ninja

2013年4月29日月曜日

今更聞けないリーマンショックのこと

そう言えれば
リーマンショック、という話もたまにあるので
ちょっと説明を。

その前に、リーマンショックの原因になったものに
サブプライムローンというものがあります。

ちょっとこれについて触れときたいと思います。

サブプライムローン、というのは
ローン審査に落ちた人に対して多少割高にする代わりに、
ローンを組めるようにした金融商品です。

ローン審査に落ちる、ってことは
低所得者、お金がない人向け、ってお話です。

悪い言い方すると
ヤミ金みたいなやり方、といえます。

で、
このときにサブプライムローンの対象になったのが
不動産。

おそらくこの辺で感づく人もいるかもしれませんね。
特に4~50代。

サブプライムローンが出来た背景として
『アメリカの不動産価格上昇』
があげられます。

要は

不動産が欲しいけど、お金がない
サブプライムローンで買う
不動産価格上昇
ローン払えなくても、不動産を売って差益が出る

という仕組み。

しかも世知辛いお話で
低所得者がこれを始めた理由が
借金返済のためとか
入院費とか、どうしてもお金が欲しい人向け
だったりします。

普通の人はサブプライムローン使わなくてもいい訳ですからね。


オチはわかりやすいですよね。
特に4~50代。
不動産価格の下落により
売っても利益が出ないどころか赤字、
それにより利用者の債務延滞、不履行が多発
というお話に。


日本のバブルと同じ事が起こってしまったんですね。

サブプライムローンを売りまくったのが金融会社なんですが。
そのサブプライムローンの債券をまとめて
債券商品として市場に出してしまった。
もっとたくさんの人に売りたいから
資金調達のためにデリバティブにしたわけです。


利回りいいですよ、そりゃ。
普通のローンよりも高い利回りつけてましたし
不動産バブルで安全性も高いとか
フィッチといった格付け会社のお墨付きすらついてた。
安全で利回りも良ければそりゃ買います。
主な投資先もないところは真っ先に飛びついた。


世界に火が回った理由は
それを世界の金融機関が買っちゃったこと。
日本はバブルを知ってるから一切買わなかった。
この辺はちゃんと学んでますw
※日本国債という世界一安全な金融商品があるのもありますけどw

当然ながら前提であった
アメリカの不動産バブルが終わったことにより
サブプライムローン債券を売り合う話となってしまった。
ただもう破綻が決まった債券なんて誰が買うの、と言う話。

もっとも、
この辺の危険性は証券会社、リーマンやゴールドマンサックスも知っていたようで
身内には『買うな』『やるな』と口酸っぱく告げていたようですが。

で、その総本山の一つのリーマンブラザーズが破綻。
投資会社でもあるのでリーマンから投資してもらっていた会社が連鎖的に
と言うお話に。

もっともアメリカ政府が見殺しにした点もあるんですけどね。
これ以上はまずいと言うことで、ゴールドマンサックスは救っていますし。

アメリカ版バブル崩壊は日本の数倍の負債を抱えることになってしまったようです。
ハタ魅惑な事に世界中に被害をばらまいて。

もっとも
日本の企業は副次的に食らった、という感じではありますが。
日本的には問題なかったけど
外国の取引先が食らったため……という感じです。


未だに不良債権が残ってる今、
アメリカの復活はいつになるやら。


春の訪れは来るんでしょうかね?

2013年4月28日日曜日

あなたは自分の生死でギャンブルをしますか?

生命保険入ってる方ってどれぐらいいるんでしょ。

保険入らないと、って方の多くは

『何かあったときに』

という口上がほとんど。


ただ保険って本当に必要?

保険業って実は金融会社にカテゴライズされる仕事。
営業さんと話しててわかるんだけど
保険の本質知らんよね、という感じの方が多い。

保険ってイギリス発祥のギャンブル。
特定期間に死ぬかどうかを賭ける、というもの。
それを商品化したのが今の保険。

一度保険の説明受けたときに絶句したのが
92万を15年預けて8万円しか増えないって、あーたw

92万円元手に何か事業やった方がよほど増えるだろ、という感じがしますが。

加えて言えば
保険が降りる条件ってかなり厳しい。
そのため予想よりも大分目減り、支払い発生しないことすらある。

これが45過ぎとかなら分かるんですけどね。
20代が「なにかあったとき」っていうのは狂気の沙汰というか
もはやあんた人生あきらめてない、って気はする。

保険に入るな、とは言わないが
保険がどんなものか、という性質を知ってからでも
入るのは遅くない。

2013年4月27日土曜日

ユニクロの柳井社長の発言「年収100万円」はもう来ている。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ikedahayato/20130425-00024562/
ユニクロ「年収100万円」発言にみる、「平等幻想」が壊れる未来

ちょっと流行のネタで申し訳ないのですがw

年収100万円時代がやってくるという発言、もう来てますからw
なにせ、今の僕は年収150万程度ですからw


年収100万円って話については
政策も含めて考えていかなくてはならない事ではあるんですが。

誰かが日本がようやく資本主義的になってきた、と話していたけれど
格差の話題が出てきたのがそのいい兆候のような気はします。
正確には日本は社会主義的資本主義だったので
中流階級とか出てきたんですけどね。
それがなくなって上か下かになってきた。

資本主義故に格差が出てしまうのは自然なことで
それに対して反発するのはおかしなお話。
本当に今資本主義的になった、ということなんです。

もっというと、中国も北朝鮮もソ連も
格差があったんです。
社会主義とか共産主義と言ってる割に
指導者はお金持ち。
これが格差でなく何というか。

そこから考えても
格差がない、というのは幻想ではなかろうか。
むしろ格差があるという認識があるからこそ
資本主義国の格差が小さくて済んでいる感はある。
日本は社会主義的資本主義だったが故に、まだ小さい。


その点を踏まえても
政府は格差の是正に勤めるべきではある。

好景気になれば問題解決、と言うわけでもなく。
資本主義というシステム上格差が発生するので
それを考慮に入れた救済システムづくりを行っていく。
それこそセーフティーネットつくったり、公務員の嘱託を増やすなんかがある。
あと社会保障とかに手をつけていく。

アメリカみたいに経済構造の崩壊が招いている場合は
本当に大規模な改革が必要ではあるのだけど。
その改革も可能な限り政府主導であるべき。
政府が動かないと不況は終わらない、これはケインズを読めば分かることで。
中国も政府が格差を放置しているが故に格差が埋まらない。


今までの政府が
日本は資本主義である、
ということに全く触れてこなかった、
それこそ総中流社会がずっと続くと考えていたって部分が根っこにある。
それ故につけが回ってきたのが今、といえるかも。

変な話
中流になりたい、と願うのはもう無理な話だ。
下流か上流の二つしか存在し得ない。

政府が何とかしてくれる、なんて事はない。
自分で救うしかない、これは本当に。

それこそアメリカ的に投資や金融をやるか
副業をやるか
自立するかぐらいしか手段がない。
日本はそれらをおしえてきていないからこそ
もはや自死を待つ状態になっている。

さて
座して死を待つか、自分から打って出るか。
100万円から逃れる方法はその二つしかない気がする。

2013年4月26日金曜日

国家間格差が消える世界

ということで
世界のフラット化、というお話。

日本も中国や台湾に工場を作ったりとか
やっているわけですが。

中国や韓国に工場が移転していたのは数年前のこと。
今はマレーシアやベトナム、インドなどが生産地になりつつあります。

海外に工場を持つ理由としては
人件費の安さもあるけれど、一番は
あらゆる仕事のマニュアル化、
製造機械の導入によりあらゆる工場展開が容易になったことがいえます

それであれば
わざわざ人件費の高い国内に、
割りの合わない商品を作る工場を置く意味はない、ということです。

韓国や中国は瞬く間にGDPを伸ばしてきたけれど、
韓国や中国は外資がいなくなってからが勝負とは言えます。
これは未来のアジアにも同様のことで。
外資が去ったあとに人材や技術が育っているか。
そこから新たな技術、産業を生み出せるかどうか。
他国から得た技術を利用できるかどうか。
※まーいろいろと突っ込みたいことはあるけれど
野暮なのでパス。
ビジネスモデルとしての人件費の低いところで工場展開するというのは
破綻しかけている。
ただし、質をカバー出来ているのであれば有りだと思うのだけど。

