量ってそういう時のためにある。

それこそ加害者が被害者だったり
被害者が実は加害者だったりすることもある。
※すべてがその通りというわけではないですけどね。

本当に反省を促させるのであれば
当人がどうしてそういったことを行うに至ったのか
その環境を分析し、改善した上でないと意味がないと言える。

謝るのは自分に非があると認めた時だけだ。
それ以外の謝罪はすべて形だけ。
もっとも真に仕事が早い人や頭のいい人は
その辺がものすごく早いのも事実なのだけど。






反省させると犯罪者になります
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2013年6月21日金曜日

最近競馬をやり始めた理由 ギャンブルでスキルアップを

コラムっぽいお話になるんですがw

ツイッターでは書いてますが
最近楽天競馬経由で地方競馬やってます。
地方だと毎日出来ると理由もあってですが。
今は回収率の問題で勉強し直ししてますが(苦笑)。


なぜ、競馬、と思われるかもしれないんですけどね。
競馬(含めた競技系ギャンブル)が統計分析によって当てることが出来る
って点です。
要は思考訓練になるって事です。

日本にあるギャンブルで代表的なものというと
パチンコ、スロット、競馬、競艇、オートレース、宝くじ、toto、ミニロトってところでしょうか。

ただ宝くじはユーザーが好きな番号を選べるわけではないです。
極端な話をすれば、意図的に売れ残りの番号から当たりを出すということも可能、
ということです。
一等は出ているけれど、それが必ずユーザーの手元かが分からない。

パチンコパチスロは
設定やシステム次第で出る出ないがあるため
確率論になりがちです。
実際収益の関係で、設定を厳しめにして当たりがかなり出にくくしているところもあるという話も聞きます。
設定を回転数だけで見抜くのは厳しい、ってことです。


そういったものと一線を画すのが実は競技系のギャンブルだったりします。
競馬であればどんな馬が集められようと
そこから順位付けするので明確に当たりの存在が明らかになる。

競馬で調べていくと競馬に関するデータがわんさか出ていたり
JRAからもデータ提供するシステムがあったりします。

確率データや傾向データ、それこそかなりの量が出てきます。
確率論で割り切れるものではないですけど
統計やデータ分析のうえで博打が出来る。

もちろんある程度の習熟は必要ですが
当たりがあるかどうか分からないパチンコ、限りなくゼロに近い宝くじから比べると
かなり当てやすいとは言えます。

いくつかサイトをのぞいてみたりするんですが
競馬強い方の共通項として
数字に強いことが上げられます。

これと同じ傾向があるのが
為替と株、投資系のデイトレーダーだったりします。

考えてみればそうなんですが
為替、株、先物も傾向、それこそ統計から指標を作っているので
ある程度指標の仕組みが理解できていること、
統計データ分析が出来る人の方が強いんです。


競馬の場合も同じで
競馬新聞に載ってるデータを元に統計を取って分析して決定します。
実のところやってることは同じ。

これ、もっというと
マーケティングも思考の流れは一緒
実はデータの積み上げと立証というやり方は
作家さんにもよりますが、小説や本の書き方にも使われる方法だったりします。
※実際作家さんのギャンブル好きも多い。

思考法としての分析
一連のロジックを覚えてしまえば
幅広い分野で応用が利く、ということです。

そもそも統計や確率自体が
ギャンブルに勝つために分析を始めたことから来てます。
それなら数学の教科書を見て学ぶより
実際に賭け事を通してデータを自分で集めて
検証していくほうが身になるはずです。

ギャンブルでスキルアップっていう言い方は奇妙に聞こえるかもしれないんですけどね。
ただデータを集めて、分析して結果を出すってプロセスを考えたら
賭け事やるのが一番いい気はします。


やり始めた理由も
賭け事というよりも、知的ゲームとして、
メタゲーム分析やマーケティング思考の訓練って
側面があったりします。


お金にもなるしw

2013年6月18日火曜日

万引き癖ある人を晒し者にするのはOK?

http://news.nicovideo.jp/watch/nw654814
万引き癖ある人を晒し者にするのは危険 自殺や自傷する人も

ニコニコニュースから。
さすがに玄侑宗久さんの話はやり過ぎ。
仇討ちとか報復はこの場合は違う。

それはさておき
いくつか問題点がありまして。

法律上でいうと
万引き犯、常習犯とはいえそれを写真に張り出すことが
憲法で言うプライバシーの権利に当たらないか、というお話。
確かに犯罪抑止のためと限定して可能ではあります。

民事(罰金も含めて)では可能な話ですが
軽犯罪である事とその本人の万引きの原因にもよるでしょう。
窃盗癖ってどれぐらい患者が居るのか、そのデータにもよります。
ただ何らかの別な障害を併発していると考えられるので
判別は出来ると思いますが。

なので
本当に精神的な問題だとすれば責任能力を問えないので違法、
問える場合は適法、とはいえます。

再犯率(45%)を考えると、首を絞めかねない気はしますが。

2013年6月17日月曜日

体感できない学問

体感する数学を立ち読みして普通に買うかどうか迷ってしまう。

というのも
この本で書かれている考え方って
昔ツイッターで書いたのとほぼ一緒。
※ツイートしたつもりになってるだけかもしれないけどorz

要は
この学問が何の役に立つのかという実例を踏まえて
教えるってやり方。

今の子って
勉強が面白いって思ってやってる子って少ないんじゃなかろうか。

それって教育のやり方にも問題があるし
そういう教わり方をしてこなかったのもあるだろうし。

当然ながら
どうしてそういう教え方になったのか
その理由も知ってる。


単純に学問としては
数学が一番面白い上に実用的なのだけど
それがあまり理解されない。

経験上思うのだけど
それが面白いと感じさせるきっかけを与えるだけで
勉強はできるようになる。
我慢して勉強は身につかない。

それはゲームかもしれないし、その辺にある石ころかもしれないし
小説の一節かもしれない。

興味のない、我慢して、というものは長く続かないのだ。
数学や英語を今も使っている人はいるのだろうか。
受験で培ったものをフル活用している人はどれぐらいいるか。

理系だと微積分の面白さを大学に行って知ったという人も多い。
それはまさに何に使うのかがわかって
実際に使った時に面白いと感じる。


勉強は辛いものだとか
きついものというイメージがあるが
果たしてそうなのか。
ただ単純に方法論の問題。


体感する数学
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『友達』の消失と「アキハバラ」

この概要は表示できません。投稿を閲覧するには ここをクリック してください。

2013年6月11日火曜日

マーケット分析とパクリ

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/24487
事業アイデアを模倣されることについて—「パクリ」は美しくないが、止められない


