ninja

2013年5月8日水曜日

違法アップロードをどこまで認めるか

http://news.nicovideo.jp/watch/nw604049
違法アップロードと海外オタク

これはちょっと考えてしまう点。
違法アップロード自体は問題ではあるのだけど
これ自体が販促になっている部分は否定できない。

海外で人気が出たとすれば
違法であったとしても
先行投資となり得る。
マーケット開拓となり得るし、海外での発売がしやすくなる。
国内でも販売にプラスになる可能性もある。
というより
違法アップロードとは違うものの、
madムービーから視聴→購入となる例は結構ある。
もちろんこれが逆効果となるケースもあるのだけど。

ドラマやアニメーション以外でも
音楽やスポーツに関しても同じ事が言える。

もちろん映像コンテンツだからこそ、言えることで
これがソフトウェアだった場合はまた話が違ってくる。


ソフトウェア、特にゲームだとコンテンツ全て手に入れることになる。
違法アップロードによって
売れなくなり損害が出ていると訴えるメーカーもある。

グーグル検索にて
アドレス+タグを入れると実際にサイトに飛んだ回数が分かる様になっている。
それで人気タイトルと人気のないタイトルを調べたところ
当然ながらアクセス数に開きがあった。
ただ、そのすべてがダウンロードしているわけでもない(分割で2~3回ギガ単位のダウンロードは厳しいのでは)。
ウィルスの可能性もあるので、ダウンロード率はかなり低めになる。

1サイトでの話だけど、複数の場合でも、損害が出るレベルか、というのには疑問がある。
だからといってアップロードを正当化するつもりもない。
この辺は別問題。
だとしても違法ダウンロードで売れなくなったというのは責任転嫁。
売れているメーカーがあって収益を阻害していないことを考えてもそれはいえる。

また最近adobeのソフトウェア(Photoshopとかillustrator etc)の一部が
無料開放(と言うわけではないのだが、公式で落とせる)されている。

もちろんシリアルキーをなくした顧客用ではあるけれど
これが今後新たな需要を生むかもしれない。
これも先行投資となり得る。


孫さんが昔
ネットは今後コンテンツで利益を出す
と宣言していたのがあった。
ブロバが下火になり始める少し前のことだけど。

コンテンツで利益を出す時代は続くかもしれないが
企業ではなく
個人がコンテンツを打ち出す時代になってきている。
企業はコンテンツマーケットの打ち出し方や
プラットホームを提案し
販売する時代になったのかもしれない。
もっとも企業のコンテンツ産業は残るだろうし
企業と個人が手を組むような作品も出てくるだろうし
出来つつある。

個人が自由に配信やコンテンツ作成が出来る媒体が出てきた時点で
違法アップロードって問題が発生の可能性はあったと言える。

そこから考えても
違法アップロード、ダウンロードとの付き合い方
それこそ漫画と二次創作ではないけれど
ガイダンスみたいなものとかをはっきりさせるべきかも。

もちろん、映像についてはだけど。
ソフトウェアはまた別に。

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