先進国の課題はアフリカだ。
ポストアジアはアフリカになる。
それを考えたときに、
今のアフリカは不安定すぎる。
内戦がある地域が未だにあるし、
文化的なギャップも大きい。
この差を埋める努力をどう行っていくか。

ただ、アジアにしてもアフリカにしても
開発が始まったら十数年で先進国に追いついてくる。
そりゃ
舗装しながら進む人と、舗装した道を走る人、どっちが早いかなんて
考えるまでもない。

フラット化って
世界に経済的、技術的な格差が小さくなっていくことでもある。
そうなったときに差がどこで付くか。
国民性がそのまま出る、気がする。
国民性がそのまま文化や技術格差になるのではなかろうか。

残るのは
必要だから仕方なく残る産業(小売り関連や飲食)と
海外に工場を移したため、命令系統だけ残った企業、ということになる。
ただし、フラット化が実現すれば
多くの工場が日本に戻ってくる気はする。
どこにいっても人件費が高いならば、最新で輸送費の安い国内に置く。


もっとも技術的に高い国が出てくれば、
そこに受注していくことになるでしょうが。
フラット化の完成形って、
ほぼ国内でまかないつつ、得意な分野を持つ、という形になるのではなかろうか。
その意味で日本が一番アドバンテージを持ってしまっているのは事実だけれども。

イギリスのBBCで放送されている
TOPGEARという車のレビュー(かなり皮肉を交えた)番組がある。
見ていて面白いと思うのは
アジア車と日本車は別扱いされていること。
新車のレビューなんかを見ていても
GTRの褒めっぷりは異常なぐらい。
【ニコニコ動画】【Top Gear】日産GT-R 2011年モデル レビュー
※映像でジャガーと競争させたりと比較させているが
まー動きが(いい意味で)おかしい。


ただ
率直な意見、その国の良さを認識して生かしていく様にしていけば
フラット化したとしても生き残れるはずなんですけどね。

ただ今一部の産業が自国に戻りつつあるので
フラット化は止まるかもしれないですが。

2013年4月24日水曜日

5分ぐらいで分かるデリバティブ

デリバティブと言っても
宅配ピザとか
風俗じゃなくてw

デリバティブ取引という金融商品の説明です。

なんでそんなものを

と思う方が大半かと思いますが
実のところ
これの説明をしておくと近年起こってる話が凄くわかりやすくなるんですね。
というか、一部については諸悪の根源というか
「性質をきちんと知ってれば、ココまで酷くならなくて済んだのにね」
というか。

知っている方もいるかもしれませんが
FXとかCFDって言葉を耳にしたことがあるかもしれません。

FXは外国為替取引、CFDはそれ以外の商品先物や数値先物を指す場合に使いますが
商品の性質は一緒です。
扱っている物の種類が違うだけです。


わかりやすいのでFXを。

簡単に言えば円を別な通貨に換えて、差額が発生したときに再度両替して
その際の差益を得るというのがFXです。
100円を1ドルにして、1ドルが101円になったら1円の利益
というお話です。

ただ
たった1円の利益、欲しいか?
ってお話。

1万円買ったとしても100円。
儲けたいのであれば10万とか100万ないと……。

そこに出てくるのが笑うセールスマンデリバティブ取引。

証拠金として資金の数パーセント出してくれれば
必要なお金をお貸しします
というもの。

投資用の資金1万ドル欲しければ400ドルだけ出してください、
それでお貸しします、という形ですね。

カジノの乗り手、というよりも資金援助みたいな感じですねw

少ないお金でも
こういった形を取れば
比較的大きな利益を上げられる、というもの。
仮に100万出してもらって、それを1万ドルに変えたとして
相場が+1円動けば101万になります。
1万円をポケットに収めて100万円返せば元通り。

加えて
100万円に相当する額のドルを出してもらって
100万円にすることも出来るワケです。
返すときにドルにすればいいので。

大きな利益が出やすいのはそのまま大きな損失も出やすい事に繋がります。
それが問題になっているんですが。

で、
これ、個人に対してだけでなく
証券会社自身が行う事も出来ます。


これはもともと
現物取引による変動リスクを回避するために作られたものです。
それを個人に提供したのがCFDとかFXなわけです。


個人の場合はFXのブローカーなり証券会社が資本を出してくれますが
証券会社がデリバティブを行う場合は
債券商品としてばらまいてお金を集めます。


損失補填できないダメージを受けた場合どうなるか。
その分のお金を払うことになります。

利益が出やすいのと損失がでかくなりがちって言うのが
そのまま問題になってるんですが。

個人であれば破産。
ただ企業の場合はどうなるか。

それが起こってしまったのがリーマンショックです。

つづく?

2013年4月23日火曜日

不良債権処理と産業立て直しが急務、なアメリカ

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00N20130417?rpc=188
米FRB、雇用の責務をこれ以上重視すべきでない=地区連銀総裁

これは確かに。
アメリカの場合
雇用の問題じゃない。

中国に生産を移した関係で雇用が落ちたのは事実。
加えて本業では食えず、金融(ローン金利)で食っている製造業。
ITと金融でなんとかしてるのがアメリカ。

同時に格差が広がった点がある。
これは資本主義の宿命と言えるのだがそれに対する対策がされていない。

この辺はもはや構造上の問題になる。
雇用だけで何とかなる問題じゃない。
社会構造の組み直しから始めないと直りそうもない。


厳密にいえば
アメリカだけではなく
他の先進国でも似たようなことが起こってる。
金融で食っているのは日本も同じなのだが
日本に関しては産業がほぼ残っている。
※というか、アメリカとイギリスその他の国の産業をぶちこわしたのは日本。
 トヨタと日産の車が入ってきたために、主要メーカーが軒並みつぶれかけた。
 実際フォードとGMは全く車が売れなくなったため金融ローンで何とかしのいでる。
 車と同じ事が他の産業でも起こっているため
 この不況のきっかけといえなくない。
 ある意味日本にマックとマイクロソフトがない事が救いとも言えるw
 これで日本に一からマックを作る力があったら完全にヤバイ(ヤバイ超えてるw)国だw

中国にラインを移したため技術や産業が流出した
と呼ばれているがちょっと間違っている。
技術流出ではなくて雇用機会を奪ってしまったことと
コストダウンと共に安い製品が出回ってしまったことが問題とも言える。

技術が流出したかどうかはまた別。
それは自転車のシマノのパーツが海外で作られていないことから分かるし、
韓国や中国産の電子パーツは不良が多い。
※実際のところ、シマノのパーツについては他国でも使っていたりする。
 この辺も日本が(悪いわけではないが他国的には)悪い。

今後中国からの撤退が始まると思われるが
それが本国に戻ってくるかどうか。
もどってくればアメリカは回復するかもしれない。
ただリーマンショックまでに発生した不良債権はかなり膨大。
日本のバブル崩壊時の数倍とも言われている。