これはITに限った話ではないですけどね。
結構話をしているけれど
出版は特に多い。
専門の出版社でない限り、企画をコピーされる可能性は高い。

これはキツイ言い方をすれば
出版社の悪習となりつつある。

しかもこれがやっかいなことに、早いほうが儲かる。
なんというかITと一緒orz
ただ凄いスピードで先細っていくけど。


まぁそもそもの問題は
営業にマーケット能力がないことなのだけど。

ただ単に「これが売れている」とか
「これが人気がある」と言うことではなくて。

いわゆる先見がないってこと。
ブームに対する先見性、それこそ社会情勢から分析して
こういったものが流行るとか
こういったものが受ける、というのがない。

実のところ
きちんと社会情勢等々分析が出来ていれば
見当が付くのである。

作家さんやブームを作る人でそういった分析を計算できる人は多い。
心理学的、経済学的な分析をかけて。
学問の応用が出来ている人、とでも言うべきか。

例えば
アニメーションで言う『まどかマギカ』『エヴァ』『DEATHNOTE』など
メガヒットを飛ばしたアニメーション、漫画って
分析していくと現代風刺や社会風刺、批判+それがどうなっていくか
なのである。

これはドラマとか創作系全般に言えるのだけど。

社会についての関心の深さと考察、それを作品に反映させるセンス。
それがない限り作品は作り得ない。

よく作家はセンスがないとできない、という人が居るけれど
実際にはどれだけ社会を理解しているかであり
社会経験がない人や社会への認識が薄ければ当然作家にはなり得ないし
創作活動、ライターとしては致命的な傷になる。

ブームはどこから出てくるか。
結局のところ、世の中の動き
この後どうなっていくのかを注意深く見て考えているから
流れが見えて、それに合わせたブーム、流れを作ることが出来る。

結局は社会との親和性だったり見方、分析の仕方、角度の問題だったりする。

ちなみにいうと社会情勢や流れが理解できる人、それこそヒットメーカーほどマーケット分析をしないことも付け加えておく(検証のために分析することはあるが、軸にはしない)。

マーケットを表層的に分析する人ほど社会を知らない、今を知らない。
それらが深く関わっていることを知らない。
マーケットってどうやって作られているか、それに対する考察がない。

マーケットを構成するものは人、それこそ社会。

キツイ言い方をすれば
マーケターとしてのレベルの低さが今の類似本の乱発を招いている。
パクリについてはもはや論外。
マーケットとのコミュニケーションすら拒んでるように見える。
当たり前だけどお客さんを拒んだら商売は成立しない。

こういう手法の末路はおおよそ見当が付く気はしますけどね。

2013年6月6日木曜日

お互い「自分が正しい」をやめれば少し楽になる

少し前に書かれた記事に
『アメリカはリーダーシップを取りたがるが故に、単純な善悪を相手に課する』
という言葉があった(うろ覚えだが)。

悪の枢軸と北朝鮮とシリアを名指ししたのが典型例だし
アメリカ人のプレゼンのうまさも
自分が善である事を高らかに宣言するという意味合いからすると
納得できる気はする。

元々二元論になってしまう理由は
アメリカがキリスト教色が強いためと言われている。
この辺話しだすと長くなるため割愛。

ただ
最近ニュースで見る反韓デモ等見てて思うのだけど
日本人ってこんなだったっけ、というものを良く目にする。
政治ネタや芸能にしてもそうなんだけど。

その辺は印象操作の部分もあるんですけど。
『昔よりもかくあるべき』という風潮が強くなった。

そもそも
正しい、ということは絶対的ではなかったりする。
サンデル氏のこれからの「正義」の話をしよう読むと分かるとは思うのだけど。
絶対的な正義、誰もが正しいという正義は存在し得ない。


同じことが個人間や企業間でも起こっているわけだけど。

正しい、というのはあくまで企業や個人の利害の問題。
もっというと
世間一般と芸能界とか政治の世界の常識は異なる。

変な話、家庭の常識とお店の常識ですら違う。
業界や世界が変われば、常識やルールも違う。
もちろん悪習もあるだろうが。

その典型例がモンスター○○だったりする。
まだこれは本人の常識と世間の常識のずれから生じる。


ただこういうのって
「自分が正しい」「自分が正しい」のぶつかり合いになる。
それが片方が明らかに常識外れであったとしても。

戦争や内紛だってそう。
身近な例だと
日韓の関係とか。

ただ明らかな間違いや錯誤は別にしても
少し譲歩は考えるべきだろうとは思いますけどね。
特に個人間は。
国の場合はつけ込まれることもあるので別。

それに
「自分が正しい、相手が間違ってる」って
たまに見返してみると自分にも責任や原因の一端があるときも多い。
それを認めることはその後自分にもプラスになるはずなので。



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パクリの構造と万引き

http://special.market.yahoo.co.jp/android/rensai/kawanagare/20130604.html
なぜ彼らはパクるのか? パクツイ常習犯が語るTwitterの闇

これを読んでいて、本気で笑えないのが
僕のツイートも結構な頻度でパクられていることw

おもしろ系ではなくて、真面目なツイートがいい頻度で。

自分のタイムラインで月1~2回見てるので、おそらく
その数倍はパクられているかと。

法律の話とか、経済系、社会系等々
要は
賢いと思わせるようなツイートが狙われてる。

ただ、これって長期的に考えてもらえれば分かるのだけど
本人何も得をしない。

それはその本人の思考ではないから、自分の脳から紡ぎ出した言葉ではないので
もし仮にそのツイートで「本を書いてみませんか」となったらえらいことになります。

そんなことはなかなかないですけどねw


しかしながら
この記事を読んで気がついたのは。

この行為をする構造って
万引きと凄く似てるんです。

個人的に聞いてみたいのが
パクツイしてる人の万引きの経験の有無。
いい頻度であるような気がする。

それを考えると
パクツイやめさせたらやめさせたで今度は別なことをする
最悪軽犯罪にいくのかも、と考えてしまいますけど。


ゴーストライトの一部についても言えることではあるんですけど
ツイッターのツイートパクるって、
その本人がそういったことを書けないからっていうのもあるでしょうね。

要は尊敬されたいとか、他者承認を求めたいとか。

ただ当たり前だけど
みんな始めから書けたわけじゃない。


なんでもそうだけど、やっていくうちに分かってくる。
どう書いていけばいいのか、どういうものを求められるのか。

結果が早く欲しい
でも実際に結果が出るのはかなり先。

最近本格的に競馬を始めたけれど(遊びでは結構昔からやっている)
結果が出るのはおそらく
5~6万すったぐらいからだろうし。

どれだけ考えるか、学ぶか。
実践するか。

ちょっと脱線はしているけれど。
他者承認とか尊敬されたいって事の裏って
自分が大してすごくないと理解しているけれど、自己愛的な面がかなりある。

自信のなさとかすごくないと分かっているのなら
単純にそれに対して何かやってみればいい。
やらないだけなんでしょうけどね。

忙しいとか
面倒、大変って常套句を使って。

そういうのを見抜いて受け入れない限り
パクリにしても何にしても
解決しない気はしますけど。

もっともパクられている僕らには関係ない話ではあるし
そんなことを注意・指摘する義務もないんですけどねw

2013年6月4日火曜日

コンテンツのパーソナル化、補足1

http://eazytalking.blogspot.com/2013/05/blog-post_30.html
動画作成のパーソナル化

ちょっと補足。
動画コンテンツだけのお話ししても何だと思ったので
そのほか。
テキストコンテンツ以外での現状を。

テキストを抜いた理由として
テキストコンテンツとなると
メルマガかブログになってしまい
あまり比較対象としてはふさわしくないかな、という観点から。

動画以外だと、イラスト、写真になりますけど。
イラストは今のところニコニコ静画がPVによってお金がもらえるようになっています。
ただ1PVでいくらぐらいか、どれぐらい収益が望めるかは不明。
もっとも比較的拡散しやすく、PVも高いことを考えると比較的低いと思う。

