ninja

2014年2月14日金曜日

うつ病の話から見える日本の医療

加藤締三のうつ病の本を斜め読み。一部は同意するものの、内容的にはいまいち。

食事、栄養面の問題の可能性って全く否定しないし、実際にそういう事例もある。
もともと最後に来るのが精神科、必要な検査を終えてから来るためそういった検査が徹底できていない、それ故に栄養面が見逃されていることもある。

名前は知れていても、理解されにくいというのも一理ある。
家庭での療養よりも、病院の方での療養の方が早い場合もある。
なぜって家庭では分かっていても、そうだと割り切れているわけではない。
ならば理解が進んでいる病院やサナトリウムの方がいいとはいえる。

もっともこの辺はケースバイケースで、病院でいらんプレッシャーがかかる場合もある。
中程度であれば一人暮らしでもある程度緩和可能だったりする。
向き不向きあるけど。
自分にとっての不安材料とか、何に対して恐怖を持ってるかそういうのを分析して少しずつ軽減していく、わずかに自信を持たせるだけでも回復の兆しは見える。
社会への関わり方を見直すだけで回復するケースもある。

自分のことをどこまで客観視できるか。
それを分析できるか。

なんというか、
精神医療って薬物に頼りすぎたところがすごくあるし
そういう批判はかなりある。
実際正しいとは感じてる。

ただ鬱自体が再発率がかなり高い。
それであれば延々薬物投与が続く可能性が高いわけです。
それであれば薬物を使わない方法、森田療法なんかが代表例だけど
そういうものをメインに持ってきた方がいい気はしてる。

一番の問題は
日本の医療が予防型ではなく治療型になっている点なのだけど。

だからこそ本来なら最後にたどり着くはずの精神科に
一番始めにいってしまうわけです。
必要な検査もないから判断がしにくい。これで適切な治療を受けられるだろうか。

当たり前だけど
病院に行けば何でも治してくれるわけじゃない。
あくまで最終手段であって、自分で気をつけ、たまに病院で検診を受けて予防していく。
なんかその前提が始めからないなぁ、というのが印象。

最後に痛い目を見るのは自分なのだけど。

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