なので
まずは不良債権と企業の体力回復
および設備投資によるイノベーションの実現。
加えて言えば産業の立て直し、それが進んだ段階での雇用、となる。

いきなり雇用をどうにかしろと言われてもまずいだろう。
日本に頼るか、適切な立て直しを行うか

アメリカはまだまだ先は長そうだ。

2013年4月20日土曜日

貿易収支のウソとホント

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE93H00020130418

12年度貿易赤字は過去最大の8兆1699億円、3月赤字も最大

うーん
これ書いてる記者大丈夫なのか、という記事が結構多い。
ロイターはまだまともな方。

まず
貿易収支って
原材料の輸入と加工品の輸出額を相殺させ、その差額を出したものというものであって
貿易赤字=経常赤字、というわけでもない。
どちらかというと円高円安の影響を見る指針と見た方が正しい。


そもそも考えて欲しいのが
GDPにおいて輸出利益の割合って10%程度。
GDP10%の輸出利益に対して内需系の原材料+輸出系の原材料
で赤字になるなって方が無茶な話。
この辺は国によっても変わってくる。
輸出が6割を占める韓国でこれはまずいし
200%占めるシンガポールも同様。
輸入が占める割合が小さいからこそ問題ないと言える。


確かに2011年までは黒字だったのも凄いのだがw
もっともその原因の一つとして
中国での人件費の高騰もあるのだけど。


またサービス収支、いわゆる海外にある金融資産での収益も一緒に計上されているので
先ほど2011年まで黒字というのもウソ。
実際には大分前から赤字。
2011年から金融資産よりも原材料が挙がった理由は
化石燃料、東電が原発をやめたことにも由来してくるし
中東の春によって原油があがったことにも関係する。

ちなみにサービス収支、多の先進国では分けて発表されている。




その辺の現状とかを踏まえないと
貿易赤字がいいのか悪いのかが分からない。

その関係もあって
貿易収支が経済の状況を表しているか、と言うのに対しては
日本においては疑問がある。

これも一種のプロパガンダ
(日本が実際には内需国なのに、輸出大国だと称するための)なのだけど。

ただ普通に経済の本を読むとその辺が簡単にばれてしまう。


2013年4月18日木曜日

道路を作ったその後に。試される行政

猪瀬さんの道路の決着を読んでいる。

これを読んでるとなんだかな、と思うのだが。

一時期
『無駄な道路を作るな』
という主張があった。
いわゆる採算がとれない道路、高速道路を作るのは経費の無駄だ、という話。

ただ考えは正しい様に見えるが
震災時に大変な事態を引き起こすことになった。

311の震災時、福島に行く高速道路が半壊してしまいしばらく車が通れなくなった。
http://www.e-nexco.co.jp/csr/special01/
ただし恐ろしく早く(水戸近辺で一週間かからず、一番酷かった南相馬ですら一ヶ月)復旧はした。

しかしながらここで調べていくと無駄な道路を作るな、の結果が出てしまっている。

http://www.jehdra.go.jp/pdf/344.pdf
全国高速道路路線網図

実はこれで見ていくと
福島というか首都圏を含めた大都市圏以外はすかすか
迂回すら必要な場所すらある。
当然ながら山が多いエリアなので仕方がないとは言え、
もう少し増やすことは出来なかったんだろうか。
特に茨城、栃木、群馬あたり。
九州の平野部にも少ない。


東海地震のときはどう考えるか。
最近発生した再度の関西の地震、
九州四国、北海道。

ルートを見ても
アクセスが厳しいと物資の問題が発生する。
飛行機、ヘリ、海運があるかもしれないが、
天候の問題が出てくる。
どのルートでも最低限物資輸送が確保できるルートでないと困る。
そう考えたときに道路が一番手っ取り早い。


無駄な道路は本当に無駄か。

そもそも道路の問題って、
施工費が異常に高いこと、その根源が仲介による中間搾取によるものだったりする。

猪瀬さんは道路を作ることに対しては反対ではなく
むしろ増やそうというお話。
中間搾取をなくそうという話だった。

どう施工費を安く作るかなのだ。

道路を作らなければ人は来ないのだ。
道路の後に産業をどうするかは自治体の問題であって
行政がどう考えるか。

これの本当の問題って、
中間搾取による問題以上に
道路が出来た後行政側が市町村といった都市運営、都市計画を
どう考えているかな気がする。


道路の決着
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難しいってなんだろう

雑談になってしまうのだけど

政治ネタとか経済の話とか書いてる関係か
ドラッカーとか普通の経済書とか
官報を読むのが普通に面白い。

僕の師匠も似たようなもので
哲学書(洋書、僕も普通に洋書読むけど)を普通に読むため
編集さんから話についていけないと言われてしまうそうだ。

ただ、難しいってどういうことか。

英語で難しいはdifficult
ちなみにdiffという接頭語は比較を意味する。
C+、C++やってると似た言葉が出てくるが。
違いを意味するdifferentを知っていれば
想像しやすいのではなかろうか。
ちなみに後者の元々の意味は別々に運ぶ、だそうだ。

接頭語のdiffはいいものの
そのあとcultは何か。
カルト宗教のカルトである。

ちなみに新興宗教の意味もあるけれど
(少数で)熱狂的な、という意味がある。

後者を使ったとすると
意味合いとしてはわかりやすいのではなかろうか。

比較対象の熱の入れ方。

対象に対する熱中度、とでも言った方が正確かもしれない。

当の本人からすれば難しいことでもなく
むしろ非常に当たり前のことなのに
それに関心がなければ、難しそうな話をしてる、ってことになる。

ストレートにいえば
難しい話も少し関心があれば、分かるようになるかもしれない。

これは最近言われているTPPとか
改憲議論とかでもいえる。
とりあえず入門書とか漫画で分かる系の本でもいいから
興味を持って見た方がいいのではなかろうか。
難しいという言葉を吐くまえに
やることがある。

2013年4月17日水曜日

たかが副業と舐められがち? 副業の難しさ

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/22879
「副業禁止」ならぬ「専業禁止」を貫く、エンファクトリーが面白い


副業禁止ってところは多いんですが
近年、解禁するところが増えているそうで。

まー副業禁止でも副業やってたりしますがw


まずは考えなくてはならないのが
会社の倒産の可能性。

これはどこもそうだとは思うんですけどね。
部署がなくなったり
予算が削られたりとか。
倒産する様子ってネットで調べると結構出てきます。
僕は会社整理という形なのでそこまで派手な物ではないですが
部署が消えるとかはかなりあっさりと行きます。
会社がなくなるなぁ、ってわかりやすいのが
給与とか経費の話。
払いが遅れたり、経費待ってくれとなったりします。
他には病気とか、噂が立ったりとか。
いらいらしてる人が増えたりとか。

部署がなくなる話はそのうち世界のフラット化の話でするかと思いますが。


その仕事がいつまであるか。

この辺は出版だけ、と思われるかもしれないけど。
分かりやすい話をすれば、昔路上で見かけたモデム配りとか最近いなくなった。
少し前はインフラとしてネットの環境が未発達だった故に
モデム配りが普通に利益を上げていた。
今はモバイルでネットが出来る。
大規模な工事も要らない。インフラとして定着したところもあって
もうああいった仕事はない。
昔あったけど、今はなくなった仕事って考えてみるといくつか出てくるはず。
両替商とか(今も上野にいるけれどね)。
同じようなものであればネットの普及によって消えていく物も出てくる。

CDショップってなくなってきた。
ほとんどの店はレンタルが主流になってきてる。
同じくでDVDなんかも。
電子書籍も増えてきた。
この流れが加速すれば
書店の減少は避けられない(なくなることはないだろうけれど、アマゾンに押される可能性は高い)。
ITによる生産性の向上が進んだ故に、
生産性の低い仕事が淘汰されてしまう。
仕事のコモディティー化によって
生産性の低い仕事は賃金も上がりにくくなるだろうし。