どちらかというと
イラストに関しては営業ツールとしての趣が強い。
これはpixivにも言えることだけど。

ちなみにイラストだけではなく漫画も売れることと
実際にアニメにまでなった例がいくつかあるので
pixivよりもおすすめではありますが。

写真は説明するまでもなく
フォトストック。
pixta等類似のサービスがありますが。
実はフォトストックから雑誌や企業付きのカメラマンになるケースも出ているため
結構侮れない。


現状あるものというとこんなものでしょうか。

イラストは結構微妙なところ。
さっきも書いたとおり営業ツールとして優れている点
イラストコンテンツの破壊力ってでかいのもあって
クリエイター報酬が付くサイトが増えるかどうかは疑問。
普通にブログにアドセンスでも収入になる。

個人的な感覚を言えば
イラストは自分でタンブラーと連動させて
ブログで収益上げた方がいい気はしますね。
アフィリの必要ない、アクセス数だけで十分金になるので。

写真はブログで自分の写真を売ることが出来るので
これも案外堅かったりします。

2013年5月30日木曜日

動画作成のパーソナル化

http://www.pronews.jp/news/1305271050.html
YouTubeの潜在売上が2020年までに2兆円に

ちょっと注目です。
もっとも、ニコニコ動画があれだけ賑やかになってきているのを考えると
潜在売り上げが2兆円、というのは少ない感じもする。

調べていくと
PV数がPV1に対して1円程度、ニコ動に投稿されている動画が2千万超えているので
平均2000PVと仮定しても、200億。
※少なすぎじゃね、と思うかもしれないけど、削除済みや再生数2桁台の動画もかなりある。
 そもそもものが多すぎて有名になれないものもあるし
 再生数が万超えるのは一握り。100万台となると現状ではPSP版ジョジョPV等本当に数えられる ほどしか存在しない。
※2 youtubeは1再生につき2~3円。支払いは一万PVから。ニコ動はアフィリ報酬があったと思う。

興味深いのが
有料動画、DVD化される場合とDVDで出回っている場合は
PVがあまり大きくならない傾向がある。
無料期間でぐーんと伸びる。当然だが。
生放送に関してはまた別。

個人的に気になるのがDVDの売り上げ。
弾幕の有無で大分映像の印象が変わる。
弾幕あってのニコ動なので、実のところ、DVDを買いたいとは思わなかったりする。
消えるととたんにつまんなくなる。

ちなみに
動画コンテンツの広告料、あまり下がらないでしょうね。
違法コンテンツやツールは駆逐されてる上
youtube、ニコ動含めて傾向がはっきりしてきた。
(両方に投稿している場合もあるので当然だけど)

ビジネス系は基本あきらめた方がいい。
はっきり言ってそういうものを求めるユーザーはごく少数。

エンタメ(スポーツ、音楽系含む)やゲーム、アニメはyoutube、ニコ動問わず強い。
同じくでMMDも。
政治の場合もネタ的、それこそ香ばしいネタ、エンタメ的であればそれなりにPVが稼げる。

論壇系も成立はしているものの、むずかしい。
ガチ言論は難しい、ライトな言論になってしまう。
報道系も意外と強い。

物作りとか料理とかそういう系も
エンタメ、バラエティーになるため有利。


コンテンツの性質上と
収益の問題で
会社としてはやりにくい。

収益性との兼ね合いを考えた時
本当に質のいいコンテンツが作れるのは個人になってくる。
ニコニコチャンネルのアニメ無料配信で一週間、どれぐらいのPVが取れて、どれぐらいの収益が発生するか。

ちなみに平均で10万PV、仮に1PV1円としても
10万しか収益が出ない。
12本としても120万。
アニメーションの予算は大体12話形態で1億ぐらい。
明らかな赤字。

そうなると
アニメーションであれば、複数のサイトに投稿して
副収入的に使うぐらいしかない。
もしくは
サイトが増えるのを待つしかない。

個人ではいいお金になるが、業者にとっては厳しかろう。
MMDも使い回し部分があればそんなに時間もかからないが
まるまる作るとなると一ヶ月、半年かかることもザラ。

それなりにSEOやってアクセス対策をした上で
月一本投稿一万程度入れば
個人事業としてはありな気はする。
副業としてだけど。


もっともまだ進化の可能性があるので
広告単価が上がる可能性もあるし
ユーザー数の拡大もありうる。
それ次第では動画だけで食える、という可能性はある。


ちょっと注視はして行きたいところ。

2013年5月26日日曜日

日本の市民活動の一切変わらぬ未来

最近話題になっている橋下さんの慰安婦発言問題
そのうち細かくやるけれど
これに対してリコールを求めるというツイートが流れて
呆れてしまった。

なんというか、
昔の「麻生さんは漢字が読めない、こんな総理は首にしろ」
みたいな話だ。

麻生さんにしても橋下さんにしても
本来の政策と全く関係ないところで叩かれている。
(橋下さんの場合歴史認識の話であって、議員ならさておき、地方自治体の長が問われるべき問題化も微妙)
政策ではものすごくまっとうなことをやっているにもかかわらずに。

こういうやり方は元々マスコミのやり方なのだが
これがネットでもやられている。

ネットで世間をかえられると誤認させたのが
間違いなく311以降のデモ。
人を集めることに対してはネットの方が有利。
それ故にあのデモが実現したと言える。

ただあのデモに参加した人全員が同じ認識を持っていたわけではなくばらばら。
それ以上に現状認識が違う
ただの憂さ晴らし等々。

それ故に総選挙まで政権が変わることはなかった。

それこそ同じ思想を持ってやっていたらもっと違ったのかもしれない。
ただ集まっただけ、集まったことで満足してしまっている。
結果として何も変わらなかった。

http://eazytalking.blogspot.com/2013/05/blog-post_23.html
大学に行かずに専門家になれるか

ある意味で似通った話にはなってしまうのだけど、
専門的な知識を得るのに大学に行く必要もない。
ネットであるレベルの情報は調べることが出来る。
もちろんネットの情報だけでは不十分、学問によってはデータも必要。

ただ単にツイッターの情報を見ているだけでは
デモで理論武装なり、政府発表だったりマスコミの情報のウソを見抜けない。
主張もないから、311デモみたいにただ集まるだけで何も覆せない。
その辺はTPPの反対運動とかも同じく


デモに行くことが悪いことだとは思わない。
新しい流れだけに続いて欲しい。

ただただ単に集まるでは意味がない。
参加者がそれなりに学んで
何が問題で、何がまずいのか。
それをどうすればいいのか。
それこそ5W1Hしっかり学んで自分の意見を持つべき。

それこそただ単に
「まずいことが行われようとしている」というだけで
集まってるに過ぎない。
武器も持たず、空手で、殴る方法も知らずに集まっているに過ぎない。

そんな流れが安保の頃からずっと続いている。

それこそ
ただ集まるだけで訳の分からんシュプレヒコールを上げ
たいした抵抗も出来ずに終わる
市民運動、デモが今後も続くことになる。

みながもう少し勉強して
まともな活動すれば変わるかもしれないのに。

日本の市民運動、デモはまだまだ先が暗い。

2013年5月23日木曜日

大学に行かずに専門家になれるか

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7300205.html
経済評論家の三橋貴明氏は異端ですか?

