ninja

2013年11月30日土曜日

政策と税金のあるべき姿

特定秘密保護法案が衆院で可決。
おそらく参院でも可決されるでしょうが。

僕自身はこの法案自体には賛成。
機密防衛としては必要。
実際にロシアでも事件が起こってる。
ただ、乱用の危険性がある現状の法案は可決すべきではないとはいえる。
要はすべて秘密にされてしまう可能性や、どうでもいい秘密や公開すべき秘密を調べると罰せられるという戦前かよってお話になる。
それはまずい。
最終的には戦前に逆戻りになる。

消費税にしてもそうなのだけど
なんというか国益の意識がないと言うよりも
政府は国を支配しているから好きにやっていい、という感じがしてしまう。


政策は国の経済や文化などの流れをコントロールするもの。
ドミネーション、支配や威圧するものではない。
セキュリティーとしての法案は必要、ただそれがドミネーションに利用されるのはまずい。
消費税をはじめとした税制や政策は
産業や所得の拡大、抑制、コントロールに使う。
そこを勘違いしている気がする。
思い通りに、官の都合のよいようにするのが政策、税金ではない。
あくまで民間の活動の潤滑、だったり抑制。

政とは何か
今の政府にはそれが抜けているように思えてならない。

価値観を疑うこと

http://blogos.com/outline/71619/
ハーバードって、まともだよね。

ブログスの茂木さんのブログからなのだけど、
『標準化』って大学以外にも及んでいるだけに笑えない。

今回の大学の場合。
これはちきりんさんも話していたけれど
日本人に英語って必要か、というお話。

日本在住の人が海外に行くことはあっても、海外で仕事をする可能性は高くない。
日本で生活することを考えると英語は不要。
もう一つ言えば、海外に出向の場合日本法人が多くあるため
日本語だけでなんとかなってしまう。
最低限の英語は必要とは言え、TOEICが必要なレベルではなかったりする。

また出向先はアジアが主で、
英語よりも中国語フランス語、スペイン語が必要なケースが多い。

英語にしてもそうなのだけど。
イギリスは別にしても
アメリカの場合近年アングロサクソン系よりもラテン系人口が増えている。
あと、フランス系。
これ、簡単な理由でカナダと南米から移住者が増えているためで
英語よりもスペイン語やポルトガル語、フランス語の方がよく使うというエリアも多い。


なんというか
英語が万能みたいに思われているが
本当にそうなのかって点にも目を向けるべき。

英語が話せることが標準
英語が出来る事が標準、と思ってはないか。
それが当たり前だと思ってないか。
単純に言語利用で言えば中国語が一番多い。
もしかしたら中国が標準になる未来が来るかもしれないし。
ラテン系の言葉が標準になる可能性だってある。

ちょっと離れたけれど。

学生とか人間を計るのに対して定形ってあるのか、というお話。
有名どころで言えばエジソンなんかそう。
彼は今の日本社会では生きていけないでしょうね。

もっとも日本の大学が官僚を作るやり方になっているのを思慮すれば
致し方ないとは言える。
センター試験って典型的な事務処理速度の試験。
どれだけ正確に処理が出来るか。
そういう試験だから。

それこそ官僚を大量生産する、というか
日本のルールに則った人間を作る製造工場みたいなところではある。

ただ天才とか何か新しいモノを生み出す人ってそういったものから外れている人達。
そういったものから離れて俯瞰しているからこそ見えると言うべきか。

当然ながら
そういう人材って普通の見方をしていない。
そもそもその普通というのとか常識というものから逸脱している。
茂木さんの言う例外に当たる人達だ。
そういう例外に当たる人達を排除するのが今の日本。
アメリカではその例外の存在を認めている。
これは文化的な差異もあるでしょうけどね。
だからジョブズのような人間が日本から生まれないのかもしれないですけど。

みんな同じ、当たり前とか
そういう認識をやめること。
当然とか当たり前を疑う事。
日本が変わる第一歩ってそこのような気がする。

そういう常識、当たり前ってローカルな認識だったりする。
日本だって先進国とはいえ
他国から比べたらローカル。
日本での常識が田舎の常識だって考えたら
案外それが怪しいと思えるのかもしれないんですけどね。

動画と広告と今後のメディア

ミスチルを始めとしたアーティストがyoutubeにてチャンネルを持ったり
コンサートの数がずいぶんと増えた。

昔であればCDが売れて何とかなったのだけど
今はCDが売れないせいでコンサートやイベントで収益を取るようになってる。

これはアニメーションなんかでもそう。
アニメーションなんかだと売り上げの半分は物販。
DVDの売り上げ等で何とかする場合が多い。

またイベントの場合、販促と言うことで声優さんに人件費がかからないか
かなり安く使える場合が多い。
これが声優に限らずモデル、俳優などにもいえる。

こういったイベントを使って安くDVDを作ったりして売り上げを上げるというのは良くある。
雑誌のグラビアでも似た傾向はあるし。


音楽、というよりも映像も含めて
youtube、ustream利用というのは今後も増えてくるでしょうね。

業界側からすれば
CD頭の物販よりも在庫リスクが小さい。
youtubeやニコニコ動画だと再生数に応じて収益が入る。
ここが重要で、ミスチルならミスチルの過去の音源が変わらず収益源となる。

過去の音源から利益を出すとすればカラオケからの著作権料ぐらい。
それを考えると新たな収益ベースとなり得る。
アップしている音源が多ければ多いほど、収益は良いし
サイトが増えれば回転率はあがる。

おそらく映画でこれをやるとすれば
キャプチャごとに区切るやり方になる。

もっともyoutubeではCDに取って代わる収益源とはなり得ないでしょうけど。
ただ曲の数が多ければ多いほど収益源としては成り立つ。
おそらくサザンあたりは十分収益になるのではなかろうか。


動画を使わないテキストやイラストなんかだとこういうやり方は出来ないですけど。
ただテキストに関しては有料メルマガって手も一つ。
もっとも有料メルマガは今有効なエッジかな、という印象はしています。

イラストや漫画に関しては課金は案外有効だと思いますが。
電子書籍を考えた場合、イラストを使う分野に関しては
電子書籍の方が収益は見込めると思ってます。
テキストに関しては、電子書籍難しいかもなぁ
というのが印象。
端末によっては凄く読みにくいので
そこをクリアできない限り難しい。
仮に出来たとしても
書店で読むのと違って立ち読みが出来ない。


ただ長期的な目で考えた場合
広告つけて無料で楽しんでもらう方がいいのかな
とは思ってます。
右クリ禁止等つけてになりますが。
※最近まで知らなかったけれど、トレンドアフィリエイトという手法となりつつあるんですねw


やり方次第では音楽や文筆でも食える時代にはなってきた。
ただ同時にSEOやwebの知識が不可欠になったともいえる。
もっともそういった収入が確立しつつあるというのは
ネットがメディアの一つとして認められてきたともいえる。

ニコ動然りだけど。
今後コンテンツのアクセス数に対して課金がされる方式をとるところが増えるだろう。
テキストコンテンツだとまとめサイトなんかも。

個人が情報発信できる時代になってきたけれど
こういったモノを受けて本格的になってきた。
アフィリで儲けようとする人だけでなく
普通の人も利益を出せるようになるシステムが出来てきたといえる。

昔だったら同人誌作ってる人に声を変えたりしてたけど
今はネットがメイン。
音楽も文筆もそう。
そのうちネットやってないとデビューできないって事にもなりそうな気が。