需要がなくなれば
本当に淘汰されてしまうだろう。

そういった意味で
今の仕事だけで食っていけるか
というのは危うい感じがする。

景気が良くなっても、このあたりは変わらない。
むしろ、加速する可能性すらある。

だからといって
副業やれば安心、ってワケでもない。

せどりにしてもFXにしても
アフィリにしても
マニュアルがある。
FXやバイナリーオプションに関しては
大損の可能性すらある。

いきなり儲けられます、という代物ではなかったりする。
おそらく始めから利益が出るのは、バイトだけ。

こういった副業をやっていると
ちょっとしたことに気がつく。
おそらくそれに気がつくかどうかというのは
本業でどれぐらいしっかりと仕事をしているか
になってくる。

いわゆるヒトモノカネの感覚。

ただマニュアル通りでは失敗する(特に金融系)
経営するって感覚が必要になる故に
今まで仕事をどんな目線でやっていましたか
というのが問われることがある。

失敗するようであれば、一度自分の本業をどんな風にやってきたかを
見直していくべき。

本業を疎かにしても副業は成功しないのだから。

2013年4月15日月曜日

スパルタで短期間で社会人になる

http://blogos.com/article/60148/
餃子の王将のスパルタ研修…他の方法はあるのか


ブラック企業と呼ばれる会社があるけれど
本当にそうなのか、と問いたい部分がある。


これは圧迫面接の話に近いものがあって
本人はそう感じていなくても、相手からしたら
プレッシャーを与えられているように感じてしまう。
これと同じでブラック企業と呼ばれているものは本当にブラックなのか
疑問はある。



スパルタ研修とあるけれど
今の学生、全てとは言わないけれど
入社してからも学生気分で仕事をしている方も多い。
社会人(これもどういう線引きになるのか分からんが)になれ、
という意味で厳しく教育することも多い。


最近の子は叱るよりも悟らせる方がいい
という話も聞くけれど。
僕は叱ることは必要、ただ褒めること、評価することが前提となるけれど。


最初に入った会社で
大分怒られたけれど
大分当たり前のことで怒られていた部分があった。
いらっとすることの大半は、昔怒られていたことだし
今も思い返すことも多い。
同じ事の繰り返しになってる、というのも実感としてある。

社会常識に則った上で
というのを考えたら
多少スパルタなのも仕方がない気がする。
記事の中でも書かれているように
他社が取らないような能力が低い学生しか来ない
というのは事実だろうし。
下手すれば優秀な学生も
能力が低い可能性すらある。
ただ引き出し方や意識の問題とは言えるのだけど。


社会常識と頭の使い方を少し変えるだけで
使い物になる場合も多い、
その使い方を短期間にたたき込むとしたら
スパルタしかない。

率直に彼らに
「君たちの能力は低い、だからこそ徹底的にたたき込んで、仕事が出来るようにする」
とでも言うしかない。

これで逃げるようでは終わり。
だって自分のレベルが低いって事を受け入れられないか
それが出来ないのであれば
正社員としての人生はない。
アルバイトレベルの仕事になる。

それを考えたら
こうやって怒鳴る企業、ひたすら休みなく仕事をする企業も悪くはないのではなかろうか。

2013年4月13日土曜日

中国からのインテリ層の流出。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/101118/mcb1011182001030-n1.htm

始まった「中国からの大逃亡」 エリートばかり6万5千人

これ、韓国と同じ状況になってますw

韓国の留学生が日本から帰らない理由とか
韓国からの不法滞在、密入国が多い理由も
韓国よりも日本がいい、だったりします。

まぁ、希に
日本の方が犯罪がしやすい
という迷惑な人もいますが。

ただエリートが来る分にはありがたい気はします(いいのかw)

もっとも韓国の場合
http://eazytalking.blogspot.com/2013/04/blog-post_6.html
こういう理由もあるのですけどね。
もっともちゃんと韓国政府が何をやっているのかを知った上で
日本にいて欲しいですが。

これについては中国も似たような話です。
ただし中国は気がついてる人が増えてきた。
少なくともネット経由でそういった情報を得ていて
中国政府が間違ったことをしているというのも知っている。
それゆえまだマシとは言えます。

ただ確実に言えるのは
韓国と中国に進出するのはやめた方がいい
もはやインテリ層が流出し始めてしまったのでは
先が見えてしまっている。

前にも書いたけれど
人件費が上がった割に、格差は是正されず
産業が出来たわけでもなく
むしろ成長が止まりつつある中国。
ここに何かを望むのは
一度壊れて、再建する他にはない気がする。

ああ、韓国と一緒の結論だorz

ユーロにジャパンマネーが流れ込む。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130410/mcb1304100504013-n1.htm

「異次元緩和」欧州に波及 ジャパンマネーがユーロ圏国債買い支え


ちょっといい雰囲気になってきた金融市場。
為替で久々に見ました
5%変動とかw
投資にお金が行くのはいい話なんです。

特に
日本国債からユーロの国債に動くのは喜ばしい話。

確かに日本国債、格付け上は低い。
つい先日年利回りが一時的に0.3%(長期、十年債)になった。
ちなみに英国、米国ですら2%。
スイスも1%前後だったはず。
ダントツに低い。
低いって事は破綻リスクが恐ろしく低いって事なんですが。

それ故に
利回りが高めの欧州に動くのはお金が行くのは至極普通とは言えます。
フランスは4~5%だったはず。
スペインやポルトガルも破綻が叫ばれている割に
そこまで進んでなかったりしますしね。
リスクテークとりにいける環境になってきた、とはいえます。

個人的には
デリバティブ系には手を出して欲しくないですけどね。
あと不動産。REITがあるのでそっちならまだいいかもしれないけど。

ただ結果としてユーロの債権問題の解決に一役買うというのはいいことですが。
しかしながらECBが買い上げるのとは違って
何らかの変動があった場合
売りに出され、利回りが上がる可能性が。

リスク回避に動いたときに想定外の動きをする可能性が出てきますが。
資金がどれほどユーロに流入するか、その規模によっては
債券と為替は大きく動く可能性も。

欧州と日本の景気回復が促進されるという意味では
いいお話ですが、反面リスクもある。

こうなると
欧州の話題に敏感になった方がいいのかなとは思いますが。

当事者意識の欠落が生むのは……

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000708-yom-pol

ネット選挙運動解禁法案、衆院通過…月内成立へ



ネット選挙運動については去年の総選挙前から大分動いていました。
ツイッターでの言動が多い猪瀬現東京都知事や山本一太議員、
原口元大臣なんかもそうでした。

なんというか、
ネット選挙の元々の問題は
(と言う過去の手の問題の発端)
ネットに関心が薄い、もしくはネットを使ったことがない議員とか
財界の問題なんですね。
これって
普通の人の認識でもそうだけど
ネットのことをどれだけ関わって生きているか
「ネット怖い」になってしまうと
結果的にネットは犯罪の巣窟みたいな話になる。

なんといいますか
ツイッターもフェイスブックも
それこそSNSもツールなんです。
ツールの使い方一つでなんでもできる。
使い方に対するガイドラインとか
リテラシーがないからそういうことになる。
ただ
行政もそういうところまでついていけていない。
結果として教育できていない状態になってしまう。

これは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130412-00000035-mai-pol


<大規模災害復興法案>閣議決定 被災地復興を迅速化
災害関連とも一緒で。
被災地に行った議員ってどれぐらいいるんだろう。
しかも発生直後に。
原発のことについても
どれぐらい調べたのか。
とも考えてしまう。
少なくとも
震災直後の政策等をみても
少なくともチェルノブイリ以後の政策を参考、反省を元に
とったと思われる政策とは思えない。
結果的に今頃こういった法案を出すしかない。
また原発関連については財界が動いているような感じになっている。