結構お世話になっている作家兼経済評論家の三橋氏の話題ではあるのだけど。

ただ彼の本を読んでいて思うのが
大学で学問を続けることへの疑問だったりする。

大学や大学院、専門的に経済や哲学、学問をやり続けていくと
○○学派みたいなものが出てきてしまう。

どっちつかずみたいでよろしくないかもしれないけど
派閥とか学派に属さない方が都合がいい部分ってある。

時代は変わる以上、
その派閥、学派の論理が合わなくなってくる。
そういうのに属すると
そこから展開する柔軟さを失うような印象を持ってる。
逆にそういうのに属さない人の方がいい気はしてる。

また大学で専門教育を受けていないというのはいい意味でコンプレックスになる。
それをいい方に生かせば、専攻者うよりも知識が豊富と言うことは十分あり得る。

もう一つ言うと
大学、大学院という機関が
もはや学術機関でないということを示してる。

この回答でもあるように
就活予備校となっていたり
学術機関、研究機関として存在に疑問を投げかける部分が出てきている。

そうであれば、普通に学校ではなく書物やネット経由で勉強している人の方が
よほど知識があるとも言える。

ネットでもグーグルでスカラー検索があったり
論文の検索も可能になっているし
必要な学術書もアマゾンで買える。

ただ独学の場合、読み違いや勘違いもある。
それをどうやってクリアするか。
ネット経由でも無料で講義が見られるところもあるし
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2104A_R20C13A5CR8000/

京大、講義を無料配信へ ネット教育機関に加盟 
↑こういった記事も出ている。

大学に行く必然性がないとは言わないけれど
本当に勉強する環境として
大学という環境が本当に適切かどうか
それが問われている気はする。

2013年5月20日月曜日

今年、中小出版社はどうなるか。

ニュースではなく
個人的なコネからのソース。

竹書房やKKで仕事をしている先輩と久々と電話をしたときに
笑えない話をいくつか。

元々編集予算ダウンの話は聞いていたのだけど
えらい額になってきた
要は受ける側も赤字ぎりぎり、場合によっては相手が予算を提示せず
もらったときに愕然とした、という話も。

当然割を食うところも出てきて
編プロがつぶれる、という話もいくつか。

ただもっとも笑えなかったのが
負債を抱えている中小出版社がかなり増えた、今年ヤバイかもしれない
とのお話。

元々僕が勤めていた出版社(アダルト)も似たようなもので
一年ぐらいムックが異常に増えたあと、赤字が膨らんで会社整理
という自体に。

コンビニの棚を見れば分かるけど
本の発行点数が異常に増えている。
しかもムックが。
定期師は思ったほど増えていなかったりする。
ワンコイン本も増えてる、というか再販が増えてる。
コストダウンだったり
値上げがわかりやすい形で出てる本もちらほら。

その話を聞いて
驚くよりも、あーやっぱりという印象だったりする。

体力のない中小出版社はもはや後がない。
コアマガジンや芳文社みたいに漫画メインでやってるところ以外は本当に。
漫画ってワンコインで出せたり単行本もある
再販できる分割がいい。
グラビア等は一発。いわゆる実用系は似た本が増えて売り上げも芳しくない。
コンテンツとしては弱い。

もう少しで今年も半ば。
今後の出版業界、鬼が出るのか。

2013年5月18日土曜日

「都営交通24時間化」構想で東京の活性化

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130507-00000873-playboyz-soci
猪瀬都知事の「都営交通24時間化」構想。利用するのはいったい誰?

さて
この辺は都心に住んでいないとわかりにくいところがありますが。
都営交通24時間化による影響を考えてみましょうか。

交通網
要は電車バスが24時間動くので
仕事の24時間化が可能になります。
それにより、業種によってはシフトが自分の都合のいいようにできること。
雑誌の編集であれば、夜仕事して朝帰ることも出来るし
通常通りに仕事をすることだって出来る。
ライフスタイルに合わせた勤務時間を作ることが可能って事です。
そうなると深夜手当のような時間帯によって給与が変わるようなものは消えるかもしれません。

また与える影響としては
24時間営業の飲食店、スーパーのほか、様々な業種で24時間制になる可能性が出てきます。
それは同時に雇用を促進することになります。
ただ深夜時間帯だからといって給与は変わらないので
その点は経営的には楽になるかと思いますが。

そうなったときに面白いのが
居酒屋やバーですね。
だって昼夜問わずお客さんが来る可能性がある。
そうなれば、方やランチ、かたや酒、という状況になります。
飲食店的には面白い状況になるかもしれません。

記事の中で森永さんがタクシーが打撃を受ける、という話をしていますが、
深夜料金がなくなる代わりに、人は増えるのでまったくマイナスというわけではないはずです。


地下鉄や鉄道のメンテについては
考える必要がありますが。

ただこの傾向が地方に波及するとは考えにくいのと
格差拡大に関してはもう止めようがないのでここは考えない方針で。
むしろ雇用機会が増えるという見方の方が正しいと思いますが。

鉄道や交通網に関しては公共投資が入る分民間的にはプラス。
業界的には需要が伸びる分プラス。
雇用的には深夜勤務でも賃金が下がる可能性が出てくるものの
時間問わず仕事が出来る可能性が出てきたことはプラス。

総じてプラスになるはずです。

池袋、新宿に行くとベビーカー片手に夜遊びする親御さんが居たり(あまり好ましいとは思いませんけどね)するので
時間問わず仕事が出来ることのメリットは大きいし、
変化も小さいのかもしれないですけどね。

その分歪みの発生は考えられますが
それはその時に処理するしかないでしょうけどね。
他の都市との比較をしていって結論を導き出して欲しいです。
ただ他国、アメリカなんかとは国情が違うのでそれを参考程度に見て
という形にはなるでしょうが。

整備さえしっかりすればかなり機能すると考えますが。
それが景気にプラスになるかはさて置きですが。

2013年5月14日火曜日

ドル円が100円を超えた件について。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MMM8SY6K50XT01.html
ドルは100円が今や支持線、2カ月で105円の円安予想-ドイツ銀


