ninja

2013年4月29日月曜日

今更聞けないリーマンショックのこと

そう言えれば
リーマンショック、という話もたまにあるので
ちょっと説明を。

その前に、リーマンショックの原因になったものに
サブプライムローンというものがあります。

ちょっとこれについて触れときたいと思います。

サブプライムローン、というのは
ローン審査に落ちた人に対して多少割高にする代わりに、
ローンを組めるようにした金融商品です。

ローン審査に落ちる、ってことは
低所得者、お金がない人向け、ってお話です。

悪い言い方すると
ヤミ金みたいなやり方、といえます。

で、
このときにサブプライムローンの対象になったのが
不動産。

おそらくこの辺で感づく人もいるかもしれませんね。
特に4~50代。

サブプライムローンが出来た背景として
『アメリカの不動産価格上昇』
があげられます。

要は

不動産が欲しいけど、お金がない
サブプライムローンで買う
不動産価格上昇
ローン払えなくても、不動産を売って差益が出る

という仕組み。

しかも世知辛いお話で
低所得者がこれを始めた理由が
借金返済のためとか
入院費とか、どうしてもお金が欲しい人向け
だったりします。

普通の人はサブプライムローン使わなくてもいい訳ですからね。


オチはわかりやすいですよね。
特に4~50代。
不動産価格の下落により
売っても利益が出ないどころか赤字、
それにより利用者の債務延滞、不履行が多発
というお話に。


日本のバブルと同じ事が起こってしまったんですね。

サブプライムローンを売りまくったのが金融会社なんですが。
そのサブプライムローンの債券をまとめて
債券商品として市場に出してしまった。
もっとたくさんの人に売りたいから
資金調達のためにデリバティブにしたわけです。


利回りいいですよ、そりゃ。
普通のローンよりも高い利回りつけてましたし
不動産バブルで安全性も高いとか
フィッチといった格付け会社のお墨付きすらついてた。
安全で利回りも良ければそりゃ買います。
主な投資先もないところは真っ先に飛びついた。


世界に火が回った理由は
それを世界の金融機関が買っちゃったこと。
日本はバブルを知ってるから一切買わなかった。
この辺はちゃんと学んでますw
※日本国債という世界一安全な金融商品があるのもありますけどw

当然ながら前提であった
アメリカの不動産バブルが終わったことにより
サブプライムローン債券を売り合う話となってしまった。
ただもう破綻が決まった債券なんて誰が買うの、と言う話。

もっとも、
この辺の危険性は証券会社、リーマンやゴールドマンサックスも知っていたようで
身内には『買うな』『やるな』と口酸っぱく告げていたようですが。

で、その総本山の一つのリーマンブラザーズが破綻。
投資会社でもあるのでリーマンから投資してもらっていた会社が連鎖的に
と言うお話に。

もっともアメリカ政府が見殺しにした点もあるんですけどね。
これ以上はまずいと言うことで、ゴールドマンサックスは救っていますし。

アメリカ版バブル崩壊は日本の数倍の負債を抱えることになってしまったようです。
ハタ魅惑な事に世界中に被害をばらまいて。

もっとも
日本の企業は副次的に食らった、という感じではありますが。
日本的には問題なかったけど
外国の取引先が食らったため……という感じです。


未だに不良債権が残ってる今、
アメリカの復活はいつになるやら。


春の訪れは来るんでしょうかね?

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