なんというか
当事者、って意識に欠けている印象。
菅内閣もそうだったが
民主政権自体が
当事者意識が薄い感じがする。
次の内閣がどうにかしてくれる
別な時に、って今処理すべきことを
次に回したり、別な人に回す。

こんなんだからダメになったんじゃないか
民主党、というか日本。

この記事を読んでいると
会社でも同じようなことがありそう、置き換えられそう。
自分でやる、他人に任せない、自分でなんとかする、
当事者、というのは今後テーマになるのではなかろうか、とは。

日銀や麻生さんの動きを見ると
それを痛感する。

2013年4月11日木曜日

核が先か、先制攻撃か


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130411-00000001-asahi-soci北朝鮮ミサイル 日米韓、警戒強める 偵察・防空で備え

これはほぼ想定通りの動きですよね。
また
『日本を壊滅できる』というのも然り。

しかしながら核を打ったらまず喜ぶのは日本とアメリカだったりする。
理由から言えば
前にも話したとおり
http://eazytalking.blogspot.com/2013/04/blog-post_1973.html
戦争がお金になるため。
日本からすれば、すぐ隣だから軍需産業がお金になる。
こうなると韓国が巻き込まれるのは必然なので
サムソン等は消えるし、韓流ブームなんかも消える。
政治家的にはどさくさに紛れていろんな法律を通せるというメリットもある。
メリットというかデメリット?

交渉に乗り出すべきか
というのもまた微妙。
ココまで来てしまうと
もはや交渉で済む段階じゃなくなっている気はする。

おそらく先制攻撃か国連の承認、核が放たれたのどれかになるような気がしないでもない。
今回は中国もフォローできないでしょうし。

しばらくは静観となるでしょうけど
そこまでにアメリカも日本もやるべき事をやって
備える必要はありそう。

米ドル円100円超えのさき

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130411-00000010-jij-n_ame

円、一時99円70銭台=3年11カ月ぶり安値―NY市場

為替市場にて
米ドル円100円にもう少しというところまで。
以前の
100円未満が好ましい
発言はどう影響するか。

介入って事はないと思いますけどね。
ただ何らかの発言は出るかと思いますが。
→出ました。
黒田総裁から、今ある手は打った、との発言受けて50銭下落。
もっともそれから戻していますが。

ここで100円超えてしまうと
確定するのが112円までの上昇。

現状でほとんどの小売業が物価100円設定変えたため
これが破られることになる。
よって
3月頃値上げしたところは
再度の値上げを要求される。
また値上げをしなかった企業は
かなり厳しい可能性も。
ただ輸入生産品が少ない場合はこれに限らないけど。

物価上昇が確実、
怖いのがそれに対して賃金の上昇が追いついていないこと。
スタグレーションが起こったらほぼ対処できないのは
以前もお話ししたとおり。

http://eazytalking.blogspot.com/2013/04/blog-post_2.html
http://eazytalking.blogspot.com/2013/03/blog-post_25.html

さてこの状況を分かってるのかね、経団連。

個人的には物価上昇は好ましいとは思いますが
それに対して他の動きが追随していない点が
非常にまずい。

おそらく来年の税収は久々の増収になると思われますが
それを維持するにはフローが必要。
賃金と法人税、このあたりかな、キーポイントは。
安倍さん麻生さんがどう動くか見物。

2013年4月10日水曜日

中国から外資が去った後に残るのは刑務所だけだ

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130405/mcb1304050701018-n1.htm

中国の時代は終わったのか 賃上げ圧力、労働人口も減…陰る優位性

これは前にも少し書いたのだけど。
中国の不動産バブルは終わりつつあるし
GDPが世界第2位になってしまったことが
それを後押ししている部分もあるんですけど。

ただこのGDPにしても
実は一部が刑務所建設や警察にかかっているお金だったりします。
要は財政出動。
それであがっている部分もあって
本当にそれだけの経済力を持っているのか
については疑問があるといえます。
しかも金融緩和&財政出動が必要だから
もっと刑務所とか治安維持の警察官が増える。

加えて記事でも指摘があるように
内陸部には若者の働き手がない。
それ故内陸部の開発が進んでいなかったり
都市部への出稼ぎが多かったりなど。
賃金が110%アップとか。
質がいまいちなのに、コストが上がっては……というお話。
しかも
開発が終わったのは沿岸部で
内陸部はまだまだ途上。
格差も拡大したまま、おそらく是正されることはない。
こうなると、不況になったときだるま落とし的につぶれていく。

中国を見捨てた外資はどこへ行くか。
バックオフィスはシンガポール
製造工場はベトナム。
場合によっては本国へ、ってことに。

しかしながら
韓国同様、外資が出ていったら
中国って何が残るんだろう。
高齢化も始まって
賃金の上昇も続く。
で、外資が抜けて中国にどんな産業があるか。

刑務所と警察ぐらい?
国破れて山河あり、ならぬムショ有りだ。

2013年4月9日火曜日

5分ぐらいでわかる犯罪学。

タイトル通り簡単に。

犯罪を起こす原因を社会学的かつ統計的に分析すると

・相対的貧困
・犯罪抑制するものの有無

の二つ。


相対的貧困、とは書いたものの
要は
みんなが持っているのに、自分は持っていない
ということ。
変な話だが
お金以外でも貧困というのがあるといえる。

仕事がない
彼氏や彼女がいない
特定のゲームや、ツールを持っていない
学歴がない
とか。
コンプレックスですね、わかりやすく言えば。

範囲としてはコミュニティー内の相対。
ただ犯罪の対象がそのコミュニティーになるかは別問題。



犯罪抑制するもの、というのは例えば規律とか、ルール、人の目なんかがそう。
環境面とか心理面、感情での話デスね。

犯罪をしやすい、犯罪をさせるハードルを下げるものがあると
犯罪を起こしやすい、ということです。

例えば
周りでみんな万引きしてる。
みんなやってるからおれもやる
とか。

親からそう教わったから
何らかの形でセルフルール、暗黙の了解みたいなものってあるんです。
または、宗教とか教育でも。
このへんはオウム真理教の一連の事件とか
日本赤軍とか
最近で言えばイジメなんかもそうかも。
実際疑問を持てば、それで歯止めがかかる。


あとは
「できそう」
割れ窓理論に代表される
「できそう」だからやった。
これは地域環境とかやりやすさですね。

お酒飲んでる、簡単に言えば身体的な理由。

心理的、環境的などのハードルを下げる要因があって
犯罪に至る、ということです。

かみ砕いて言えば

・あいつがもってるからほしい(自分がもってない、取られた)
・したい、って思わせる理由付け(意識無意識含め)

ただ抽象的に書いているのは
細分化するとかなりのケースがあるんですね。
だから、これらがいくつも積み重なって犯罪に繋がるって事です。


店が汚い、陳列がおざなりってだけで
狙いやすい、になってしまうし。
防犯カメラがあるから、で狙いやすいになってしまう。
※5~6年経つと必ず改装が入るため、防犯カメラの死角が出来てしまう。
 それを突く例が案外多い。

やる側、やられる側に理由があるって事です。
一因がたくさんあって、それがたまたま重なって、って考えた方がいいって事です。


よく精神障害者は犯罪者とかいう話がありますが
統計的に全犯罪の1パーセント未満。
数えられるほど、しかも軽犯罪。

遺伝的関係、というのもないし、先天性障害、脳による障害なんかも
統計上関係ない。

性格的な要因、というのはさっきに上げた
犯罪しやすい要因の一因とはなり得るけれど
それが必ずそうなるとは限らない、ってことです。

ニュースを見るときは
その辺を気にしてみてみると
驚くほど自分にも当てはまることがあったりします。

黒田日銀、行動第一弾

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/130409/mca1304090129000-n1.htm
日銀、新緩和策での国債買い入れ開始 第1弾は1・2兆円