ドル円で100円が支持線、というのはもはや言うまでもないでしょうねw
FX関連の記事で普通にこれ書かれると基本からやり直せ、と思ったりもしますが。


ここで為替の解説をしたくはないんで
支持線抵抗線についてはググレカス。
というかなるたけ為替および金融系に関わる人を増やしたくないので
ググるな。


ただ100超えた時点である程度伸びるのは想定の範囲内ではないでしょうかね。
ストップのロングもおそらく100超えた付近にたまっていたと思われるので
そこから一気に伸びるのは想像に難くない。

それに
大分堅かったのは周知の事実なので
固い壁は鉄壁の床になる、それだけのこと。

100円割るのは難しいでしょうね。

G7が円安許容というのも各国の事情を知っていれば想定の範囲内。
理由の一つ目として
ロシア、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ。
どれも景気が良いとは言えない。
G7で景気がいいのはカナダのみ。
日本の景気よくなることで、自国の不況を脱する起爆剤になる可能性はあるわけで
多少の不利益は目をつぶる、といったところでしょうね。
ユーロは今ジャパンマネーの投下が始まっているので
ユーロ圏は今の円安トレンドにケチをつけられない。


ただしG7が認めただけであって
一時的に伸びてもそこからの追加材料がないかぎり
伸び悩むでしょうね。
100割るのは短期的には難しいとは言え。

あり得るとすれば
来月頭の雇用統計ぐらい。
ただし失業保険の状況や経済指標を見てる限り、
ドル買いに進みそう。
広がったスプレッドで一時的に割るのがあるぐらいか。

今後は日銀の発表だよりになりそう。
案外ココが曲がり角だったりして

2013年5月12日日曜日

タイガーアンドバニーが描いた現代日本

タイガー&バニーというアニメーションがあるのだが、
全編見て良くできてると感心してしまった。

アメコミ風のヒーローが跋扈する街。
アメコミと違うのは
コスチュームに企業のロゴがあること、
それらヒーローはプロダクションに雇われたヒーローである、ということだ。

超能力で戦うというのはそのままアメコミなんだが
実際の活躍がテレビ放映され、
活躍によってポイントやギャランティーが変わるというもの。

ああ、ヒーローもサラリーマンになる時代になったのか。

当然活躍すればスポンサーの宣伝にもなる。
活躍することを半ば強いられているヒーローというのも皮肉だ。

もっとも現代風のコーポレートイズムだけではないのだが。

テレビ放映しているのはれっきとした犯罪の現場だ。
それを嬉々として放映するテレビマン、
子供達が見ている光景は気が狂っているようにも見えてしまう。
少なくとも正気の沙汰ではない。

社会学者の古市さんが著書の中で
現代の若者は震災すらネタとして楽しむ、というのに非常に酷似している。

2011年の震災以後デモが起こっているが、
それも一種のネタになっていた。
デモのようなイベントを
犯罪の様子に置き換えた感すらする。

しかしながら
働きマンで火災の様子を携帯で撮る群衆という話があったけれど
感覚的にはこれの先にある。
ケータイやカメラ、ディスプレイを介して距離をとって
世界を見ているようにしか見えない。
それこそ、自分のいる世界とは全く別な
バーチャルなものとして。

ヒーローになるはずだった男が犯罪でヒーローになれなかった、という話も

今の学歴社会に通じるものがある。
冤罪事件や、ほとんどの事件の黒幕は
テレビ局の社長とか。
これは小沢裁判を思い出すが。

小沢さんも冤罪だった。
そしてそれを誘導したのは検察でありテレビ局、マスコミだ。

それをネタとして祭り上げた。

アイロニーとして良くできていると感心しつつあると同時に
対策がないことに対して憤りすら感じる。

作品としてはものすごく面白かった反面
風刺としてものすごく刺さった。

共通番号法案が衆院通過


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201305/2013050900052&rel=m&g=pol
共通番号法案が衆院通過

ツイッターなんか見ると
これは管理社会への第一歩と批判していたりする方も。


流出したとき、どうするんだ、というのについてまず。

グーグルでもいいけど
自分の名前検索すると
結構情報流出してることに気がつく。

実家に悪徳商法のセールスマンが来たり
メールやDMが来たりと
僕自身が実際にあった例をあげたのだが
確かに結構面倒ではある。
ただその程度だろうともいえる。
(もちろんそれ以上のこともあり得るだろうが、
金銭的なものであればスキミングとかになってくる。この辺は予防が出来る)

変な話、個人情報が流れたときに
どんなトラブルの最小と最大を調べておくだけでも違う気はする。

率直に、死に繋がる様なことっていうのは希で
DMが来る程度。

コンプライアンス的な問題と流出の被害の問題はまた別なので
流出してもいい、と言ってるわけではない。
単純に個人情報の流出にびびりすぎなんじゃないのか
ということ。
ただ備えはするけどね。

逆を言えば
欲しい人が個人情報を得たとしても
その程度にしか使えない、ということです。
本当に特定の個人情報が欲しければ
探偵に頼みます。

で、
管理社会になるのでは、というお話なのだけど。

えー
おそらく混同してると思われます。
これ、ニュースを見れば分かりますが
それこそ昔あった住基ネットなんかもそうで
事務手続き上管理番号をつけている。
行政手続きってかなりたくさんのものがある。
そういった手続きの問題、手続きに必要な情報が違うため
手間の問題が発生してしまう。
管理番号、それこそ行政手続きに必要なデータの一元化をしてるわけです。

社会保障(年金とか)に必要な情報と免許更新に必要なものというのは別なんです。
ただそれを別個に管理すると手続きに時間がかかるので
それをまとめましょうというお話。

確かに管理社会かもしれないけど
ちょっと意味合いが違う気がする。
おそらくはあらゆる面を組織化して管理、操作して統制や抑圧を行うというお話。

確かに行政手続きの円滑化という点での管理ではある。
ただし行政側が持っている個人情報、それこそ財務や犯罪歴等の情報で
統制が出来るのかという点は疑問。
推測は出来ても、そうだと確定は出来ない。

なので管理社会化に繋がるのか
という批判は当てはまらない気がする。
これが民間主導になったら話は変わってくるのだろうけれど。

2013年5月10日金曜日

ネオヒルズ族になるより、汗をかけ。

http://news.nicovideo.jp/watch/nw607253
ついに逮捕者も出た「ネオヒルズ族」 “絶対に儲かる”仕組みのウラ側

佐々木さんも指摘してるけれど
ヒルズ族とネオヒルズが違うのは事実ですよね。
インフラやコンテンツのヒルズ族だったのが
情報商材と金融系商材メインのネオヒルズ族。

情報商材を作った時期もあるし
そういう関連の方とおつきあいがあった時期もあるけれど
ビジネス的、一般的な感覚がずれるのが分かったので
一切付き合いをやめたのだけど。

実際に成功している方も居ますし、
きちんとした手法を実践して、商材として売っている方も居ます。
ただし情報商材という性質上
中身が分からないため即ウソと分かるものでも
ふたを開けなければ分からないものでもあります。

僕は金融系については否定できませんし
投資でヒルズにのし上がるのについては
むしろ肯定してます。
金融系で利益を出すってかなり難しいので
尊敬に値するとは思いますけど。

