ninja

2013年4月9日火曜日

5分ぐらいでわかる犯罪学。

タイトル通り簡単に。

犯罪を起こす原因を社会学的かつ統計的に分析すると

・相対的貧困
・犯罪抑制するものの有無

の二つ。


相対的貧困、とは書いたものの
要は
みんなが持っているのに、自分は持っていない
ということ。
変な話だが
お金以外でも貧困というのがあるといえる。

仕事がない
彼氏や彼女がいない
特定のゲームや、ツールを持っていない
学歴がない
とか。
コンプレックスですね、わかりやすく言えば。

範囲としてはコミュニティー内の相対。
ただ犯罪の対象がそのコミュニティーになるかは別問題。



犯罪抑制するもの、というのは例えば規律とか、ルール、人の目なんかがそう。
環境面とか心理面、感情での話デスね。

犯罪をしやすい、犯罪をさせるハードルを下げるものがあると
犯罪を起こしやすい、ということです。

例えば
周りでみんな万引きしてる。
みんなやってるからおれもやる
とか。

親からそう教わったから
何らかの形でセルフルール、暗黙の了解みたいなものってあるんです。
または、宗教とか教育でも。
このへんはオウム真理教の一連の事件とか
日本赤軍とか
最近で言えばイジメなんかもそうかも。
実際疑問を持てば、それで歯止めがかかる。


あとは
「できそう」
割れ窓理論に代表される
「できそう」だからやった。
これは地域環境とかやりやすさですね。

お酒飲んでる、簡単に言えば身体的な理由。

心理的、環境的などのハードルを下げる要因があって
犯罪に至る、ということです。

かみ砕いて言えば

・あいつがもってるからほしい(自分がもってない、取られた)
・したい、って思わせる理由付け(意識無意識含め)

ただ抽象的に書いているのは
細分化するとかなりのケースがあるんですね。
だから、これらがいくつも積み重なって犯罪に繋がるって事です。


店が汚い、陳列がおざなりってだけで
狙いやすい、になってしまうし。
防犯カメラがあるから、で狙いやすいになってしまう。
※5~6年経つと必ず改装が入るため、防犯カメラの死角が出来てしまう。
 それを突く例が案外多い。

やる側、やられる側に理由があるって事です。
一因がたくさんあって、それがたまたま重なって、って考えた方がいいって事です。


よく精神障害者は犯罪者とかいう話がありますが
統計的に全犯罪の1パーセント未満。
数えられるほど、しかも軽犯罪。

遺伝的関係、というのもないし、先天性障害、脳による障害なんかも
統計上関係ない。

性格的な要因、というのはさっきに上げた
犯罪しやすい要因の一因とはなり得るけれど
それが必ずそうなるとは限らない、ってことです。

ニュースを見るときは
その辺を気にしてみてみると
驚くほど自分にも当てはまることがあったりします。

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