ということで
黒田日銀、動き始めました。
国債買い入れによって、1.2兆円が国内に出回ることになる。
その影響、と言うわけではないけれど
今日とうとう米ドル円の為替レートが一時99円突破。
NY市場では99.34まで上昇。
日経平均も終値が13,200程度で終了。

確実にあがってきているわけです。

ただ物価上昇は避けられないわけで
そこからどういった対策を取っていくかになります。
物価上昇に対応して
賃金の上昇が起きれば
そのまま景気も上向きになるのですが
いまのところそれ関連でいいお話を聞いていません。

まずは一手、
これに対するマーケットの反応や動きも見ていきたいところです。


2013年4月8日月曜日

アベノミクスの評価が分かれる理由

こればかりは
他国との関係性の問題ですよね。

日銀金融緩和策 英紙「革命始まった」 FRB内賛否


面白いのが、国によって反応が違うことですな。

これって日本との関係性が分かると
なんでこんなことを言うのかわかる。

要は
ポジショントークなんです。
円安が強くなって得をする国は歓迎するし
損する国は批難する。
また、日本の景気が良くなって都合の悪い国は批難するし、
都合がいい国は評価する。
そういうもんだったりします。

ただし、英国はお国柄ですw
英国はいいものはいいと言うし、悪いことは自国でも悪いという
なかなかステキな国ですw

アメリカのFRBが別れているのは
FRB内でも緩和を続けるかどうかで揉めてるためでしょうね。
またアメリカの場合
日本のことをどう見ているか、ということや
アメリカは世界のリーダーたれ、という意識とか。
何年もアメリカで緩和をしていたのに
日本が一瞬にして金融緩和に成功すれば
何やってたんだ、ってお話になるのでw

ドイツのジョイブレ財務相は
日本のバブル後の不良債権問題等々を
今の欧州の問題と重ねてみているのかもしれませんが。
ただ欧州と日本、一緒に見ることは出来ないので
鵜呑みにするのはどうなんでしょうか。

国内でも反応が分かれていますが
国内の場合
自民を単純に批判したい場合と
国家の仕組みを知らない場合
経済について知らない場合だったりします。
知っていて正しいツッコミをしているのもありますけどね。

国家の仕組みを知らない、というのは
減税すると逆に税収が増える、増税すると税収が減少するのを知らない
金融緩和が有効に作用する理由等。

笑えないのが、政治家ですら
増税すると税収が増えると話すし。
どうやっても増えません(断言)
消費税ですら導入して減少しています。

なので
国内の評価と海外の評価は全く観点が違います。

本当に
税収の話とか、金融緩和、財政出動の話とか
全く分からない政治家いるのは笑えないですが。
この手の記事を読むと、あきれ果てるときも。

僕も分かってるとは言わないですけどね。

2013年4月7日日曜日

アメリカ雇用統計(3月)

元々為替をやっていた関係もあって
上げときます。

2013年3月アメリカ雇用統計および失業率

市場の予測18万人を大きく下回る8.8万人
もっというと前回27万人だったのが
一気に落ちたんですが。
どちらかというと先月の反動という感じはします。
失業率自体は0.1ポイント下げて7.6%

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130405-00000179-jij-n_ame
米雇用の伸び、大幅鈍化=8万8000人増―3月

これは木曜日のISMとか産業系の指標等々見れば
なんとなく予測は付きますね。
数字自体は悪くないけど
微妙に止まってる下がってるだったので。
水曜日のADPなんかにも言えますが。
ココまでの大幅減は想定外ではありますが。

ただ雇用不足か、というのは
また別な話。
景気上昇にストップがかかるかというのも
また違う。
単純に踊り場かもしれないし、
生産性が一時的に下がっているだけで
来月ぐらいに再び上昇している可能性もある。
雇用統計だけで判断は出来ない。
他の指標との兼ね合いとか
米国内のニュースなんかを見ないと。


しかしまた、
10万割るのも久々(9ヶ月ぶり)

ただ来月のアメリカの状況を考えるとしたら
日本の回復を見て、それに応じて動くのでは
というのはあります。

当然ではあるんですが
回復基調が出たのは現状日本ぐらい。
資源国の豪州、カナダあたりは元々いい。
欧州がダメな昨今考えると
景気が良くなりつつある日本にターゲットを絞るのが一番いい。
アメリカもお金が余りつつあるので
外資が再度日本に来る可能性も出てくる。
だって中国も韓国もダメになってきたので
引き上げざる得ないでしょうしね。

次の投資先として日本の状況を見るって事です。

日経平均がこのまま上がるようであれば
アメリカも日本に乗っかってくるんじゃないかな
とは。

次は多少戻るかもしれないけど
しばらくその水準かもしれないですね。
再び動くとしたら
日本の政策次第、その影響を受けて、って感じではないでしょうか。
あるとすれば
日本の参院選の1ヶ月前ぐらい。

ざっくりとした妄想ですが(妄想かよw)

ただ日経平均自体は順調に推移すれば今年15000超え、うまくいけば16000まで伸ばすかも
とは。
政策がうまくいけば、
不況下の先進国は
それをまねするか、ターゲットにはするでしょうね。

2013年4月6日土曜日

韓国の国家保安法を笑えない日本の現状

他山の石とは言いますけど
ああ、311のことを考えると
日本もこうなりかねないと悲観するのは僕だけですか?


http://togetter.com/li/483273

韓国の酷さが戦前の日本と同じ過ぎる件

これ自体は僕がフォローしてた方の発言をまとめたものなんですが。
というか、仕事先でざっくり作ったため、タイトルがいまいちw

韓国で国家保安法というものがあって
それが治安維持法そのものだって話は聞いていたんですが。

ココまで酷いもんだとは知らなかった。
おそらく特高がいた時代と対して変わらないですよ、これは。

理解できるのは北朝鮮に関して調べるな、ということ。
停戦とは言え、戦時中。
これに関しては理解できるが、調べた人間に監視が付くとか
赤狩りまで行くとやりすぎ。

こうなってしまうと
北朝鮮と韓国、政治体制と経済規模が違うだけで
精神的にはほぼ同じスペックの国にしか見えない。

中国も天安門事件とか
文革なんかもそうで
プロパガンダや情報統制をやっている。

しかしながら
311後の日本とかも近い状態にあるだけに
全く笑えない。

原発問題の隠蔽等々。
だんだんと明るみになってきているけれど
このシナリオ自体原発事故すぐに
フリージャーナリストや海外メディアは
その可能性に言及していた。
で、ほぼその通りになってしまった。
ただ当初それらを「デマ」と国内マスコミは叩いていた。
で、それに対して訂正も何もない。

隠蔽は仕方ないにしても
ミスを訂正しない、謝らないのは問題。
それを考えさせないようにするために
マスコミに時間がたつにつれて報道を少なくするようにしている。
一種のプロパガンダ。

311以外でも
陸山会事件やリクルート事件といった旧田中派関連の事件。
あれはでっち上げて逮捕起訴に踏み切ってる。
ホリエモン裁判なんかもそうで
粉飾決算にしては刑が重すぎる。
考えてみると
治安維持法はないにしても
怪しい法案が通りつつある。

なんというか
どうしようもねぇな。

韓国でも中国でも
ネットやSNS、自分で情報を集めて吟味している人が
正しい情報を得ている。
それは日本も同じだ。

新大久保でデモやってる人と
韓国や中国で反日デモを行ってる人
格差デモが同レベルってお話になってしまう。
http://eazytalking.blogspot.com/2013/04/blog-post_684.html
嫌韓=ゲシュタボ化するデモ 問題の本質は実は全く別なところ。
という記事を書いたけれど
もはやああいうデモが起こるっていうのが
もはや必然と思えてくるのは僕だけなんだろうか。


2013年4月4日木曜日

正しい金融政策へ邁進、今後日経平均は?

