ninja

2013年3月31日日曜日

経営の基礎を忘れた企業はブラック企業になる。

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/22350
日本には「志」の受け皿がない—日米・人気就職先ランキングから考える

日本人の大卒学生の多くが大企業志向という記事を読んでましたけど
ココまで酷いとは。

僕自身が勤めた会社がすべて倒産したということもあって

企業はつぶれるもの

という認識が強いのもあるんですがw


近年でも
シャープもそうですし
地元の日立製作所もそう。
震災以後版元も揺らいだところ多かったですしね。
当たり前だけど絶対安全って企業はないし
今後つぶれる企業って増えるでしょうね。
ちょっと今回のお話とは関係ないですが。


企業も近年社会貢献を打ち出していますが
実際のところ形だけのところがほとんど。
むしろ逆のことをやっているところもあるぐらい。
会社の社会貢献とか企業理念とか、
中の人間からすれば本当にきれい事言ってるなぁとしか。

報道や出版で真面目にやろうとしてる子たちって
本当に幻滅するでしょうね。
利益のため、売り上げのためにねつ造もやるし
でっち上げもやる。
煽りもやる。

僕のいた会社はアダルトだったけど
率直に
整形してボリュームアップ、シェープした体の映像を撮ったり
嘘っぱちのインタビューを掲載とかって罪悪があった。
顔も加工したりとかね。
読者的にはオカズにできればいいかもしれないけど、
こちらから見ればだましてる。
内心気持ちいいもんではない。

ただ
申し訳ないのだが
なぜ今更『社会貢献』という言葉が出てきたのか。
『社会的責任』とかもそう。
これってブラック企業が生まれる遠因ではなかろうか。

経営学の基本に
会社の存在意義は社会的な評価、貢献であり
利益はその副産物、というのがあった記憶がある。
記憶が正しければ
経済学にもお金からの見方と社会的な価値から見た経済学がある。


要するに
今更基礎の基礎の話がクローズアップされ
各会社で実践していきましょう、という
なんとも奇妙な話なのだ。
これは逆を言えば、
その会社は基礎の基礎をおざなりにしてきた
とも言える。

金銭報酬と社会的貢献とか名声というのは両輪。
当然ながら片輪では動けない。
今の企業を見ているとお金のためになっている、
それが結果的にブラック企業を生み出している。

社会貢献だけでは運営できないし
利益追求だけでは最終的にはサギを行いかねない。
その意味では
アメリカのような
政府組織とかNPOが上位に来るって
利益追求な企業が増え、
金融が総生産の2~3割を占めるアメリカにとって
まだ望みがある話と言えるかもしれない。

逆に
日本はどうなんだろう。
心配になる。

かつてはそういったものがあったはずなのだが。

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