ただ
偽の情報商材を売るというのはいかがなものか、
とは思いますけどね。

セミナーをやるのはいいと思うし
ビジネスのノウハウを教えるのも別にかまわないと思いますが。

結局のところ言えば
教わって身につくノウハウってあまりなくて
自分で苦労して身につける方がよっぽど力になる。

そもそも
本当に儲かる情報が流れてくるのか、
それを疑問視しない時点でダメだとは思うんですけどね。

その辺はスパなんかも特集組んだりしてるから
同罪とは言えますが。

別に今やっていることでも
少し頭をひねれば大きなビジネスになる可能性がある。
それに気がつけばいいだけなんですけどね。

情報商材を買う前に
自分の手元に何があるのか見直すだけでも
全然変わってくるはずです。

2013年5月8日水曜日

違法アップロードをどこまで認めるか

http://news.nicovideo.jp/watch/nw604049
違法アップロードと海外オタク

これはちょっと考えてしまう点。
違法アップロード自体は問題ではあるのだけど
これ自体が販促になっている部分は否定できない。

海外で人気が出たとすれば
違法であったとしても
先行投資となり得る。
マーケット開拓となり得るし、海外での発売がしやすくなる。
国内でも販売にプラスになる可能性もある。
というより
違法アップロードとは違うものの、
madムービーから視聴→購入となる例は結構ある。
もちろんこれが逆効果となるケースもあるのだけど。

ドラマやアニメーション以外でも
音楽やスポーツに関しても同じ事が言える。

もちろん映像コンテンツだからこそ、言えることで
これがソフトウェアだった場合はまた話が違ってくる。


ソフトウェア、特にゲームだとコンテンツ全て手に入れることになる。
違法アップロードによって
売れなくなり損害が出ていると訴えるメーカーもある。

グーグル検索にて
アドレス+タグを入れると実際にサイトに飛んだ回数が分かる様になっている。
それで人気タイトルと人気のないタイトルを調べたところ
当然ながらアクセス数に開きがあった。
ただ、そのすべてがダウンロードしているわけでもない(分割で2~3回ギガ単位のダウンロードは厳しいのでは)。
ウィルスの可能性もあるので、ダウンロード率はかなり低めになる。

1サイトでの話だけど、複数の場合でも、損害が出るレベルか、というのには疑問がある。
だからといってアップロードを正当化するつもりもない。
この辺は別問題。
だとしても違法ダウンロードで売れなくなったというのは責任転嫁。
売れているメーカーがあって収益を阻害していないことを考えてもそれはいえる。

また最近adobeのソフトウェア(Photoshopとかillustrator etc)の一部が
無料開放(と言うわけではないのだが、公式で落とせる)されている。

もちろんシリアルキーをなくした顧客用ではあるけれど
これが今後新たな需要を生むかもしれない。
これも先行投資となり得る。


孫さんが昔
ネットは今後コンテンツで利益を出す
と宣言していたのがあった。
ブロバが下火になり始める少し前のことだけど。

コンテンツで利益を出す時代は続くかもしれないが
企業ではなく
個人がコンテンツを打ち出す時代になってきている。
企業はコンテンツマーケットの打ち出し方や
プラットホームを提案し
販売する時代になったのかもしれない。
もっとも企業のコンテンツ産業は残るだろうし
企業と個人が手を組むような作品も出てくるだろうし
出来つつある。

個人が自由に配信やコンテンツ作成が出来る媒体が出てきた時点で
違法アップロードって問題が発生の可能性はあったと言える。

そこから考えても
違法アップロード、ダウンロードとの付き合い方
それこそ漫画と二次創作ではないけれど
ガイダンスみたいなものとかをはっきりさせるべきかも。

もちろん、映像についてはだけど。
ソフトウェアはまた別に。

2013年5月6日月曜日

アメリカから日本へのまっとうなツッコミ。

http://diamond.jp/articles/-/34964?page=2
米国為替政策報告書に書かれたアベノミクスへの“真っ当な”提言

「力強い経済回復をサポートし、潜在成長力を引き上げるには、国内の競争を過度に抑制している規制を緩和して、国内経済のダイナミズムを高めるための基礎的で一貫した対策を取っていくことが日本には重要だ。(今回の日銀緩和策のような)マクロ経済への刺激策は、短期的には経済を支えるが、それは生産性や潜在成長力を高めるための構造改革に取って代わることはできない」

これ、端的に
アベノミクスを持続させるような政策をとれ、ということですな。

確かにアベノミクス自体は宣言のようなものであって
現実問題何もやっていなかったりします。
為替はそれで下がってきてますしね。


経済の活性化をさせても

それを持続させられなければ意味がない。
マネーフローの拡大と賃金の上昇。
物価上昇だけしておいて賃金上昇が起こらないと
もはやまずいお話。

日本って実のところハイパーインフレまで行かなくとも
中程度のインフレが必要という意見も出てる。
個人的には前から10%程度かな、と考えていたけれど
2~30%という意見すらある。
確かにインフレ-5~7%が続いていたのを考えるとそれぐらいは必要なのかもしれない。

物価について言えば。
今回の日銀オペで国債の買い上げが行われる。
それに伴い市中に紙幣が出回ることになるが、
これ自体が元々FRBが行っていたQE1、QE2と同様。
QE3で紙幣バラマキが行われなかったのと同時にこの動きが出たので
通貨差がリーマン以前に戻っている。

もっともこれでフローが出来たわけでもなく
貨幣の状況(対ドルについては)がリーマン前と同じぐらいになった。
ただそれだけのお話。
ここから消費の活性化の促進とフローの拡大を行う。

手っ取り早いのが
(無駄でない、資産になる)公共事業を国債大量発行で行う。
ダムを壊すとか、高速道路をつくるとか、
かなりある。
それこそアルプスをぶっ潰すとかw

現実的な話だと
防衛費。
金使い官庁と言われているけれど
尖閣の問題を考えれば、今文句は言えない。
思い切って使うべきだろうし
自衛官の募集も中途で出来るようにするとか
人員の拡大を考えてもいい。
それこそ震災の時に自衛隊がどのような動きをしたか
この国の立地や地勢も考慮すれば
ありな選択だとは。

なんにせよ
後は政府がどう考えるか。
自分で作った流れを潰すような政策だけはやめて欲しいもんです。

2013年5月4日土曜日

四月米国雇用統計

5/3に4月の雇用統計が発表されました。
前月10万人を切っていた雇用が16万まで回復。
失業率は7.5%

先月よりも回復したと言えますが、
前々日のFOMCの結果を鑑みると
まだ底打ちとは言えない状態とはいえます。
このまま回復基調を進むかというのは疑問符がつきます。

また為替でいえばECBの政策金利、利下げのニュースが入ってきました。
これ自体は事前観測があったのでサプライズではないのですが
欧州も緩和に向かうものと見られています。