断行、なんか小泉さんみたいな動きです。



黒田日銀総裁が本日日銀での会見にて

○量的・質的緩和-現時点で必要な措置をすべて講じた ○付利引き下げる必要ないとの結論に達した ○物価安定目標、2年程度で達成できると考えている ○長期金利低下、国債バブル生じていると思っていない ○追加緩和、必要なら躊躇なく調整

との発言で
外国為替では
一気に円売りの流れに。
クローズ前だった東証でも反応し、
12,600円程度で頭打ちだった日経平均は
13,000円へ上昇。
明日一旦戻りがありうるものの
早ければ今月中には15,000円越えがあり得る状況に。


浜田宏一氏のアメリカは日本経済の復活を知っているでも指摘があったのだけど
今までの緩和は少なすぎたし、遅すぎた。
またロジックとしても間違いだらけのことをやっていた。


例えば
公共投資にしても
従来の量では効果が薄い。
変な言い方をすればGDPに対してそれなりに大きな規模の
財政支出、財政出動でないと景気に影響をもたらさない。

それを減らしてしまったり
金融緩和にしてもかなり小さめな規模での対策となった。
欧州とほぼ同じ規模を持つマーケット(アメリカは約2倍)
市場規模や資産規模、フロー&ストックの問題を考えても
あまりにもやる気がない政策だった。

その点で行けば
ようやくまともな政策とは言える。
このレベルで
インフレターゲットはもう少し高くてもいいとは思いますけどね。
10ぐらいでも。

効果が出るのはもう少し先。
その頃にはおそらく日経平均17,000前後まで行くのではないかなとは。
ドル円は100円を超えてくる可能性も。

ただ本丸は金融ではなかったりするんですけどね。
これは後ほど。


アメリカは日本経済の復活を知っている
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嫌韓=ゲシュタボ化するデモ 問題の本質は実は全く別なところ。

若干強めのタイトルですけど
なんか、最近の嫌韓デモを見てると本気でなりかねない……
韓国人に対して殺人予告とかしてるし……
韓国人や中国人に対してレイシズムを発動するのはいかがな物か。

http://alfalfalfa.com/archives/6417628.html
有田芳生氏、江川紹子氏、津田大介氏などが過激な嫌韓デモを行う人達に動画でメッセージを送る

アルファモザイクのコメントで
反日デモ行う人にも見せてやれ、
とありましたけど、それはその通り。

ただこれ難しいのが
韓国政府の政策、教育方針としてやってる部分があって
その根本的な理由が経済だったりします。

韓国経済自体が輸出依存度が非常に高い。
加えて日本と同じ加工貿易でも
日本は原料さえ手に入れば0から作れる。
韓国は原料+加工機械や国内で技術的に作れないパーツが必要、という違いがある。
またお世辞にも質がいいとは言えない。

これが致命的なのだけど
韓国の人口を見れば分かるけれど
内需マーケットとして不十分(少なくとも国を支えられない)な規模。
だからこそ輸出に依存してるわけだが。
日本って考え方変えると、あんだけちっこい割にアメリカの1/2の人口。
内需マーケットとしては十分。
これが示すのは
韓国から輸出を抜くor物が売れなくなったら一発でつぶれる、というお話。
もっともウォン安状況でも物が売れない、でウォン安が折り返してきた。
※実際国債がやばい話になっていますがw
日本の場合、国内のマーケット規模がでかいため
輸出品が売れなくても、国内マーケットで自給自足が可能。
しかも高くても輸出品は売れる。
アメリカじゃ上の方の人はみんな日本車。
その差はかなりでかい。

もっともこれって韓国政府の政策の問題でもあるんですが。
インフラ整備など基本的なことをやって
身の丈に合った政策、必要な政策をきちっとやっていれば
人口も着実に増えて、産業も空洞化せず(空洞化も何も産業自体起こせていないんですが)
輸出に頼らない経済構造を作れたと思うんですが。
ココまで来ると、一旦ぶちこわすしかない気もします。

経済については中国も当てはまるのだけど。
中国の場合、マーケット規模はあるけれどマーケットの質の問題。
もともと人件費の低さと税金の安さを買われて外資が進出してきた部分があるのだけど
人件費が上がってきたこと、海岸部の開発は進んでいるものの
内陸部が進んでいない。
内陸と海岸部の格差が出始めていたり
海岸部からは外資の撤退が始まっていたり
不動産バブルが終焉を迎えていたりと
かなり危ない状況だったりする。
外資が去った後に産業が残ればいいんですけど。

韓国、中国共に経済的には厳しい状態だったりします。
それが直で来るのが労働者と消費者。
そのはけ口として反日。

中国の場合、共産党への不満をそらすためというのもあるんですが。
中国の反日デモって、実際には格差に対するデモ
ひいては指導部、共産党への不満でもあるので。
韓国中国ともに
『憂さ晴らし』の面がある。

変な言い方をすれば内部統制の一つに
日本叩きがあるという非常に困ったところ。

そういうものとは言え
内政干渉になってしまうので、突っ込めない。

変な言い方をすれば、
彼らとは認識が違う。
育ってきた環境だったり、教えられている物が違う。
彼らからすれば教えられた正しいことを主張してる。
それが間違っていることも知ってるのかもしれない。
でもどっちが正しいのか分からないのかもしれない。
そうなれば元々教えられた方に行く気はする。

韓国人がおかしいのではなくて
そういう風に教えてきた政府に問題があるのでは。
最近の嫌韓デモって韓国人を無差別的に排除してるけど
それは違う気がする。
大久保でデモをやる意味も分からない。あそこは基本親日の方が多いエリア。
あのエリアって韓国政府の教育が間違ってると知っている方も多い
そんなところでやるのもなんだか、と。

※だからといって朝鮮人学校は無料化すべき、とは思わない。
 在日にしても日本にいる以上日本人と同じ権利、平等であるべきであって
 特権を持っている以上バランスを取るのが普通じゃないかとは思うので。

タイトルでゲシュタボと書いたけれど
本当にやり口がえげつない。
まだ口で言うだけならまだいい。
大きな事件に発展しなければ、と祈るばかりだ。
韓国のやり口に疑問を持つ国は多いが
それだからといって事件を起こしてしまえば
悪い方に世論は変わる。
そうなったとき彼らの逃げ道はデモからランクが上の行動にならざるを得ない。

またこういう過激なデモが起こる背景は
中国と韓国でも話したとおり。
単純に相対的な貧困感から来るのかもしれない。
こういう状況が起こりうる経済状況、社会構造となったとも言える。

もっとも
こういった現象はアメリカでもオキュパイと言う形で出てる。
確か他の先進国でもよく見る光景となりつつある。
この辺り
アメリカもユーロも構造的不況なので
どこも一緒とは言える。

なんというか
デモをやる前にやることがあるんじゃないのか。
ストレス発散のためにデモにいくよりも
副業始めるとか、貯金するとか
勉強するとかあるような気がする。

これは率直に
貧乏だから強盗してもいいよね
と言ってるようなもの。

デモをやる権利があるので
やりたければやればいいと思うのだが。
ただ日本の歴史上、デモでひっくり返った例はない。
一揆で地域の不正がただされた事はあっても
革命は起こらない。
それであればまっとうな方法で
生活向上する方法を考えた方がいいと思うのだが。

吉田茂元首相が在日朝鮮人を全員強制送還しようとしてた件

こういうのもあるけどね。
ただ全員がそうだとは思わないし、戦後の混乱期だから
大目に見た方がいい部分もある。

今更聞けない欧州財政危機

今更な話だけど、欧州で起きてる混乱って何?
ギリシャ、ソブリン、デフォルトって何?


