ninja

2014年5月15日木曜日

「火焙り=サーカス」な世の中

仕事が忙しかった関係でだいぶあいてしまってます。

すみません。

 

今回のは秋葉原事件の加害者の実弟が自殺してしまった件。

率直にイメージの悪さゆえに彼女の両親に結婚を拒絶されたのは致し方ない。

それが普通の反応だろう。

もっとも、このあたりの問題は世間体とか

ある意味で日本の悪習ではあるのだけど。

 

今回どうよ、と感じたのがネットで炎上して集団リンチのような話になってしまったこと。

彼は当事者でもなく、ただ家族というだけのお話。

 

僕自身もあの事件の事を調べているので

ある程度は知ってはいる。

驚くのが、あの事件に同情というかそういうコメントって少ない。

たまに彼がああいう事件を起こした理由というか、気持ちは理解できる瞬間ってある。

労働者がそこまで必要でなくなりつつある世界

賃金の上昇も望めないし、出世も難しい。

僕自身会社が二度消えてるし。もしかしたら今後も同じことが起こるかも、というか起こると思う。

ワーキングプアとかなんかもそうだけど。

コメントがないだけか、見かけないだけで案外同じように感じている人って多いんじゃないだろうか。

 

そういった行動に移すかどうかの違いはあるだろうけれど

かなり危ないラインにいる人、そのラインにいるときがついていない人は多いのではなかろうか。

 

今回の炎上騒ぎから自殺までの話、不満をぶつける対象として彼を選んだのでは

と感じざるを得ない。

 

ネットにより距離が縮まった分、ネット上での村八分が行われているというか

それこそ公開処刑みたいな感じ。

タイトルどおり見世物としての処刑だった気がしないでもない。

ただネットで簡単に個人が特定される世の中。

不満をぶつける先が自分に及ぶ可能性が十分ある。

ルネサンス期のサヴォナローラのごとく自分に戻ってこないことを。

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