アメリカ、欧州ともに不況に対して出口が見えない状況とは言えます。

負債総額でいえばアメリカの半分の欧州、
ただまだ増える可能性があるのを考えると
アメリカの回復の方が早いとはいえますが。
問題の複雑さもありますが。

ただ規模が如何せん大きすぎるアメリカ、
そう考えると案外同じぐらいのタイミングで回復してくるかもしれませんが。

これは私の仕事ではないを貫き通すと何もできない、ではなく使えない人になる

http://d.hatena.ne.jp/gothedistance/20130427/1366990148

これは私の仕事ではないを貫き通すと、何もできない人になる

これ元ネタは部署が違う場合と中途採用でのお話。
こっちは同じ部署内でのお話。

ただ、これは結論としては一緒のような気がするんですけどね。

入ったばかりの人が仕事を断るな、というのは正論。
ある程度仕事に慣れた人に簡単な仕事をさせるのは無駄だけど
ケースバイケース。
人海戦術、人手が必要なときは必要だし、優先順位があれば断るべき。

他の部署の仕事を振る場合にしても
幹部候補は受けるべきだし、それ以外であればやるやらないは自由。

ジャンルは変わるけれど
飲食店の仕込みを店長や幹部クラスがやる場合もあるんです。
その方が早いというのと、基本をおろそかにしないという考えから。

その点で考えれば
基本的な仕事や他の仕事を断るって
自分の可能性を狭める結果になることも。

営業もエンジニアや現場のことを知らないと
売り込みで全く話が出来ない。

百貨店で豆腐売ったときも
料理をやってるかどうかで売り上げ出せるかが変わる
それ分かってるから、自腹で買って、スタッフに配ってたし。
今勤めてるホームセンターでも
職人が何を必要としてるか知らないと品揃えで失敗する。
それと同じようなこと。

断ることも必要だけど
自分のキャリアデザインに必要なことか
それも考えて仕事を選ぶべきではある。
案外基本的なところに答えが落ちていることもあるし
他の部署に答えが見つかることもある。
引き出しが増えることは戦術的にも有効だしね。


2013年5月1日水曜日

東京マラソンでテロは起こるのか?

http://ja.wikipedia.org/wiki/2013%E5%B9%B4%E3%83%9C%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3%E7%88%86%E7%99%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
2013年ボストンマラソン爆発事件

ニュースを見られている方だともうご存じでしょうが。

このニュースでちょっと気になるのが、
他のマラソンでも同じ事が起こるのか
ということです。

ウィキペディアにてちょっと調べてみたんですが。
今回の容疑者とされている人物は、
2002年に難民としてアメリカに入国している。
年代から考えてアフガニスタン、ムスリムだという記載もある。

ムスリム、いわゆるイスラム教徒だということで
アフガンの復讐と捉える方もいるんでしょうが。

その場合
2002年からのタイムラグをどう説明するか、と言う話に。
復讐のつもりであればもっと早くにやってもおかしくない。
アルカイダが実質なくなったいまやるのは不自然。

記載を見てみるに、家族と共に難民として渡米してる。
で援助に基づいてとあるので
しばらくは援助があったと見た方が正しい。

その後(2002以後)何があったのかを考えてみる。
リーマンショックが起こってアメリカで失業が増えた。
中国に依存するビジネスモデルが出てきた関係もあって
中小企業は厳しい状況になった。

経済的にも厳しい状況
アフガンよりも安全とは言え、
状況的には
アフガニスタンで生活していたのと
変わらないのかもしれない。
不況になった分酷くなったのではなかろうか。
そこから考えると
『アメリカのせいで』
となってもおかしくはない気はする。


これはテロなのか、と言われればテロだろうが
アルカイダではなく、アメリカ自身が作り出したテロなのかもしれない。

これは日本では起こらなかっただろう。
アメリカゆえの悲劇だ。

2013年4月29日月曜日

今更聞けないリーマンショックのこと

そう言えれば
リーマンショック、という話もたまにあるので
ちょっと説明を。

その前に、リーマンショックの原因になったものに
サブプライムローンというものがあります。

ちょっとこれについて触れときたいと思います。

サブプライムローン、というのは
ローン審査に落ちた人に対して多少割高にする代わりに、
ローンを組めるようにした金融商品です。

ローン審査に落ちる、ってことは
低所得者、お金がない人向け、ってお話です。

悪い言い方すると
ヤミ金みたいなやり方、といえます。

で、
このときにサブプライムローンの対象になったのが
不動産。

おそらくこの辺で感づく人もいるかもしれませんね。
特に4~50代。

サブプライムローンが出来た背景として
『アメリカの不動産価格上昇』
があげられます。

要は

不動産が欲しいけど、お金がない
サブプライムローンで買う
不動産価格上昇
ローン払えなくても、不動産を売って差益が出る

という仕組み。

しかも世知辛いお話で
低所得者がこれを始めた理由が
借金返済のためとか
入院費とか、どうしてもお金が欲しい人向け
だったりします。

普通の人はサブプライムローン使わなくてもいい訳ですからね。


オチはわかりやすいですよね。
特に4~50代。
不動産価格の下落により
売っても利益が出ないどころか赤字、
それにより利用者の債務延滞、不履行が多発
というお話に。


日本のバブルと同じ事が起こってしまったんですね。

サブプライムローンを売りまくったのが金融会社なんですが。
そのサブプライムローンの債券をまとめて
債券商品として市場に出してしまった。
もっとたくさんの人に売りたいから
資金調達のためにデリバティブにしたわけです。


利回りいいですよ、そりゃ。
普通のローンよりも高い利回りつけてましたし
不動産バブルで安全性も高いとか
フィッチといった格付け会社のお墨付きすらついてた。
安全で利回りも良ければそりゃ買います。
主な投資先もないところは真っ先に飛びついた。


世界に火が回った理由は
それを世界の金融機関が買っちゃったこと。
日本はバブルを知ってるから一切買わなかった。
この辺はちゃんと学んでますw
※日本国債という世界一安全な金融商品があるのもありますけどw

当然ながら前提であった
アメリカの不動産バブルが終わったことにより
サブプライムローン債券を売り合う話となってしまった。
ただもう破綻が決まった債券なんて誰が買うの、と言う話。

もっとも、
この辺の危険性は証券会社、リーマンやゴールドマンサックスも知っていたようで
身内には『買うな』『やるな』と口酸っぱく告げていたようですが。

で、その総本山の一つのリーマンブラザーズが破綻。
投資会社でもあるのでリーマンから投資してもらっていた会社が連鎖的に
と言うお話に。

もっともアメリカ政府が見殺しにした点もあるんですけどね。
これ以上はまずいと言うことで、ゴールドマンサックスは救っていますし。

アメリカ版バブル崩壊は日本の数倍の負債を抱えることになってしまったようです。
ハタ魅惑な事に世界中に被害をばらまいて。

もっとも
日本の企業は副次的に食らった、という感じではありますが。
日本的には問題なかったけど
外国の取引先が食らったため……という感じです。


未だに不良債権が残ってる今、
アメリカの復活はいつになるやら。


春の訪れは来るんでしょうかね?