ということで
ユーロ危機の解説をしてみようかなと。

ユーロ危機を説明する前に
ユーロって通貨について。

こちらウィキペディアのユーロなんですが。

ユーロって元々EU諸国での流通の簡易化が目的だったんですな。確か。
要はフランス国内ではフラン
隣のドイツではマルク、というように
隣の国に行ったら通貨が使えない、ということをやめましょう
というお話。
各国同じ通貨であれば、物流も消費者も使いやすい。
そのため実際に貿易が活発化してます。
また同じ通貨なのでサービス価格もわかりやすくなったんです。
要は物の価格がわかりやすくなったので、価格競争がしやすくなった。
なので国を超えて企業間競争が活発化したんですね。

また中銀的にはインフレターゲットの達成
今日本で言うインフレ2%を達成するのにも一役買ってる。

ただこれって
通貨価値を固定させる、って事でもある。

韓国と日本を一緒の通貨にしたとしましょう。
まずあり得ませんけどね。


この場合問題が出てくるのが
韓国と日本、経済構造の違いです。

韓国はGDPにおいて貿易が占める割合は60%
日本は10%程度です。
よって仮に統一通貨が高くなったとき
日本はそこまで大きな打撃を受けないけど
韓国は国家破綻の恐れが出てくる。

物価についてもそうで
欧州は隣接しているから物価の差が激しくなりませんけど
ウォンは日本円の1/10。
よって高い円に統一通貨を合わせた場合
韓国の物価も1/10。
死にますw
その逆の場合(物価10倍)も死にますw

簡単に言えば、
経済構造とか経済状況なんかが同じ国でないと統一は出来ないんですね。
輸入大国と輸出大国が統一通貨なんか使うと特に。
政策も全く反対になるため
片方は富み、片方は破滅する、という構造になってしまう。

加えて基本中央銀行が紙幣発行権を持っている
政策金利の決定を行うのも中央銀行。
各国に中央銀行があるけれど、欧州の場合欧州中央銀行(ECB)だけができる。
ただし国債発行は出せるけど
紙幣発行と金利の二つをおさえられていると
どうしようもないところがある。


人件費の安い南欧にお金が流入したり、逆に高いドイツなどではサービスを安価にせざるを得なくなるなどもある。


実際欧州で起こっているのはそれらが原因で起こってる。

ドイツ、フランス、イタリア、スペインは経済成長率ほぼ0%
アイルランドは5%
当然経済政策はかわってくる。

またユーロの中は固定相場でも
ユーロの外、ドルや円に対しては変動相場。
よってユーロ外での取引が多い国はもろに影響を受ける。

ギリシャの財政問題でユーロ安になったため
ユーロ安で得をするドイツ、フランス、オランダあたりはインフレになり
他国ではユーロ安の影響で産業が伸び悩み
赤字国債が出て、財政が悪化してしまった国すらある。

通常であれば、粉飾決済したギリシャにペナルティーがいくはずが
欧州全体に波及してしまった。
それがプラスとマイナスで明暗が別れた形。

こうなったときにインフレになった国にインフレ対策をすると
財政悪化した国に打撃を与えてしまう。
その逆も然りで、どっちつかずの状況になってしまった。


で、前のECBの総裁はインフレ対策を実施
政策金利を上げた。
これでユーロは持ち直したものの、政策金利をあげた事で
債務国の財政を圧迫。
この頃にはもうユーロ高にして国内産業の安定を図ろうとしても
債務が大きすぎて政策金利上昇のダメージをもろに食らった形になった。

結果的にいえば
ギリシャの債券は年利回り150%越え。
日本が1%切ってるのを考えればどれだけすごい金利をつけてるか分かるかと。
その債務のうち半分放棄するという政策が出てしまったりする。

それでもまだ解決には至らないどころか
イタリアやスペイン、ポルトガルにも火花が、と言う状況。
それが最近キプロスに、というお話。

もっとも今は安定してきてますけどね。
ただ今後悪化する可能性もあるんですけど。

もう一回動乱があるとしたら来年以降ですが。

2013年4月2日火曜日

マジヤバス!! 第二次朝鮮戦争の勃発の可能性

http://www.watch2chan.com/archives/26262990.html
【速報】 ついに韓国から避難勧告!まもなく第2次朝鮮戦争が始まる見通し

まだ外務省から通達は出ていませんが。
かなり笑えない自体になってます。

米国政府は無視するようですが。
ただ今までのアメリカと違うのは
政治介入しないかもしれないってことです。
これはエジプトやシリアもそうでしたけど。
アメリカが防衛に入る可能性が以前よりも低い。
国連の決議は通るでしょうけど。
こればっかりは中国もフォローできまいし。

ただ2ちゃんでも話があるように
ここからソウルですらかなり近い。
戦争となったとき
しかも今回核飛んでくる可能性を考えると
笑えない。
さすがに本当に戦争となればアメリカも圏内。
動くとは思いたいんですけどね。

しかしながら
アメリカと日本的には都合がいい部分もありますけどね。
朝鮮戦争の時
軍需産業のおかげで景気回復してる。
これで日本は景気回復に弾みが付くかもしれないし
アメリカは糸口が見えるかもしれない。

なんか他人を食い物にしてるようでいい気分はしませんけど。
歴史は繰り返されるとは言いますが。

ただこの戦争に参加したいのは欧州かもしれない。
今借金で言えば欧州が一番まずい。
多国籍軍派遣となったとき
一番に名乗りを上げそうなのは
イタリア、フランス、ドイツ、イギリス。
このあたりかも。
射程に入っている可能性があると理由をつければ
この辺の国も参加できるし。

そう考えると
歴史はまた繰り返す、というのは本当に皮肉。
戦争が再び景気回復の道具にされる。
しかも先進国全てが不景気故に。

勃発しないことを祈りたいけれど
勃発してメリットがある国が多すぎる昨今
回避できるのか、疑問符はつく。

さて、今後どうなるか。

物価上昇の後に控えている「あれ」とは

1年後の物価「上がる」74%=生活意識アンケート―日銀http://www.jiji.com/jc/zc?k=201304/2013040100940&rel=m&g=eco
「黒田日銀」追加緩和へ=国債、リスク資産購入拡大=3日から初の金融政策決定会合 先行き、回復傾向定着=日銀短観で-国部全銀協会長

回復速度はゆっくりであるものの
景気が上向き、という認識が広がりつつある感じですね。

ただ以前ココでも書いたけれど
物価上昇はしても賃金が上がらず
スタグフレーションになるのでは、という認識が広がりつつあるようです。
ツイッターで見ていても
賃金の話題は出てきてますしね。

今連合との交渉を行っているそうですけど
それがまとまらなければ、景気回復を止めてしまう恐れも。

正規雇用については賃金上昇がほぼ確定してますけど
非正規雇用についてはまだ進んでいない。
ここが勝負墓分かれ目ですね。

物価上昇の後に来るのはスタグフレーションか、賃金上昇による好景気の到来か。
さて、一年後どうなることか。
前者の可能性が結構あり得るだけに
警戒感はありますけどね。

後日核予定でいますけど
賃金の上昇も率直に言えば難しい。
ある程度の上昇は見込めても
大幅に増えるって事は考えにくい。
小売りやメーカーも利益おさえて安さ取り来ているので。
大きくは変わらない。わずかに増える程度かもしれない。

民主政権期にいわれていた
時給千円まではクリアできるかもしれないですけど
それ以上は難しいかもしれない。
生産性の向上が進んでいるので
雇用が増えるかというのも難しい。

なので、
賃金上昇を期待するだけではまずい。
自分で別な道を模索していくしかない。
昔みたいに終身雇用が期待できるわけでもない
年金でくらせるというのもなくなってしまった。
新たなスタイルを見つけることが後々安心して生きていくために必要なのかも。