ninja

2013年3月25日月曜日

賃金問題は解消されるか。

自民党が政権を取ってから
米ドル円 77円→96円
と約20円も動いたわけですが。

ここまで行くと
物価も上がります。
実際値上げを宣言している企業が増えています。

当然なんですけどね。
だって材料輸入しているのがほとんど、
原材料費が高騰すれば、当然値段に跳ね返ってくる。
ここまで急激な値動きだと企業努力では無理。
へタすりゃほぼトントンの値段になってしまう。
上げざるを得ない。

確かに
値上げってやりにくいことではあるんですけどね。
今回どこまで動くかが分かっているかで勝負の分かれ目になる気がします。

100円未満が好ましいというという発言をしてはますが
厳密に言えば
急激に動くのは困る、短期間で動いても100円まで
というお話であって
今年の夏ぐらいに100円を超えたとしても
為替介入で95円ぐらいまで下げる、ということは考えにくいんですな。
チャート見る限りだと行って126円。
もっともこれはほんとに長期的ですけどね。


輸出企業が強くなるので
緩やかに円安になることはありがたいと言えるんです。
ただ今回は急激すぎた。それが問題。
3/23現在で日経平均が12,000ぐらい。
直近高値が12,600だったはず。
で、長期スパンで見ると15,000がリーマンショック前の高値となるので
そこまで戻すかどうか。
これも輸出系や円安の恩恵を受ける業者が引っ張っていて
マイナスになる国内業者は軒並みマイナス。
日経平均に引っ張られて米ドル円も伸びるんじゃないかな、とは。
だから、
まだ上昇は終わらない。

おそらく今年2~3回値上げが起こると踏んだ方がいいのかもしれない。
動きに耐えきれずにつぶれる企業もおそらく今年の夏以降出てくる。
案外、早めに値上げを決断したところの方が生き残るかもしれない。


閑話休題。
基本原価と粗利は共にあがる。
原価だけ上がって粗利があがらないことはない。
利益比率の問題があるので。
結果として通常は賃金や設備投資等にお金が動くのだけど
なんか、今回は貯める方に動きそうな気がする。
マーケットにお金を流さないと流動性が確保できず
結果として自分の首が絞まる。
なんかそんな事態を招く気が。
本当にそれが起こりかねないなってぐらい、賃上げの話題が出ない。
スタグフレーションを起こしたいのかな。

ローソンやいくつかの小売業で
正社員のみ給与を上げると報道されてるんですが
正社員って全社員のうちどれぐらい?
小売りだと店に1~2人いていいぐらい。
割合として1割いるかどうか。
なんというか、正規雇用が有利になるのは致し方ないとは言え、
一番多い非正規雇用にお金を落とさないと意味がない。

安倍さんは経団連にも働きかけているようだけど
非正規雇用の賃金が上がる日は来るのか。

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