2013年4月28日日曜日

あなたは自分の生死でギャンブルをしますか?

生命保険入ってる方ってどれぐらいいるんでしょ。

保険入らないと、って方の多くは

『何かあったときに』

という口上がほとんど。


ただ保険って本当に必要?

保険業って実は金融会社にカテゴライズされる仕事。
営業さんと話しててわかるんだけど
保険の本質知らんよね、という感じの方が多い。

保険ってイギリス発祥のギャンブル。
特定期間に死ぬかどうかを賭ける、というもの。
それを商品化したのが今の保険。

一度保険の説明受けたときに絶句したのが
92万を15年預けて8万円しか増えないって、あーたw

92万円元手に何か事業やった方がよほど増えるだろ、という感じがしますが。

加えて言えば
保険が降りる条件ってかなり厳しい。
そのため予想よりも大分目減り、支払い発生しないことすらある。

これが45過ぎとかなら分かるんですけどね。
20代が「なにかあったとき」っていうのは狂気の沙汰というか
もはやあんた人生あきらめてない、って気はする。

保険に入るな、とは言わないが
保険がどんなものか、という性質を知ってからでも
入るのは遅くない。

2013年4月27日土曜日

ユニクロの柳井社長の発言「年収100万円」はもう来ている。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ikedahayato/20130425-00024562/
ユニクロ「年収100万円」発言にみる、「平等幻想」が壊れる未来

ちょっと流行のネタで申し訳ないのですがw

年収100万円時代がやってくるという発言、もう来てますからw
なにせ、今の僕は年収150万程度ですからw


年収100万円って話については
政策も含めて考えていかなくてはならない事ではあるんですが。

誰かが日本がようやく資本主義的になってきた、と話していたけれど
格差の話題が出てきたのがそのいい兆候のような気はします。
正確には日本は社会主義的資本主義だったので
中流階級とか出てきたんですけどね。
それがなくなって上か下かになってきた。

資本主義故に格差が出てしまうのは自然なことで
それに対して反発するのはおかしなお話。
本当に今資本主義的になった、ということなんです。

もっというと、中国も北朝鮮もソ連も
格差があったんです。
社会主義とか共産主義と言ってる割に
指導者はお金持ち。
これが格差でなく何というか。

そこから考えても
格差がない、というのは幻想ではなかろうか。
むしろ格差があるという認識があるからこそ
資本主義国の格差が小さくて済んでいる感はある。
日本は社会主義的資本主義だったが故に、まだ小さい。


その点を踏まえても
政府は格差の是正に勤めるべきではある。

好景気になれば問題解決、と言うわけでもなく。
資本主義というシステム上格差が発生するので
それを考慮に入れた救済システムづくりを行っていく。
それこそセーフティーネットつくったり、公務員の嘱託を増やすなんかがある。
あと社会保障とかに手をつけていく。

アメリカみたいに経済構造の崩壊が招いている場合は
本当に大規模な改革が必要ではあるのだけど。
その改革も可能な限り政府主導であるべき。
政府が動かないと不況は終わらない、これはケインズを読めば分かることで。
中国も政府が格差を放置しているが故に格差が埋まらない。


今までの政府が
日本は資本主義である、
ということに全く触れてこなかった、
それこそ総中流社会がずっと続くと考えていたって部分が根っこにある。
それ故につけが回ってきたのが今、といえるかも。

変な話
中流になりたい、と願うのはもう無理な話だ。
下流か上流の二つしか存在し得ない。

政府が何とかしてくれる、なんて事はない。
自分で救うしかない、これは本当に。

それこそアメリカ的に投資や金融をやるか
副業をやるか
自立するかぐらいしか手段がない。
日本はそれらをおしえてきていないからこそ
もはや自死を待つ状態になっている。

さて
座して死を待つか、自分から打って出るか。
100万円から逃れる方法はその二つしかない気がする。

2013年4月26日金曜日

国家間格差が消える世界

ということで
世界のフラット化、というお話。

日本も中国や台湾に工場を作ったりとか
やっているわけですが。

中国や韓国に工場が移転していたのは数年前のこと。
今はマレーシアやベトナム、インドなどが生産地になりつつあります。

海外に工場を持つ理由としては
人件費の安さもあるけれど、一番は
あらゆる仕事のマニュアル化、
製造機械の導入によりあらゆる工場展開が容易になったことがいえます

それであれば
わざわざ人件費の高い国内に、
割りの合わない商品を作る工場を置く意味はない、ということです。

韓国や中国は瞬く間にGDPを伸ばしてきたけれど、
韓国や中国は外資がいなくなってからが勝負とは言えます。
これは未来のアジアにも同様のことで。
外資が去ったあとに人材や技術が育っているか。
そこから新たな技術、産業を生み出せるかどうか。
他国から得た技術を利用できるかどうか。
※まーいろいろと突っ込みたいことはあるけれど
野暮なのでパス。
ビジネスモデルとしての人件費の低いところで工場展開するというのは
破綻しかけている。
ただし、質をカバー出来ているのであれば有りだと思うのだけど。

先進国の課題はアフリカだ。
ポストアジアはアフリカになる。
それを考えたときに、
今のアフリカは不安定すぎる。
内戦がある地域が未だにあるし、
文化的なギャップも大きい。
この差を埋める努力をどう行っていくか。

ただ、アジアにしてもアフリカにしても
開発が始まったら十数年で先進国に追いついてくる。
そりゃ
舗装しながら進む人と、舗装した道を走る人、どっちが早いかなんて
考えるまでもない。

フラット化って
世界に経済的、技術的な格差が小さくなっていくことでもある。
そうなったときに差がどこで付くか。
国民性がそのまま出る、気がする。
国民性がそのまま文化や技術格差になるのではなかろうか。

残るのは
必要だから仕方なく残る産業(小売り関連や飲食)と
海外に工場を移したため、命令系統だけ残った企業、ということになる。
ただし、フラット化が実現すれば
多くの工場が日本に戻ってくる気はする。
どこにいっても人件費が高いならば、最新で輸送費の安い国内に置く。


もっとも技術的に高い国が出てくれば、
そこに受注していくことになるでしょうが。
フラット化の完成形って、
ほぼ国内でまかないつつ、得意な分野を持つ、という形になるのではなかろうか。
その意味で日本が一番アドバンテージを持ってしまっているのは事実だけれども。

イギリスのBBCで放送されている
TOPGEARという車のレビュー(かなり皮肉を交えた)番組がある。
見ていて面白いと思うのは
アジア車と日本車は別扱いされていること。
新車のレビューなんかを見ていても
GTRの褒めっぷりは異常なぐらい。
【ニコニコ動画】【Top Gear】日産GT-R 2011年モデル レビュー
※映像でジャガーと競争させたりと比較させているが
まー動きが(いい意味で)おかしい。


ただ
率直な意見、その国の良さを認識して生かしていく様にしていけば
フラット化したとしても生き残れるはずなんですけどね。

ただ今一部の産業が自国に戻りつつあるので
フラット化は止まるかもしれないですが。