という記事で農作物がコモディティー化してるという事を書いたのだけど。
補足までに農業コモディティーの話を。
コモディティーというのは商品先物銘柄の中でもファンダメンタルズ、
いわゆる天候とか地政学等々の変動リスクの影響が小さい商品を
コモディティーと呼びます。
要はお米で言う凶作とか天候不順の影響が小さいってことです。
もっともお米もコモディティーですけどねw
歴史では凶作で飢え死に、大飢饉とかありましたが。
現代の飢饉って政治的な状況が強いんですね。
北朝鮮とか南アフリカの政治不安定な国々ですね。
言い方悪いですが、政治が引き起こした飢饉といえます。
漫画で百姓貴族という本がありますが、
作中にジャガイモ選別の話があります。
形が整っていなかったり
腐っていたり
小さかったり、大きすぎたり。
要はマーケットに出せないものが大量に出てくるという話なんですが。
あれ、
いくら何でも多すぎだろ
ってぐらいダメなのがでてます。
祖父母の家が農家だったので分かりますが
結構適さないものってでます。
出荷できるのがわずかで、
大体が周りの家との物々交換、親族用だったりする。
わずかといってもちゃんと生計が立つんですけどね。
白菜とか大根とか。
ジャガイモ以外だと。
中世、フランク王国が出来た頃と
現代の収穫高って実は100倍ほど差があるといわれています。
まぁ普通に育てて3倍だったのが300倍というと
どんだけ効率よくなったんだ、という話です。
ちなみに効率がいいと400~500倍というお話。
こういった資料を読むと
農業の発展ってすごいもんです。
結果として飢饉干ばつに対して影響を受けにくくなった
それ故に、マーケット的値段が安定しコモディティーとなった、
という結末を迎えてしまったと言えますが。
いいことではありますが、生産者から言えばビジネスとして成立が難しくなったともいえます。
おそらく生産調整をかけているような
ほかの農作物も同じ性格を持っているのでは。
ただ
効率が上がったのは農作物だけですかね?
長いので続く→
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