ninja

2013年6月11日火曜日

マーケット分析とパクリ

http://www.ikedahayato.com/index.php/archives/24487
事業アイデアを模倣されることについて—「パクリ」は美しくないが、止められない


これはITに限った話ではないですけどね。
結構話をしているけれど
出版は特に多い。
専門の出版社でない限り、企画をコピーされる可能性は高い。

これはキツイ言い方をすれば
出版社の悪習となりつつある。

しかもこれがやっかいなことに、早いほうが儲かる。
なんというかITと一緒orz
ただ凄いスピードで先細っていくけど。


まぁそもそもの問題は
営業にマーケット能力がないことなのだけど。

ただ単に「これが売れている」とか
「これが人気がある」と言うことではなくて。

いわゆる先見がないってこと。
ブームに対する先見性、それこそ社会情勢から分析して
こういったものが流行るとか
こういったものが受ける、というのがない。

実のところ
きちんと社会情勢等々分析が出来ていれば
見当が付くのである。

作家さんやブームを作る人でそういった分析を計算できる人は多い。
心理学的、経済学的な分析をかけて。
学問の応用が出来ている人、とでも言うべきか。

例えば
アニメーションで言う『まどかマギカ』『エヴァ』『DEATHNOTE』など
メガヒットを飛ばしたアニメーション、漫画って
分析していくと現代風刺や社会風刺、批判+それがどうなっていくか
なのである。

これはドラマとか創作系全般に言えるのだけど。

社会についての関心の深さと考察、それを作品に反映させるセンス。
それがない限り作品は作り得ない。

よく作家はセンスがないとできない、という人が居るけれど
実際にはどれだけ社会を理解しているかであり
社会経験がない人や社会への認識が薄ければ当然作家にはなり得ないし
創作活動、ライターとしては致命的な傷になる。

ブームはどこから出てくるか。
結局のところ、世の中の動き
この後どうなっていくのかを注意深く見て考えているから
流れが見えて、それに合わせたブーム、流れを作ることが出来る。

結局は社会との親和性だったり見方、分析の仕方、角度の問題だったりする。

ちなみにいうと社会情勢や流れが理解できる人、それこそヒットメーカーほどマーケット分析をしないことも付け加えておく(検証のために分析することはあるが、軸にはしない)。

マーケットを表層的に分析する人ほど社会を知らない、今を知らない。
それらが深く関わっていることを知らない。
マーケットってどうやって作られているか、それに対する考察がない。

マーケットを構成するものは人、それこそ社会。

キツイ言い方をすれば
マーケターとしてのレベルの低さが今の類似本の乱発を招いている。
パクリについてはもはや論外。
マーケットとのコミュニケーションすら拒んでるように見える。
当たり前だけどお客さんを拒んだら商売は成立しない。

こういう手法の末路はおおよそ見当が付く気はしますけどね。

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