ninja

2013年11月30日土曜日

価値観を疑うこと

http://blogos.com/outline/71619/
ハーバードって、まともだよね。

ブログスの茂木さんのブログからなのだけど、
『標準化』って大学以外にも及んでいるだけに笑えない。

今回の大学の場合。
これはちきりんさんも話していたけれど
日本人に英語って必要か、というお話。

日本在住の人が海外に行くことはあっても、海外で仕事をする可能性は高くない。
日本で生活することを考えると英語は不要。
もう一つ言えば、海外に出向の場合日本法人が多くあるため
日本語だけでなんとかなってしまう。
最低限の英語は必要とは言え、TOEICが必要なレベルではなかったりする。

また出向先はアジアが主で、
英語よりも中国語フランス語、スペイン語が必要なケースが多い。

英語にしてもそうなのだけど。
イギリスは別にしても
アメリカの場合近年アングロサクソン系よりもラテン系人口が増えている。
あと、フランス系。
これ、簡単な理由でカナダと南米から移住者が増えているためで
英語よりもスペイン語やポルトガル語、フランス語の方がよく使うというエリアも多い。


なんというか
英語が万能みたいに思われているが
本当にそうなのかって点にも目を向けるべき。

英語が話せることが標準
英語が出来る事が標準、と思ってはないか。
それが当たり前だと思ってないか。
単純に言語利用で言えば中国語が一番多い。
もしかしたら中国が標準になる未来が来るかもしれないし。
ラテン系の言葉が標準になる可能性だってある。

ちょっと離れたけれど。

学生とか人間を計るのに対して定形ってあるのか、というお話。
有名どころで言えばエジソンなんかそう。
彼は今の日本社会では生きていけないでしょうね。

もっとも日本の大学が官僚を作るやり方になっているのを思慮すれば
致し方ないとは言える。
センター試験って典型的な事務処理速度の試験。
どれだけ正確に処理が出来るか。
そういう試験だから。

それこそ官僚を大量生産する、というか
日本のルールに則った人間を作る製造工場みたいなところではある。

ただ天才とか何か新しいモノを生み出す人ってそういったものから外れている人達。
そういったものから離れて俯瞰しているからこそ見えると言うべきか。

当然ながら
そういう人材って普通の見方をしていない。
そもそもその普通というのとか常識というものから逸脱している。
茂木さんの言う例外に当たる人達だ。
そういう例外に当たる人達を排除するのが今の日本。
アメリカではその例外の存在を認めている。
これは文化的な差異もあるでしょうけどね。
だからジョブズのような人間が日本から生まれないのかもしれないですけど。

みんな同じ、当たり前とか
そういう認識をやめること。
当然とか当たり前を疑う事。
日本が変わる第一歩ってそこのような気がする。

そういう常識、当たり前ってローカルな認識だったりする。
日本だって先進国とはいえ
他国から比べたらローカル。
日本での常識が田舎の常識だって考えたら
案外それが怪しいと思えるのかもしれないんですけどね。

0 件のコメント:

コメントを投稿