ninja

2013年4月23日火曜日

不良債権処理と産業立て直しが急務、なアメリカ

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE93G00N20130417?rpc=188
米FRB、雇用の責務をこれ以上重視すべきでない=地区連銀総裁

これは確かに。
アメリカの場合
雇用の問題じゃない。

中国に生産を移した関係で雇用が落ちたのは事実。
加えて本業では食えず、金融(ローン金利)で食っている製造業。
ITと金融でなんとかしてるのがアメリカ。

同時に格差が広がった点がある。
これは資本主義の宿命と言えるのだがそれに対する対策がされていない。

この辺はもはや構造上の問題になる。
雇用だけで何とかなる問題じゃない。
社会構造の組み直しから始めないと直りそうもない。


厳密にいえば
アメリカだけではなく
他の先進国でも似たようなことが起こってる。
金融で食っているのは日本も同じなのだが
日本に関しては産業がほぼ残っている。
※というか、アメリカとイギリスその他の国の産業をぶちこわしたのは日本。
 トヨタと日産の車が入ってきたために、主要メーカーが軒並みつぶれかけた。
 実際フォードとGMは全く車が売れなくなったため金融ローンで何とかしのいでる。
 車と同じ事が他の産業でも起こっているため
 この不況のきっかけといえなくない。
 ある意味日本にマックとマイクロソフトがない事が救いとも言えるw
 これで日本に一からマックを作る力があったら完全にヤバイ(ヤバイ超えてるw)国だw

中国にラインを移したため技術や産業が流出した
と呼ばれているがちょっと間違っている。
技術流出ではなくて雇用機会を奪ってしまったことと
コストダウンと共に安い製品が出回ってしまったことが問題とも言える。

技術が流出したかどうかはまた別。
それは自転車のシマノのパーツが海外で作られていないことから分かるし、
韓国や中国産の電子パーツは不良が多い。
※実際のところ、シマノのパーツについては他国でも使っていたりする。
 この辺も日本が(悪いわけではないが他国的には)悪い。

今後中国からの撤退が始まると思われるが
それが本国に戻ってくるかどうか。
もどってくればアメリカは回復するかもしれない。
ただリーマンショックまでに発生した不良債権はかなり膨大。
日本のバブル崩壊時の数倍とも言われている。

なので
まずは不良債権と企業の体力回復
および設備投資によるイノベーションの実現。
加えて言えば産業の立て直し、それが進んだ段階での雇用、となる。

いきなり雇用をどうにかしろと言われてもまずいだろう。
日本に頼るか、適切な立て直しを行うか

アメリカはまだまだ先は長そうだ。

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